歯を白くするために行うホワイトニング!その中でも1回で白さを実感することができるのがオフィスホワイトニングです。しかし、このオフィスホワイトニングは「痛い」とよく耳にしますが、一体その「痛み」の原因は何なのでしょうか?

オフィスホワイトニングはなぜ痛い?その痛みの原因を解説!

1. オフィスホワイトニングで痛みを感じる原因とは?

歯科医によって使う薬剤も方法も違います

 

オフィスホワイトニングとは、歯科医院などで歯科医師のもと行うホワイトニングのこと。
歯を白くするために漂白剤やライト照射して行います。
よく耳にする「痛み」ですが、ではなぜ痛みがでるのでしょうか?

 

■薬剤が原因

 

オフィスホワイトニングで使用する薬剤は、歯を白くするために漂白剤が使用されます。この漂白剤には過酸化水素を主成分とする薬剤が約35%ほど使用されています。

この過酸化水素は私たちの暮らしの中でも使用しています。

例えば、傷などの消毒液や衣類などの漂白剤などが挙げられますが、これらの過酸化水素の濃度は約3~5%と言われています。
つまりその何倍もの強い薬で白くするわけなのです。怪我をした時に消毒すると痛いですよね?その「痛い」と感じる薬剤がホワイトニングでは高濃度で使用されているのです。痛みがあるのにもうなずけます。

■内部へ浸透し痛みとなる

 

オフィスホワイトニングでは高濃度の漂白剤を塗布し、薬剤の浸透を促すためにライトを照射します。この薬剤の浸透により痛みが出るのです。

歯は3層で構成されていますが、実は細かなヒビなどがあり、その隙間から薬剤が歯の内部へ入ってしまい、神経にまで到達してしまうとかなり激しい痛みとなってしまうのです。

■濃度や時間も関係あり

 

濃度や時間と痛みは比例します。

薬剤の濃度が高ければ高い程痛みが出る可能性は高く、痛みも強くなります。
そして薬剤を付けている時間が長ければ長い程痛みが出やすくなり、痛みも強くなる傾向があります。

 

2. ホワイトニングで痛みが出やすい人とは?

正しい使い方をしてもしみたり痛みが出る原因とは?

 

しかしホワイトニングは「必ず痛みが出る」という事ではなく、同じ薬剤を使用してもたいして痛くない人も…。

痛みが出やすい人とはどういう理由が挙げられるのでしょうか?

 

▼虫歯や治療後の人

 

虫歯は言うまでもないと思いますが、治療後の歯も隙間から薬剤が内部まで入り込みやすく痛みが出てしまう事が多いのです。

▼歯ぎしりをする人

 

歯ぎしりは、物凄い力がかかっており知らず知らずのうちに歯に細かなヒビが入ってしまっていることがあります。そのヒビから薬剤が内部に浸透し痛みが出やすくなってしまいます。

▼知覚過敏の人

 

元々知覚過敏の方も同様に痛みが出やすいのです。

 

3. ホワイトニング後の痛みの対処法

白くなりたいけど毎回の痛みには耐えられない!

 

医師によるオフィスホワイトニングの場合であれば、その医師に相談をすればいいのですが、自宅で行った時の痛みにはどのように対処すればいいのでしょうか?

 

■歯磨剤を変える

 

ホワイトニングで痛みが出るのは、薬剤が神経まで浸透してしまうのが原因です。同じような症状で言えば知覚過敏。知覚過敏用で「硝酸カリウム」配合の歯磨き剤がおすすめ!
「硝酸カリウム」は痛むところにバリアを張って症状をやわらげてくれます。

また、歯の修復を助けてくれる「ハイドロキシアパタイト」配合のものもおすすめです!
ナノ粒子のものだと細管にまで入っていく事ができ、痛みの元となるものをブロックし症状をやわらげてくれます。

■鎮痛剤を飲む!

 

対処しても痛みが和らがない時は、痛み止めのお薬を飲みましょう。歯の痛みから肩こりや頭痛まで引き起こすことになってしまいます。痛みが強い場合は、我慢せずに鎮痛剤を飲みましょう!

 

4. 痛みの少ない薬剤を使うのも手!

セルフホワイトニングの人は要注目!!

 

ホワイトニング用の薬剤も日々かなり進化しています!

 

◇ハイドロキシアパタイトで先にコーティング

 

ハイドロキシアパタイト配合のコーティング剤をホワイトニング薬剤を塗布する前に塗ったり、ホワイトニング薬剤に配合したりすることで痛みを軽減することができます。

◇海外では高濃度でも痛くない薬剤も!

 

まだ日本では認可されていませんが、海外では日本よりも高濃度の薬剤を使っているのに痛みが出ないものもあります。痛みも少なく1度で満足のいく白さになるって事。うらやましい限りですよね!こちらは認可を待つしかありません…。間違っても個人輸入などで購入するのは止めましょう。

 

オフィスホワイトニングはなぜ痛い?その痛みの原因を解説!

  • 1. 高濃度の薬剤が内部に浸透、神経に到達し痛みが出る
  • 2. 痛みには個人差がある
  • 3. 痛い時は対処法を!
  • 4. 痛みを軽減する薬剤やコーティングを使用している歯科医院を選ぶ

ライター後記

歯を白くしたいけれど痛いのはイヤ!ですよね。
もちろん痛みは無いに越したことはありません。
薬剤などはその歯科医院などによって使用しているものに違いがあるので「痛いのは絶対にイヤ!」という方はチェックしておいた方がいいですよ。そして必ず医師には痛みについて相談しましょうね!
あと自分は痛みが出るタイプなのかもしっかりとわかっておくと対処もしやすいです。
必ず誰でも痛みが出るというものではありませんが、出来れば痛みなくホワイトニングできるのが一番!そのためのリサーチはもちろん欠かせませんよ!!

 

Mizuki

痛みなしで白い歯を手に入れましょう!

自分はもちろん家族の健康&美容を一手に引き受ける。旦那や子供たちの肌の悩みそれぞれに対処しています。ちなみに子供は多数(笑)