日々の生活で、欠かせない行為の中に、文字を書くと言う人間が持つ自然な仕草がありますが、仕事柄や勉強などで書く頻度が増したりすると、ペンと触れる中指や薬指の皮膚の面が圧迫化されてしまい、通称「ペンだこ」と呼ばれる炎症が、起きてしまう事があります。
たこ(胼胝)とは、手の指の皮膚だけに限ったことではなく、足の踵や外反母趾の突起した骨の部分でも、履物との摩擦回数が繰り返し行われる場所で、皮膚に炎症が起きやすくなってしまいます。
また、スポーツで使用する色々な防具や、グリップの握り方が、日々の重なる練習で、手の平や指先、足の親指など皮膚と接触する様々な部位の角質層が肥厚化してしまい、たこが出来やすくなってしまいます。
ペンだこはなぜできる?
ペンだこは、習慣化された一つで、日々同じ指の位置でペンを持つと言う仕草が、結果的に、皮膚への繰り返し摩擦の刺激や、握る際の圧力が加わってしまい、皮膚の角質が肥厚化して硬くなってしまう症状です。
たこに似た症状に、ウオノメがありますが、ウオノメは皮膚への刺激が1点に集まりやすく、角質層は皮膚内部に向かって、円錐状に肥厚しながら硬い芯となって、神経がある真皮層に到達し痛みが生じると言われています。
それに対したこの特徴は、刺激された角質は、外方向に分散しながら肥厚し、硬く盛り上がって、皮膚上は滑らかな表面で、境界がはっきりせず、ウオノメのような芯もできません。
タコが痛い時の対策は?
ペンだこの痛みの解消対策は、手っ取り早い自宅での応急処置法として、市販薬を用いての治療や、予防を兼ねて、指や手のひらのケアをされる事が、痛みを取る対策かと思われます。
自己治療によって、市販薬で効果が得られない時や、既に症状が悪化気味で、放置していた事で、痛みが治まらない場合には、医療機関を受診されると、より良い効果が望める治療方法がありますので、以下を参考にされて下さい。
ペンだこで中指が痛む対策は、ペンの持ち方の工夫や、ペンの種類を変えてみたりする事も思案に入れて書き物をされる事が必要です。
習慣化されたペンの持ち方を変えるので、慣れるまでは大変と思いますが、ペンの持ち方を変える事で、指にあたる面の角度の調整が行え、更に、指サックの使用や保護シートが付いているペンの使用で筆圧等が調整出来て、書く時の痛みは幾分でも緩和されると思います。
効果的なペンの持ち方↓
次に、自己責任での治療となりますが、調剤薬局やドラッグストアの薬剤師にご相談されて、症状に合った市販薬を購入する事ができます。
概ね、パッチタイプかクリーム軟膏状のサルチル酸含有の医薬品が勧められると思いますので、使用方法は説明書の内容に沿って使用して、ご不明な点は、薬剤師にお聞きいただくか、説明書に書いてある販売会社の、相談窓口に問い合わせると、不明な点について教えてもらえる事ができます。
この薬を使用する事で、硬く厚くなった皮膚の角質を、主成分であるサリチル酸の成分が、角質を軟らかくし、角質剥離させながら患部の皮膚を取除くことができます。
また、日頃かからのケアとしても、角質が溜まらないように、ぬるま湯に手を浸したり、入浴後に手や指のマッサージをして、角質層を軟らかくしておく事や、保湿の維持も大事なケアとなります。
ケアをする際に、角質を強くこすったりすると、皮膚が違った炎症を起こし、感染症のリスクを招いてしまう事がありますので、特にヤスリ等を使用する時は、ご注意戴き度と思います。
ペンだこの効果的な治し方は?
自己治療では、やはりその場しのぎになって、効果が中々得られない方が多く、その際には医療機関での治療が効果的でお勧めです。
痛くなった皮膚部分を、液体窒素を使って凍結させながら切り取る、冷凍凝固療法がありますが、何度か通院する必要と、治療に痛みを伴ってしまう事がネックとなります。
また、形成外科などでは、皮膚部分に炭酸ガスレーザーを照射して、角質を除去する治療も行われていますので、痛みが長期間続いて仕事や勉強に支障をきたす場合は、専門の医師にご相談されると良いかと思います。
その際、形成外科系の治療は、健康保険が適用されず実費負担になる時がありますので、治療内容を含めてご相談されると安心です。
日常的に気をつけたいことは?
ペンだこは、皮膚が身体を防衛するために、自然な生理的反応が起こす症状ですが、最初は、痛を感じる事はほとんどありませんが、習慣化した負荷が指に掛かってくると、徐々に痛みを伴って、時にはひびが入って出血を起こしてしまいます。
そして、出血した傷口からバイ菌が侵入してしまい、既往症がある方は、2次疾患を招いたり、一般の方でも感染症を起こしてしまう恐れがありますので、日頃より状態観察をされて、指のケアやストレッチをおこない、保湿の維持や血行を良くしておく事が大事です。
まとめ
ペンだこが出来る迄の時間は、一般的にはペンを持つ時間に、比例していると思われがちですが、ペンの持ち方での角度調整や、指とペンの間の圧迫を少なくする、補助具を使用する事によって、たこが生成されにくくなるのは事実です。
人には、各々の書く意味での癖や仕事柄などもあり、様々な要因が密集して習慣化された事を変えるには、中々難しいとされていますが、使用中のペンの硬さや太さを変えるだけでも改善傾向が生じるとされていますのでお試し下さい。
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