2012年04月13日
2012年04月13日
この日の天気は曇りですが暖かいです。
午前11:30の飛行機で那覇に向かうため、山に入れるのは2時間ほどしかないので、大急ぎで良さそうな森に入ることに。
猛毒のクヌギカレハの幼虫は巨大になる毛虫ですが、この時期は小さな個体が多いようです。
この日は雨が降らずに気温が上がったため、すさまじい数のブユが襲いかかってきます。
頭上にはブユの群れがあったので、数匹採集して夏秋さんに研究用として持ち帰ることに。
ブユは日本に60種類以上生息しているようで、ヌカカ同様分類がかなり難しいようです。
この時採集したブユは夏秋さんからサキシマアシマダラブユSimulium. sakishimaenseと教えて頂きました。
このような時間のない時は、移動時間がもったいないので、場所を絞りじっくり時間をかけて探すのがよいです。
大木の根元を掘り始めるとヒメオオズアリ、スエヒロシリアゲアリ、クビレハリアリなどを見つけることができました。
ヒラタミミズク
オオズアリの巣から、エサを捕食中のオカチョウジを発見!
ゴミムシダマシの幼虫を食べています。
飼育下での観察と同じように、泡で身を守りながらエサを食べています。
アシナガキアリの巣からクビナガカメムシもたくさん見つけることができました。
このクビナガカメムシを飼育していたところ、驚く場面を見ることができました。
クビナガカメムシが何かを捕食していたので、よく見てみると何とシロオビアリヅカコオロギを捕らえていたのです!
アリからの攻撃を簡単にかわしてしまう素早いアリヅカコオロギを、一体どうやって捕らえたのでしょうか?アリヅカコオロギはアリの動きは熟知していますが、カメムシに襲われるとは予想外の出来事だったのかもしれません。
アリヅカコオロギがアリの巣で暮らしているのは、外敵がいない安全地帯だからです。
そのために永い年月をかけてアリと同居をすることに成功したのに、まさかこんな肉食昆虫までも同居をしていたとは・・・
スエヒロシリアゲアリの巣には、多くのハガヤスデが同居しています。
大木の根元から、ケブカアメイロオオアリの巣を発見!
かなり大きなコロニーです。
ケブカアメイロオオアリの幼虫
このような大きなコロニーには、好蟻性昆虫がいることが多いため慎重に掘り進めると、働きアリの群れの中を素早く走るアリヅカコオロギを発見!!
しかし、巣穴の奥深くへと入ってしまったのです。
ケブカアメイロオオアリは、今まで数えきれないほど大量に見つけていますが、アリヅカコオロギは滅多に見つけることができません。
なんとか採集したかったので、時間をかけて掘ることにしました。
巣を掘る道具。
大型種の採集には、吸虫ガンが威力を発揮します。
吸虫管で大型種を大量に採集するのには限界がありますが、吸虫ガンを使えば大型種を大量に採集する事が可能となります。
♀成虫
シャベルで潰さないように慎重に掘っていると、ついにアリヅカコオロギが現れました。
その後、もう一匹追加で採集することができました。
♂成虫
このアリヅカコオロギは新種の可能性があるようで、アリヅカコオロギを研究する小松さんへのお土産。
ツシマハリアリの巣で暮らす大型なシミ。
アリの巣で暮らすシミにも様々な種類があります。
オオエグリゴミムシも数コロニーから数匹を発見。
ミナミオオズアリの巣から小型なシミを発見。
この種類はオオズアリの仲間から時々見つかりますが、ツシマハリアリの巣で暮らすシミよりも小型で毛深い種類です。
そして飼育下で観察をしたところ、アリとかなり深い関係があることが分かりました。
まず匂い付けですが、アリと体を密着させて体を擦り付けて匂いを付ける場面を頻繁に見ることができます。
そしてエサは、アリから口移しでもらったのです!
この手のシミは、アリの巣の中でアリの食べかすやゴミなどを食べているものと思っていたので、口移しでエサをもらうとは思いませんでした。
時計を見ると10:20です。
やばい!!アリの巣掘りに夢中になりすぎました。
飛行機出発まで、あと60分しかありません。
大急ぎで散らかった車内を掃除して、荷造りをしてレンタカーを返却しに行きます。
ガソリンを満タンにして車を返却した時は11:00です。
11:15(出発15分前)に空港到着!!ギリギリ間に合った~
今回も、時間を無駄にしない完璧なギリギリっぷりです(笑)
息を切らして機内に乗り込み、自分の姿を見て驚きました。
ぬかるんだ泥の中を歩いていたので、靴はもちろん、ズボンの裾やひざのあたりが泥だらけ。
さらに全身にはクモの巣が付いていて、太もものあたりにはクモの食べかすと思われる虫の死骸まで付いていたのです。
しかもヘッドライトを付けていたので、髪の毛はぐしゃぐしゃ。
周りを見ると、おしゃれな格好の観光客の中に、一人だけ汚い人がいます(笑)
急に現実に戻され、1時間前までジャングルでアリを探していたのが夢のようです。
この後は沖縄本島南部で虫探しです。
つづく・・・
そう言えば海にも少しだけ行きました。
可愛いシオクレアなどを拾うことができました。
2月の石垣島&沖縄本島 その1 カマドウマは可愛い
2月の石垣島&沖縄本島 その2 痒い虫たち
2月の石垣島&沖縄本島 その3 好蟻性ではないけどアリと同居!?
2月の石垣島&沖縄本島 その4 大急ぎでの採集
2月の石垣島&沖縄本島 その5 沖縄本島到着!
午前11:30の飛行機で那覇に向かうため、山に入れるのは2時間ほどしかないので、大急ぎで良さそうな森に入ることに。
猛毒のクヌギカレハの幼虫は巨大になる毛虫ですが、この時期は小さな個体が多いようです。
この日は雨が降らずに気温が上がったため、すさまじい数のブユが襲いかかってきます。
頭上にはブユの群れがあったので、数匹採集して夏秋さんに研究用として持ち帰ることに。
ブユは日本に60種類以上生息しているようで、ヌカカ同様分類がかなり難しいようです。
この時採集したブユは夏秋さんからサキシマアシマダラブユSimulium. sakishimaenseと教えて頂きました。
このような時間のない時は、移動時間がもったいないので、場所を絞りじっくり時間をかけて探すのがよいです。
大木の根元を掘り始めるとヒメオオズアリ、スエヒロシリアゲアリ、クビレハリアリなどを見つけることができました。
ヒラタミミズク
オオズアリの巣から、エサを捕食中のオカチョウジを発見!
ゴミムシダマシの幼虫を食べています。
飼育下での観察と同じように、泡で身を守りながらエサを食べています。
アシナガキアリの巣からクビナガカメムシもたくさん見つけることができました。
このクビナガカメムシを飼育していたところ、驚く場面を見ることができました。
クビナガカメムシが何かを捕食していたので、よく見てみると何とシロオビアリヅカコオロギを捕らえていたのです!
アリからの攻撃を簡単にかわしてしまう素早いアリヅカコオロギを、一体どうやって捕らえたのでしょうか?アリヅカコオロギはアリの動きは熟知していますが、カメムシに襲われるとは予想外の出来事だったのかもしれません。
アリヅカコオロギがアリの巣で暮らしているのは、外敵がいない安全地帯だからです。
そのために永い年月をかけてアリと同居をすることに成功したのに、まさかこんな肉食昆虫までも同居をしていたとは・・・
スエヒロシリアゲアリの巣には、多くのハガヤスデが同居しています。
大木の根元から、ケブカアメイロオオアリの巣を発見!
かなり大きなコロニーです。
ケブカアメイロオオアリの幼虫
このような大きなコロニーには、好蟻性昆虫がいることが多いため慎重に掘り進めると、働きアリの群れの中を素早く走るアリヅカコオロギを発見!!
しかし、巣穴の奥深くへと入ってしまったのです。
ケブカアメイロオオアリは、今まで数えきれないほど大量に見つけていますが、アリヅカコオロギは滅多に見つけることができません。
なんとか採集したかったので、時間をかけて掘ることにしました。
巣を掘る道具。
大型種の採集には、吸虫ガンが威力を発揮します。
吸虫管で大型種を大量に採集するのには限界がありますが、吸虫ガンを使えば大型種を大量に採集する事が可能となります。
♀成虫
シャベルで潰さないように慎重に掘っていると、ついにアリヅカコオロギが現れました。
その後、もう一匹追加で採集することができました。
♂成虫
このアリヅカコオロギは新種の可能性があるようで、アリヅカコオロギを研究する小松さんへのお土産。
ツシマハリアリの巣で暮らす大型なシミ。
アリの巣で暮らすシミにも様々な種類があります。
オオエグリゴミムシも数コロニーから数匹を発見。
ミナミオオズアリの巣から小型なシミを発見。
この種類はオオズアリの仲間から時々見つかりますが、ツシマハリアリの巣で暮らすシミよりも小型で毛深い種類です。
そして飼育下で観察をしたところ、アリとかなり深い関係があることが分かりました。
まず匂い付けですが、アリと体を密着させて体を擦り付けて匂いを付ける場面を頻繁に見ることができます。
そしてエサは、アリから口移しでもらったのです!
この手のシミは、アリの巣の中でアリの食べかすやゴミなどを食べているものと思っていたので、口移しでエサをもらうとは思いませんでした。
時計を見ると10:20です。
やばい!!アリの巣掘りに夢中になりすぎました。
飛行機出発まで、あと60分しかありません。
大急ぎで散らかった車内を掃除して、荷造りをしてレンタカーを返却しに行きます。
ガソリンを満タンにして車を返却した時は11:00です。
11:15(出発15分前)に空港到着!!ギリギリ間に合った~
今回も、時間を無駄にしない完璧なギリギリっぷりです(笑)
息を切らして機内に乗り込み、自分の姿を見て驚きました。
ぬかるんだ泥の中を歩いていたので、靴はもちろん、ズボンの裾やひざのあたりが泥だらけ。
さらに全身にはクモの巣が付いていて、太もものあたりにはクモの食べかすと思われる虫の死骸まで付いていたのです。
しかもヘッドライトを付けていたので、髪の毛はぐしゃぐしゃ。
周りを見ると、おしゃれな格好の観光客の中に、一人だけ汚い人がいます(笑)
急に現実に戻され、1時間前までジャングルでアリを探していたのが夢のようです。
この後は沖縄本島南部で虫探しです。
つづく・・・
そう言えば海にも少しだけ行きました。
可愛いシオクレアなどを拾うことができました。
2月の石垣島&沖縄本島 その1 カマドウマは可愛い
2月の石垣島&沖縄本島 その2 痒い虫たち
2月の石垣島&沖縄本島 その3 好蟻性ではないけどアリと同居!?
2月の石垣島&沖縄本島 その4 大急ぎでの採集
2月の石垣島&沖縄本島 その5 沖縄本島到着!