眉間、頬、おでこ…場所によってニキビの原因・治し方が違うのはなぜ?
眉間、頬、おでこ(額)はいずれもニキビができやすいTゾーンですね。どうやらそれぞれのニキビでは原因や治し方が異なるようです。その理由を知るために、まずニキビの主な原因についてみていきましょう。
■ニキビの主な原因
ニキビは、ニキビの原因菌であるアクネ菌の繁殖によって引き起こされます。アクネ菌は皮脂を餌に繁殖するため、体質的に皮脂分泌の盛んなオイリー肌の人はケア方法を工夫してもニキビができやすい傾向にあります。
(アクネ菌は皮脂を餌として繁殖するため)
しかし、皮脂分泌の盛んなオイリー肌以外の方にもニキビができることはありますよね。実は、皮脂の過剰分泌は体質的な要因以外でも引き起こされてしまうのです。以下で詳しくご紹介していきましょう。
■皮脂の過剰分泌を引き起こす要因①ホルモンバランスの乱れ
●女性の場合は生理や妊娠などの影響によって黄体ホルモンの分泌が増えるため
まず、ホルモンバランスの乱れです。思春期になると成長ホルモンの分泌が盛んになることから皮脂分泌が過剰になり、これによって思春期にはニキビができやすくなります。
また、女性の場合、生理や妊娠などの影響によって黄体ホルモンの分泌が増えると、黄体ホルモンの作用によって皮脂分泌が過剰になります。生理前や妊娠時にニキビができやすくなるのも、このためです。
■皮脂の過剰分泌を引き起こす要因②生活習慣
●睡眠不足
●食生活の乱れ
ストレスや睡眠不足、食生活などの生活習慣でも、皮脂の過剰分泌は引き起こされます。
ストレスが溜まっていたり、睡眠不足が続いていたりすると、交感神経が優位になり、男性ホルモンの働きが活発化します。男性ホルモンには皮脂の分泌を盛んにさせる働きがあるため、結果、ニキビができやすくなります。
そして、食生活では、動物性脂肪や糖質を摂り過ぎている場合にニキビができやすくなります。動物性脂肪や糖質には皮脂腺を刺激する働きがあります。皮脂腺が刺激されると皮脂の分泌が促進されるため、ニキビができやすくなってしまうのです。また、肌の皮脂分泌をコントロールするビタミン類が不足している人も、ニキビができやすくなるといいます。
■皮脂の過剰分泌を引き起こす要因③間違ったスキンケア
美肌を目指そうと、1日に何度も洗顔やスキンケアを繰り返す人がいます。しかし、これはかえってニキビができる可能性を高めてしまう誤ったケア方法と言えます。まず、1日に何度も洗顔やスキンケアを繰り返していると、洗顔やスキンケア時の摩擦によって皮脂腺が刺激され、ニキビができやすくなります。
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●乾燥を防ごうと皮脂が過剰に分泌される
■眉間、頬、おでこ、場所によってニキビの原因が異なる理由
このように、ニキビの原因菌を繁殖させる皮脂の過剰分泌は、様々な要因によって引き起こされます。
なお、これらの要因は、眉間、頬、おでこなどの場所によって、違いがみられるのも特徴です。というのも、眉間、頬、おでこでは、たとえ同じ顔にあるパーツだとしても、場所によって脂腺腺の量や外的な刺激の受けやすさに差があるのです。
今回のテーマでもある眉間、頬、おでこでニキビの原因が異なるのはこのためであり、各ニキビを治すためには、それぞれの場所に合った対策やケアを施す必要があるといえます。
眉間のニキビの原因と治し方は?
ここからは、眉間、頬、おでこのニキビの原因と治し方についてご紹介していきます。まず最初にご紹介するのが、眉間のニキビの原因と治し方です。眉間のニキビは顔の中央部分にできてしまうことから目立ちやすく、皮膚の薄い場所であることから痛みもあるのが特徴です。眉間のニキビに悩んでいるという方は、是非参考にしてみてくださいね。
■眉間にニキビができてしまう原因とは?
眉間のニキビの主な原因としては、毛穴に詰まった皮脂汚れ、ホルモンバランスの乱れや生活習慣があげられます。
眉間には小さな毛穴がたくさん存在しており、洗顔やスキンケアなどで皮脂汚れを丁寧に取り除かなければ、毛穴に皮脂汚れが詰まってアクネ菌が繁殖。ニキビの原因となってしまいます。
また、眉間は皮脂腺の多い場所であり、ちょっとしたことで皮脂の過剰分泌が起こりやすい場所でもあります。そのため、生理や妊娠によるホルモンバランスの乱れ、睡眠不足や食生活、ストレスといった生活習慣でも、皮脂の分泌が盛んになり、ニキビができやすくなります。
■眉間のニキビを予防するにはどうしたらいいの?
眉間のニキビを予防するためには、まず肌を清潔に保つことを心掛けてください。洗顔ではしっかりと眉間の毛穴汚れを取り除き、皮脂の過剰分泌を防ぐためにもスキンケアで保湿を行いましょう。そして、普段前髪をおろしている人や、眉間を指で触る癖がある人も、改善するようにしましょう。前髪や指についた汚れでニキビが引き起こされることもあるので、注意が必要です。
●栄養バランスのとれた食事をする
●十分な睡眠をとる
●ストレスをためないようにする
■眉間のニキビの正しい治し方は?
皮脂分泌が盛んな上に毛穴も汚れやすい眉間。そんな眉間にできてしまうニキビは、炎症を引き起こしやすいのが特徴です。そのため、眉間のニキビを治すためには、抗炎症作用・抗菌作用のある市販薬を使用すると良いでしょう。
薬を使用した後は、朝と夜の1日2回の洗顔と丁寧なクレンジングで毛穴に汚れが詰まらないように注意しながら、保湿効果の高い化粧水・乳液でお手入れしてあげてください。皮脂の多い場所なので、以下のようなべたつき感のないサッパリとした化粧水・乳液がおすすめです。
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頬のニキビの原因と治し方は?
最後にご紹介するのが、頬のニキビの原因と治し方です。頬のニキビは治りにくい上に悪化しやすく、ニキビ跡として残ってしまうことも多々…。頬のニキビに悩んでいるという方は、是非参考にしてくださいね。
■頬にニキビができてしまう原因とは?
頬は顔の中でも比較的毛穴や皮脂分泌の少ない場所であり、眉間やおでこに比べてニキビができにくい傾向にあります。
そんな頬にできるニキビには生活習慣が関係していることがほとんど。睡眠不足やストレスなどの影響から交感神経が優位になり、皮脂の過剰分泌が引き起こされることによってニキビができてしまうのです。
また、保湿不足や過度な洗顔による肌の乾燥、化粧品による毛穴詰まりなど、スキンケアやメイクが原因になることもあります。
■頬のニキビを予防するにはどうしたらいいの?
頬のニキビを予防するためには、まず生活習慣の見直しからはじめましょう。食事では、脂質の多いものを控え、新しい肌の再生を促してくれるビタミン類を積極的に摂取してください。そして、十分な睡眠でターンオーバーの周期を整え、ストレスを溜めないようにリフレッシュする時間も設けてください。自律神経のバランスが乱れるのを防ぐことができ、皮脂の過剰分泌を防ぐことが可能です。
次に、乾燥と紫外線対策も心掛けてください。乾燥と紫外線による肌ダメージは、頬の皮脂を過剰に分泌させてしまい、ニキビの悪化につながります。スキンケアでは丁寧な保湿を行い、外出する際は日焼け止めを塗って紫外線を浴びないようにしましょう。シミやシワ対策にもつながるので、一石二鳥ですよ。なお、ニキビが酷い場合には、日焼け止めではなく、UVカット成分の含まれる低刺激なフェイスパウダーを塗ると、肌への刺激を最小限に抑えることが可能です。
そして、クレンジングや洗顔では、メイクの洗い残しがないように注意してください。肌の乾燥を防ぐためにも洗顔は朝と夜の1日2回、クレンジングは1日1回に留め、なるべく肌に刺激を加えないように優しく洗うのがポイントです。
■頬のニキビの正しい治し方は?
頬は顔の中でも乾燥しやすい部分であるため、ニキビ治療薬を使用する際は、肌の乾燥を招くイオウが含まれていないものを選んでください。ワセリンやグリセリンといった保湿成分が含まれている市販薬を使用するのがおすすめです。肌を保湿しながら原因菌を殺菌することができ、ニキビ跡も残りにくくなります。
そして、スキンケアでは、とにかく保湿を徹底してください。肌の角質層の奥まで届くセラミド入りのスキンケア用品を使って、肌の根元から潤してあげるようにしましょう。新しい肌の再生力が高まり、ニキビの治りが早くなるのはもちろん、ニキビ跡も残りにくくなりますよ。肌に刺激を与えないためにも、以下のようなオールインワンタイプのスキンケア用品を使うのがおすすめです。
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おでこのニキビの原因と治し方は?
次にご紹介するのが、おでこのニキビの原因と治し方です。おでこのニキビは思春期にできやすいのが特徴ですが、大人になってからできることもあり、予防・改善するためには、原因を知って正しい対策を実践する必要があります。おでこのニキビに悩んでいるという方は、是非参考にしてくださいね。
■おでこにニキビができてしまう原因とは?
おでこのニキビの原因は、年齢によって異なります。
10代などの思春期の場合には、成長ホルモンによって皮脂分泌が盛んになることで、ニキビができやすくなります。おでこは顔の中でも特に皮脂腺が多い場所であるため、1つではなく、複数のニキビができるのが特徴です。
そして、20代や30代などの年齢を重ねたときにできるおでこのニキビは、ほとんどが外的要因によって発生します。おでこは、シャンプーやリンスの洗い残しや、整髪料や髪の毛の汚れが付着しやすい部分です。もともと皮脂の過剰分泌の盛んなおでこにこういった外的要因が刺激となって加わることで、ニキビの原因となります。
■おでこのニキビを予防するにはどうしたらいいの?
おでこのニキビを予防するためには、おでこを清潔に保つことと、おでこの皮脂バランスを整えてあげることが大切です。
まず、お風呂や洗顔では、シャンプーやリンス、クレンジング剤や洗顔料がおでこに残らないように、きれいに洗い流すことを心掛けてください。そして、なるべく前髪がおでこに掛からないように工夫し、おでこに刺激を与えないようにしましょう。
次に、睡眠や食生活といった生活習慣の見直しで、おでこの皮脂が過剰に分泌されるのを防ぎましょう。もともと皮脂分泌の盛んなおでこですが、脂っこいものを控えたり、十分な睡眠をとったりすることで、皮脂バランスを整えることが可能です。肌の再生周期であるターンオーバーも促進され、ニキビも治りやすくなります。
■おでこのニキビの正しい治し方は?
皮脂分泌の盛んなおでこは、アクネ菌が増殖しやすい環境にあります。そのため、おでこのニキビを治すためには、殺菌成分が含まれているニキビ用の市販薬を使用するのがおすすめです。ニキビが炎症したり悪化したりするのを防ぐことができ、効果的におでこのニキビを治していくことができます。
そして、スキンケアでも以下のようなニキビ用の洗顔料や化粧水・乳液を使用するのがおすすめです。アクネ菌の繁殖を防げるのはもちろん、肌に低刺激なので、ニキビが悪化する心配もありません。適度な保湿効果で、乾燥による皮脂の過剰分泌を防ぐこともできます。
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眉間、頬、おでこのニキビが治らないのは原因に合った治し方をしていないから!
眉間、頬、おでこだけでなく、ニキビは顎や口周り、鼻の下など、顔のあらゆる場所にできるものです。今回ご紹介したように、ニキビはできる場所によって皮脂の過剰分泌が起こる要因が異なるため、それぞれの原因に合った治し方をしない限りいつまでたっても治らず、最終的にはニキビ跡になってしまう可能性もあります。
ニキビができた場合には、まずニキビができた場所から原因を探り、その原因に合ったケアを施すようにしましょう。
いずれもセルフケアにはどうしても限界があると感じた時には皮膚科の受診も一つの方法です。皮膚科ではニキビの状態に合った外用薬だけでなく、ビタミンB剤や抗生剤の処方もされるため、改善の近道にもなるでしょう。
日本皮膚科学会による尋常性痤瘡治療ガイドライン2016より引用
軽症の症状でも瘢痕を残しうるが,早期の治療により瘢痕が予防できることを示唆するデータが示されている.