いつも使っている化粧水がしみるのはなぜ?

これまでいろいろなコスメを使ってきて、結構自分の肌に合ったものが見つかったと思ってずっと使ってきた化粧水が、ある日突然肌に合わなくなったという経験をする方は結構多いのはご存知ですか?


肌荒れなどのトラブルによって一時的に肌の調子が悪い状態ならば当然の症状なのですが、問題なのはこれといった肌トラブルもないのに、今まで使っていた化粧水が急にしみるようになるといったケースです。


このような場合は、肌が持っている根本的な機能であるバリア機能が衰えてしまっている状態です。


例えば、小さい頃に転んで膝などを軽く擦り剥いたりすると、傷はそれほどでもないのに触っただけでヒリヒリとかなり痛い思いをしたという経験はありませんか?


バリア機能が衰えてしまっている状態というのは、擦り傷のように本当は肌の表面にある角質層が防いでくれるはずの刺激を肌の内部にまですんなりと通してしまっているために、本来ならなんともない刺激で痛みを感じてしまうわけです。


このような状態の肌では、化粧水を使うことができないので、保湿をすることができず本当に困ってしまいます。


では、どのようにケアをすれば改善することができるのでしょうか?


原因をしっかりと把握することが大切です

化粧水がしみるようになってしまった肌を改善するためには原因をしっかりと把握することが大切です。


では、どのような原因が考えられるのかというと


  • 加齢による肌の老化
  • 間違ったスキンケア

という2つが主なものですね。


それぞれ対策が異なってくるため、正しく理解するためにも1つずつ詳しく説明しましょう。


加齢による肌の老化

当たり前ですが、年齢を重ねるごとに肌も老化していきます。


どうして老化した肌は刺激に弱くなるかというと、主に肌のバリア機能として働いてくれる角質層の性能が衰えるからです。


もう少し具体的に言うと、加齢によって肌の細胞に含まれる脂質であるセラミドが少なくなってしまうからです。



しかし、加齢によって細胞の新陳代謝が悪くなってくると、古くなった角質が肌の表面に残り続けるようになってしまいます。


古くなった角質は肌のバリア機能や水分を保持する機能を担っているセラミドが不足しているため、水分が失われやすくなって乾燥肌や小じわが目立ったり、刺激に弱くなるのです。


このように加齢とともにどうしても刺激に弱い肌になってしまうのです。


間違ったスキンケア

若い頃は汗や皮脂の分泌が多いこともあって、しっかりと汚れを落とそうと洗浄力の強い洗顔料を使って洗う方が多いと思います。


しかも、泡立てネットなどを使わずに適当に泡立ててゴジゴシと力を入れてしまっている方も多いのです。


でも、実はこのようなゴシゴシと洗うのは百害あって一利無しなんですが、若さゆえにお肌の代謝も良く肌も健康で強いため、簡単には乾燥などのトラブルを起こしません。


しかし、加齢によって衰えた肌に同じような刺激を与え続けていると、セラミドなどの必要な油分まで取り除いてしまうのです。


そのため、当然ながら乾燥しやすく刺激に弱い肌になってしまいます。


また、刺激に弱い肌では皮膚を刺激から守れないため、体はターンオーバーを遅らせて古い角質を残してバリアの壁を厚くしようとするのです。


このような防御反応が角質を厚くさせ、結果的に毛穴の詰まりや大人ニキビなどのトラブルの原因になってしまうのです。



どうしたらいいの?

化粧水がしみるという症状は、解決しないと保湿すらちゃんとできないわけですから一刻も早く対策をしなければなりません。


そのために必要なことは


  • セラミドの補給
  • たくさんの泡で洗顔

をすることです。


まず、先ほど原因として挙げた加齢による肌の老化の問題は、バリア機能を発揮するうえで重要なセラミドが少なくなってしまうことでした。


そのため、外部からしっかりとセラミドを補給してあげることが必要ですね。


そして、原因のもう1つとして挙げた間違ったスキンケアをしないためには洗顔方法を見直すことも重要です。


洗顔の仕方って、ほとんどの方がいつの間にか身に付いた独自のやり方をしていることが多く、洗いすぎてしまっていることが多いのです。洗顔後のケアばかりに気を取られて、意外と洗顔方法って見直すことが無い部分なんですね。


そのため、本当は泡で洗うだけで皮脂汚れなどは分解されて落ちるのに、体を洗うようにゴシゴシと摩擦をしないと落ちないと勘違いをしている方が多いのです。


でも、数十年間やり続けた癖をやめるのはかんたんではありません。


そこでおすすめなのが、泡立てネットなどを使って手の上にいっぱいの泡を作って顔を洗うことです。


こうすることによって、泡がクッションの役割をしてくれて、今まで通りに顔洗っても、手のひらと顔の皮膚が直接触れることなく洗顔をすることができるのです。


以上のように、セラミドを補給することと、しっかりと泡立てて洗顔をすることという2つのことを実施するだけでも、化粧水がしみる肌質を改善する効果が期待できると思います。


もちろん、症状が完全に治るまではできるかぎり刺激の少ない成分で、肌の摩擦も減らす必要があるため、オールインワンゲルなどを使うといいと思います。


化粧水が急にしみるようになったときは、刺激の少ないコスメにすることと、今日からでもできる上記の2点を普段のスキンケアに取り込んでみて下さい。