中紫外線治療器・VTRAC
乾癬・白斑・アトピー性皮膚炎など様々の皮膚疾患に使用する紫外線治療です。
アトピー性皮膚炎、乾癬、白斑など皮膚病気の治療に使用します。VTRACの治療は保険適応があり3割負担で1,020円、1割負担で340円になります、治療間隔は症状が悪い時は1週間に2回、落ち着けば1~2週間に1回となります。
はじめにcss
紫外線治療機は皮膚に浸潤し、炎症を起こすリンパ球を自然死(アポトーシス)させることにより皮膚症状を改善させます。
様々な紫外線治療器が有りますが、2007年に販売が開始されましたが現在でも最新型の紫外線治療器に属します。
- 治療時間が短い
- 他の治療法に較べて治療効果が高く、効果が出るのが早い!
- 病変部のみ照射可能
- 紫外線の総照射量が少ないので発癌のリスクが低い
- 健常部への紫外線被爆が少ないので余計な色素沈着が起きにくい
- 他の紫外線治療器より深部まで到達するので、難治性の症例効果が期待できます。
治療対象疾患
健康保険が適応される疾患
- 乾癬
- 類乾癬
- アトピー性皮膚炎
- 掌蹠膿疱症
- 皮膚リンパ腫
- 慢性苔癬状粃糠疹
オススメ赤(白文字消し)css
健康保険が適応されない疾患
- 円形脱毛症
- 扁平苔癬
- 結節性痒疹
- 日光蕁麻疹
- 毛孔性紅色粃糠疹
- アミロイド苔癬
- 皮膚ムチン沈着症
- 強皮症
他の紫外線治療との比較
紫外線の波長は100~400 nmになりますが波長が290~300 nm以下の紫外線は皮膚癌を誘発するリスクが高くなるため、治療に適した紫外線は300 nm以上になります。
ポイント青(白文字消し)css
VTRACの波長は308±2nm
紫外線治療機は発癌などの副作用を誘発する波長と治療効果が高い波長が極めて近く、狭い領域にあります。
- 紫外線の波長は100~400nmの範囲
- 290nm以下は発癌性が問題になり治療には不適切
- 副作用が少なく、治療効果が高い波長はわずか300~310nmの狭い範囲にしかない!
解説グレー(白文字消し)css
VTRACの輝度(光の強さ・明るさ)
VTRACは同じ照射エネルギーでも短い時間で強く照射します、ナローバンドUVBでは3~5分照射するエネルギーをVTRACは1~2秒で照射します、光の強さ、明るさはナローバンドUVBに較べて100~200倍になります。
- VTRACは光の強さ・明るさがナローバンドUVBの100~200倍
- VTRACは照射時間が1〜2秒(ナローバンドUVBは3〜5分)
- VTRACは照射時の光のピークパワーが高いため光のエネルギーが皮膚の深くまで届く
白いカサブタが出来る赤い湿疹です、白人の発症率は2%前後ですで日本人の発症率は0.02~0.1%です
- 白いカサブタが付着した赤い湿疹です。
- 表皮の代謝(入れ替わりが)が通常の7〜10倍近く速くになっています。
- 遺伝する傾向があり、家族内で発症することが多いです。
- 肘・膝・毛の生え際など刺激の受けやすい部位に好発します
- 爪にも病変が出来ます
乾癬の治療指針
外用薬から始めます、効果が不十分の場合は紫外線治療になります。内服薬は共に副作用が大きな問題となります、三角の頂上にある生物製剤は極めて高価な薬になります。
ポイント青(白文字消し)css
VTRACの治療経過
尋常性白斑(白なまず)
部分的に皮膚の色が白く抜ける病気です、色素を作る細胞(メラノサイト)か色素(メラニン)に対する自己免疫と考えられていまうす。化粧品、レーザー治療・怪我などが原因で起こることがあります
- 様々な原因で色素(メラニン)を作る細胞(メラノサイト)が破壊されて、皮膚の色抜が抜けます。
- 病的なリンパ球がメラニンやメラノサイトを攻撃している仮説(自己免疫説)
- 病変部の毛包部に非活性メラノサイトか幹細胞が残存し、VTRACの照射で活性化される
- 他の治療法に較べてVTRACは尋常性白斑に較べて高い治療効果を認めます。
- 治療後は発赤と一時的な色素沈着が出る場合があります。
- また、残念ながら全員に効果があるわけでわありません。
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症例写真
円形脱毛症
円形脱毛症は毛根に対する自己免疫疾患ですVTRACは毛根を攻撃する、リンパ球に作用します。申し訳ございませんが保険診療の適応がございません。1回3000円(税別)となります。
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