© 東洋経済オンライン 計測したデータはWi-FiやBluetoothでスマートフォンに転送され、グラフで変化をチェックでき、さらに生活改善のためのアドバイスも受けられる(写真提供:Withings)

 忙しく生活を送っていると、なかなか日々の健康管理は難しい。とはいえある程度の年齢になってくると、体重の増減や血圧などもこまめにチェックしておく必要がある。

 そこで今回は計測した後、いちいちメモすることなくスマートフォンなどに記録できたり、日々の運動を習慣づけられる、IoT健康管理ギアを紹介しよう。

毎日の体重をスマートフォンでしっかり管理

 日々の健康管理を行ううえで、基本となるのが体重の変化を把握すること。それも単に体重を計って終わりではなく、変化をとらえることができると、気づいたら太っているというようなゆっくりとした増加を防ぎ、体重を維持したり、減らす方向に向かえるのだ。

 スマートフォンと接続できる体組成計もそんなスマート家電のひとつ。フランスのスマートヘルスケア機器メーカーWithingsの「Withings Body」(実勢価格1万3780円)はスタイリッシュなデザインとスマート機能を兼ね備えた体組成計だ。

 体重のほか、体脂肪、筋肉量、体水分率、骨量の計測に対応。体組成計に乗るだけで過去8回分の体重をグラフで表示する仕組み。さらに計測したデータはWi-FiやBluetoothでスマートフォンに転送され、グラフで変化をチェックでき、さらに生活改善のためのアドバイスも受けられる。

 アプリに目標体重と期間を設定すると、1日の摂取カロリーの目安が表示される。食事をこのカロリー内に抑えれば自然とダイエットできるというわけだ。また、アプリには毎日の摂取カロリーも記録可能。同社製のアクティビティトラッカー(活動量計)などと組み合わせて使用すると、運動による消費カロリーも記録できる。しっかり運動すれば摂取可能カロリーが増加するため、おいしい食事を楽しむためにも、運動しようという気になる。

 年齢を重ねてくると何らかの持病を持っている人も多いだろう。家庭で手軽に計測でき、健康の指針となるのが血圧だ。気づかないうちに高血圧が進んでしまうと、さまざまな合併症や病気を招くことになる。

 とはいえ、毎日の血圧測定など面倒なことは勘弁したい。通常の血圧計は腕にカフ(腕帯)を巻きつけて、空気を入れて腕を圧迫する必要がある。このため、ひとりで測るためには、据え置きの大きなタイプが多く使いにくかった。

 しかし、オムロンヘルスケアの「上腕式血圧計 HEM-7600T」(実勢価格2万1470円)は異なる。本体とカフが一体化したチューブレスタイプで、コンパクト。カラーはホワイトとブラックがある。有機ELディスプレーを採用したクールなデザインは2016年度グッドデザイン賞やドイツのiFデザイン賞2017を受賞しているほどに上質で、リビングなどに出しっぱなしにしても違和感はない。

 使い方は簡単だ。本体に腕を通して、測定ボタンを押すだけで血圧の計測ができる。いちいち、カフを巻きつける必要もないため、朝の忙しい時間でも短時間で計測できる。簡単だからこそ、こまめに計測できるのが利点だ。

 計測した血圧データはスマートフォンアプリに転送して、毎日の血圧をグラフで確認できる。血圧が高くなってきたら、塩分を控えたり、安静にしたりするなど、毎日の生活で気をつけられるのだ。

 また、オムロンヘルスケアのアプリは活動量計や体組成計など同社製品と連動可能。計測したデータをまとめて管理できる。

アプリがトレーニングを支援してくれる

 健康のためには数値の管理だけでなく運動も大事。そこでトレーニングをIoTの力でサポートしてくれる機器を紹介しよう。

 ソフトバンクがウェブサイト+Styleで販売している「Move It」(直販価格3万6300円)はスマートフォンと連動するIoTトレーニングデバイスだ。腕立て伏せ用、腹筋用、肩や二の腕、背筋のトレーニング用、そして、縄跳びの4種類の器具がセットになっており、それらにセンサーを内蔵したハンドルを接続してトレーニングする。

 スマートフォンアプリでは、それぞれの機器を使った各種トレーニングメニューをガイドしてくれる。トレーニングの回数も計測してくれるが、動きが甘いとカウントしないなど、専属トレーナーがいるかのように、手抜きも許されない。

 また、「Move It」には利用者同士のソーシャルコミュニティ機能があり、トレーニングの進行を確認し合うことができる。ジムに通っているように励まし合えるのだ。

お腹もIoTの力で凹ませる

 さらにトレーニングはしたいが、その時間が取れないという人にオススメなのが電気刺激による筋肉トレーニングができるEMSマシンだ。

 MTGの「SIXPAD Abs Fit 2」(直販価格2万7864円)はお腹に張り付けることで、最も効率がいいという20ヘルツの電気刺激を腹筋に与え、鍛えられる製品。腹筋用のほか、ウエスト・腕・脚用、腕専用、脚専用も用意している。

 それぞれの部位に「SIXPAD」を張り付け、レベルを設定してスイッチを入れると、筋肉をゆっくりと刺激し始める。1回当たり23分間。休憩を挟み、だんだんと刺激を強くしていきながら、その部位を鍛えられる。

 また、「SIXPAD Abs Fit 2」ではBluetooth機能を搭載し、スマートフォンと連携。アプリでレベルの調整や部位の選択、そしてトレーニング時間の可視化などが可能。さらにトレーニング後は専門家によるさまざまなアドバイスも受けられる。

 何かほかのことをしながらトレーニングができるのもEMSの魅力だ。