ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。 7話2017年2月23日 18:391ヶ月ぶりの投稿かな?あ、どうもシミです久しぶりの投稿で色々とおかしい所があるかもしれませんが、そこは温かい目で大目に見てくださると嬉しいです。※作者はファミレスでのバイトなんてしたことありません。全部こんなんじゃないかなってくらいの憶測ですので、そこんとこよろしくです。 自分の愚行で一色から名前で呼ばれるようになった後、開店時間10分前まで挨拶の練習をした。 「挨拶の練習しますよ!」 と言われた当初は、嫌悪感をあからさまにして、子供のようにしつこく、ジジババのようにねちっこくそれを断ろうとしたのだが…「今のままじゃお客さんが逃げ…怯え…いえ、何でもないです」 何てことを言われたら、嫌でもやる気になる。 直接的にdisられるのもあれだが、中途半端に言いかけられた上にそれを何でもないように言われるのが1番心に来るんだよ。ソースは俺。 そんなこんなで始めた練習。時間的には10分~20分にも満たないが、子供が泣いて逃げ出す笑顔が子供が泣きわめく笑顔にまでなり、一瞬でコミュ症だと分かる挨拶もしばらくしたらコミュ症だとわかるレベルまでなった。 あ、あれ?あんまり変わってないのは俺の気のせいだよね?ね? ま、まぁ何事も経験。失敗は成功の何とやらだ。別に泣こうが引かれようが…気にしない……もん。 だから一色。人を憐れむような目で見ないの。ものすごく悲しくなるから。✕ ✕ ✕「先輩覚悟はいいですか?」「あぁバッチコイだ」 一色の問に簡潔に返す。 あともう少しで開店という事もありカウンターの近くで待機中。やけに距離が近いが気のせいだろう。「いらっしゃいませとありがとうございましたは大きな声で」「おう」「お客様が帰られてから食器は下げてください」「おう」 「手が空いてる時は食器洗いとか床掃除をやってください」「おう……てかさっきから何なの?お前は俺の母ちゃんなの?」「そんな事言わなくてもいいじゃないですか。これでも一応心配してるんですよ?」「……………」 な、何か反応しづらい。何言われても適当にあしらうつもりだっただけにこんな不意打ちは卑怯だ。そもそも心配された事なんてあまりないから少し嬉しくない事も無いかも。「あれぇ?急に黙り込んでどうしたんですか?もしかして照れてるんですか?」「は、はぁ!?そ、そんな事あ、あるわけないだろ!俺が照れるとしても、それは天使達の笑顔を真正面から見た時だ。お前に照れる?ご冗談を」「にしては、慌ててましたけどね」「ぐっ…」 こ、こいつやけに痛い所ついてきやがる。な、何も言い返せないじゃないか。 そんな俺の反応を肯定と受け取ったのか、一色は意地の悪い笑を浮かべる。「まぁいいでしょう。今回はそういう事にしてあげます」「はいはい」「そんな態度で良いんですか?私はバイトリーダー、八幡はバイト生。私の方が立場上上ですよ?それとも……ここでバイトしてる事結衣先輩達に言ってもいいんですか?」「ありがとうございます」「よろしい」 お、俺ってば弱味握られすぎじゃね?先輩の威厳が……ってそんなの無かったわ。散々学校でもこき使われてたし。あぁ俺の人権って何処へ……。 自分の人権が迷子になっているのを実感した直後、お店のドアが開いたことを知らせるベルがなる。「八幡初仕事ですよ」 「おい。そこは先輩のお前が俺にお手本見せるんじゃないの?普通」「確かにそうですけど…ほら!良くあるじゃないですか!失敗は成功の何たらってやつですよ!」「俺失敗する事確定なんだな。余計行きたくなくなってきたんだけど」「んんっ!とにかく!これは命令です!早く行ってきてください!お客さん待たせてます!」「あぁ?「あぁん?」…りょーかいしましたー。よろこんでいかせていただきまーす」 あいつ絶対動きたくないだけだろ。うん、そうに違いない。目くっそ泳いでたし、慌ててたし。ほんとわかりやすいんだよなあいつ。 ま、あいつと話していい具合には緊張も解れたし、失敗することなんてないだろう。後は、どういうタイプのお客さんかってとこだが…… 店の通路を歩き、入り口にいるお客さんの元へと向かう。 「さーちゃん。わたしハンバーグたべたい」「そうか。けーちゃんがハンバーグならさーちゃんもハンバーグにしようかな」 どうやら子供連れの客のようで、人数は2人。青みがかった黒髪が特徴的で、子供の方はツインテールに、お母さんの方はポニーテールにしている。後、お母さんのがデカい。何処がとは言わんが。 それにしてもあの2人。何処かで見た事ある気がするのだが、多分気のせいだろう。そうだ。そうに違いない。 だから、俺がこの人達を接客しても何のイベントも何のアクシデントも起きはしないのだ。「いらっしゃいませー!何名様ですか?」 「はい。えっと、2名…で……す」「ん?あ!はーちゃんだ!」 え?何この子。急に抱きついてきたんだけど。それに初対面の人をはーちゃんだなんて全く失礼な……はーちゃん? …俺を認識していて、なおかつあだ名のようなもので呼ぶ小さい子何て1人しかいない。そうなると、隣にいるお母さんと勘違いした人物が誰なのかも自動的に分かるわけで…「2名様ですね。あちらの席へご案内します」 あぁ、自分でも今の表情が面白いくらいに引きつってるのが分かる。 どうかこのまま他人のフリが続きますように……。 比企谷八幡。バイト生。初接客の相手は同級生(見た目ヤンキー)とその妹(天使)。