うちに有る ZRXダエグであるが、いじるとこ無いくらい良く出来ている。しかし「いじるとこ無いくらい」と言うのは正しくない・・「正確」にはいじれないんだ。特にインジェクションになった頃からのバイクはメーカーがいじらせないような造りで仕上げている。もし、いじりたければ「プログラムから書き換え直せ!」とこちらを挑発している。

 自分も日頃からそう思っていたが、先日GN倶楽部の新年会で整備工場をされている方がまったく同じことを言っていた。バイクは有る程度行き着くところまで行ったのか・・ZRXダエグに到っては自主規制値の100PSを超える110PSをたたき出すエンジンだ。まあ、普通の人は公道でそのパワーの全てを使い切ることはクレージーにも等しい。マフラーなどは可変排気デバイスを標準装備・・つまり高速回転域でフルパワーを発生するマフラーを低速から使えるような設計をしている。言うなればヤマハのYPVSが4ストロークにも装備されているような状態だ。6000RPMを越えるとバイクから振り落とされそうだ。

 なんかすごいなと思うが、やっぱりカワサキだ。これだけの性能を発揮しながらどっか抜けてるぞ。自分もすぐに気が付いたが、弟(とりあえず国内A級ライダー)がブレーキの強化が必要だ!と言っていた。自分もなんか物足りなさを感じていた。しかし、実際に職場の同僚のXJR1200Rを試乗させてもらった事や飛び出してきたオバちゃんを避けるためにパニックブレーキをかけて、止まれなかった現実を突きつけられるまであまり実感してなかったかも。もう、今回はステップアップしないと。


このダエグだけに乗ってると、感覚が狂ってしまう。GN125と一緒に乗っていると、このバイクの「速さ」も「すごさ」も「危なさ」も分かる。いつもリセットされて新たな気持で向き合える。セカンドバイクが有るといいなあ・・って実はこのダエグがセカンドバイクなんだけどね。GN倶楽部員は大型バイク併用者も多いが、みな「GN」がメインバイクである。それは乗ってみればなぜだか分かる。

ブツが届きました。近所のお店よりネットショップがいくらか安かった。

日本製ベスラのブレーキパッド。このクラスだと「RK」や「デイトナ」より値引きも渋くて少し高いけど、ディスクローターへの攻撃性の低さを重視して購入。GN125用のSD346の実績も考慮してでの採用です。

シンタードパッドは金属成分をメインとするパッドで効きや耐熱性、雨の日の効果に優れるパッドです。しかし、金属成分が多い分、ブレーキローターへの攻撃性が懸念される。これを上手くこなせるかがメーカーの技術の見せ所です。

ダエグの場合金属製の薄いカバーが付いてる。放熱性の問題からこんなかな。

この六角レンチ外せるのがうちにはないことが判明。

3ミリの六角レンチです。結構普遍的なサイズらしいがうちには何故か無かったので購入。日本製で80円ぐらいでした。

ネット見るとこの辺は簡単だと言う事で、説明まったく無いよね。ここは5ミリのレンチで外しました。ブレーキパッドはここでとまってるだけです。

抜けるとこんな感じです。あまりにも酷使するライダーさんでしたら、ここに焼きつき防止のアルミグリスなどを塗っておくのがお勧め。まあ、サーキット走る人かな。

グリスは何のため?パッドの裏に塗る鳴き止め用です。シリコングリスなどあればもっと良いですね。

片方ずつ抜いていきました。まだ全然減ってないので抜きにくい。

ノーマルも交換用も同じような色?つまんない?いえ、違います焼結パッドを圧着させるために「銅メッキ」がされているからです。ノーマルも効かない割りに焼結パッド採用のシンタードパッドなのですね。

取り付けます。簡単に解説してるけど結構大変かも。なぜならピストンが戻らないから。

「ブレーキピストンスプレッダー」です。ピストンを押し戻すために使う専用工具です。あまり使用頻度は低いので持ってる人は少ないかもです。パッド交換は何気に大変です。

なかなか中にパッドがおさまらないので、ゴムのトンカチで押し込みましたあ。まあ、無理ない程度にて。自信ない人はお店に頼もう。ネットで購入した品を「2輪館」とか「ナップス」とかに持って行っても通常、取り付けに応じてくれません。何故か?それは保証の問題が有るからです。訳のわからん他店での購入品を扱いたがらないのです。買ったお店で付けて貰うのが一番です。

「キャリバーピストンレンチ」です。ここではやりませんでしたが、ピストンの「モミ出し」なる作業もあります。ピストンの固着を防止するためです。しかしこれ使うとピストンの裏側は傷だらけ・・実害は無いとはいえイマイチかな。まだ、発展途上の工具です。

今回利用したブレーキパッドです。「VD344JL」です。厚みが違うものが存在するみたいですが、ダエグにはこれをつかいます。

こちらはリア用「VD327JL」です。今回は制動力増強のみが目的でしたので、リアは交換しませんでした。まあ、機会があったら交換してみようかな。

こちらはレジンパッド(オーガニックタイプ)のものです。GN125にはこのシリーズがラインナップされてます。ローターへの攻撃性最小で、安心。でも他のパッドを使いやれてしまったローターではもう使えないかも。GN用もノーマルパッドで何千~何万キロも走った後では交換しても使えないと言う報告がありました。

 で、ZRXに新しくつけたパッドはどうなのよ?と言う事ですが、なんと慣らしも済んでないつけたばかりの状況で「制動距離半分?」効きすぎてびっくりと言うか、ノーマル効かなさ過ぎだろ。ZRXダエグやER-6なんかに乗ってる方はブレーキパッド換えてみると全然違うよ。他の機種もたぶんそう。改造するならここからです。