お水やその他の飲み物は、水分補給だけでなく、体温の調整、不要物の排出、関節や筋肉の保護など、赤ちゃんの身体の機能を保つために欠かせません。
赤ちゃんは1歳くらいになると活発に動くようになり、動く分だけ、より多くのエネルギーや栄養を必要とするようになります。また、汗をかくことによって、細胞の働きに必要な水分や塩分、電解質なども失われます。母乳やミルクを飲む量は減ってくるので、それ以外の飲み物で、それらを補わなければいけません。
今日は、そんな赤ちゃんにとって非常に大切な栄養源となる飲み物ついて、どのようなものを選べばよいのか、おススメの飲料をご紹介します。
赤ちゃんに安心なマクロビオティックな飲み物
野菜スープ
野菜スープは水分補給と同時にさまざまな栄養補給ができる飲み物です。赤ちゃんに野菜の味に慣れさせることもできます。最初は一種類の野菜から始めて、徐々に、野菜の種類を増やしていきましょう。ワカメや昆布、葉物野菜を加えると、ビタミンやミネラルがさらに加わります。
麦茶・ハーブティー
麦茶は、アルカリ性で消化機能や神経機能のバランスを良くする働きがあるといわれています。
また、意外かもしれませんが、ハーブティーも薬効作用もあるので赤ちゃんにはおススメです。例えばカモミールティーは、消化を良くし、気分を鎮める働きも持ちます。赤ちゃんの夜泣き防止に、ヨーロッパなどではよく飲ませるそうです。ミントティーは、胃のむかむかを抑えるのを助けてくれます。これらハーブティーはノンカフェインなので、赤ちゃんにも安心です。
冷たいお茶は、内臓を冷やしてしまいますので、常温かぬるま湯程度に温めてから与えるようにしましょう。リンゴジュースを加えて甘みをつけてあげると飲みやすくなります。
日本の伝統的飲み物である甘酒は、母乳の出を良くする働きもあるといわれています。赤ちゃんにとっては、甘くて飲みやすく、複合炭水化物や食物繊維、ビタミンBやチアミンの補給になります。甘酒は、お砂糖が加えられているものではなく、米と麹だけでできているものを選びましょう。
ココナッツウォーターも赤ちゃんにおススメの飲み物です。ココナッツウォーターには、抗酸化物質やアミノ酸、酵素やビタミンB複合体、ビタミンCが豊富に含まれます。また、水分補給に必要な電解質:ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなども豊富です。
ココナッツウォーターは、赤ちゃんが好む甘くてすっきりした味で、たくさん動いた後や暑い日の水分補給に最適です。赤ちゃんには、少し薄めて与えてあげましょう。
にんじんの果汁は甘みがあるので、にんじんジュース単体でも、他の野菜とミックスしても、とても飲みやすいです。生の野菜ジュースは、特に暖かい気候のときには、特におススメです。食物繊維もたくさん摂れるので、できれば手作りしたいものです。
【赤ちゃんに与えるときは少し気をつけたい飲み物】
豆乳は飽和脂肪が少なく、コレステロールはゼロの飲みものです。ラクトースもカゼインも含まないので、牛乳のようなアレルギーの心配がありません。ただし、大豆はイソフラボンを含むので、男の子に豆乳を与えることについては議論が分かれています。また、発酵させたり、にがりで加工している味噌やお醤油、お豆腐と違って、大豆を液状にした豆乳は、赤ちゃんや小さな子供には消化しにくいので、時々与えるならいいですが、母乳やミルクの代わりとして与えることはやめましょう。
牛乳
牛乳にはたんぱく質やナトリウム、カリウムなどが豊富に含まれますが、牛乳に含まれるたんぱく質の一種であるカゼインはアレルギーや、胃の粘液の過剰分泌、慢性的な便秘などを引き起こす恐れがあります。また、牛乳は少量のビタミンCと豊富なカルシウムを含みますが、その組合せは、鉄分の吸収を妨げ、貧血を引き起こすこともあるそうです。また、赤ちゃんに早い時期から牛乳を与えると、一型糖尿病や子供の肥満にもつながる恐れがあります。
また、ハーバード大学医学部長のウォルター氏は、世界の成人の75%は牛乳に含まれるラクトースを消化する機能を持っておらず、腹痛や便秘、吐き気などを引き起こす恐れがあると指摘しています。
そもそも、牛乳は牛の赤ちゃんに必要な栄養構造をしていても、人間の母乳やミルクの代わりとはなりません。
炭酸飲料
ほとんどの炭酸飲料には、白砂糖やカフェイン、着色料などが加えられています。これらには、栄養価が無いだけでなく、糖尿病や肥満の原因となります。果汁だけで甘味付けされたナチュラルなものであれば、時々なら飲ませてあげても良いですが、「ナチュラル」と謳ったものでも、白砂糖を加えているものが多いので、商品ラベルを見て原材料をチェックされるのをおススメします。
【離乳食レシピ 野菜スープ】
対象:生後6カ月以上
材料(2食分)
野菜(冷凍のミックスベジタブルでも可) 1カップ(2センチ角程度にカットしておく)
水 4カップ
昆布またはワカメ 小さじ1 (2センチ角程度にカットしておく)
塩 小さじ1/8(9-12カ月)、小さじ1/4(12カ月以上)
作り方
1.材料を鍋に入れ、沸騰したら火を弱めて20~25分煮る
2.1をクッキングペーパーなどで濾す
3.濾した後残った野菜はフードプロセッサーなどでピューレにしておくと、スープとは別に離乳食になります。