うえっちのブログをご訪問いただきありがとうございます。
前回は、高カカオのチョコレートについて考察して、私(うえっち)としては、たまに贅沢品として、たまに食べるくらいにとどめておこうという話をしました。
マテ茶やガラナ、今となってはコーラ飲料にほとんど使われていないコーラナッツにも含まれているとのことですが、カカオ特有といってもいい成分だと思います。
例によって、私(うえっち)が強い印象(影響)を受けた(でも、書いてあることはそれほど信じていない)本である、「ドラッグ食(フード)」には、「チョコレートの中毒性は、このテオブロミンが原因かも」といったことも書かれていました。
「テオブロミン」は、「カフェイン」や、気管支拡張薬として古くから用いられている「テオフィリン」の仲間で「キサンチン誘導体」というグループに括ることができます。
上のWikipediaでも書かれているように、
カフェインが人間の肝臓で酵素によって代謝されると、「その10%がテオブロミン、4%がテオフィリン・・・になる」とのことなので、
テオブロミンばかりを気にしていても、カフェインを摂っていれば結局同じことということになります。
犬を飼っている方は、テオブロミンが原因で、犬がチョコレート中毒を起こすから、犬にはチョコを上げないということをご存知の方も多いと思います。
テオブロミン、カフェイン、テオフィリン等のキサンチン誘導体は、さまざまな生理作用があり、大学の薬学部などで薬理学を学んだことがあるヒトは、教科書で、以下のような式を見た記憶がある方も多いのではないでしょうか?
中枢神経興奮作用:カフェイン > テオフィリン > テオブロミン
気管支拡張作用(平滑筋弛緩作用):テオフィリン > テオブロミン > カフェイン
心筋興奮作用:テオフィリン > テオブロミン > カフェイン
利尿作用:テオフィリン > テオブロミン > カフェイン
骨格筋収縮作用:カフェイン > テオフィリン > テオブロミン
これだけ、生理作用があり、中枢神経にも影響を与える化合物なので、摂りすぎによる副作用や、中毒性があっても、不思議ではない化合物になります。
さらに、日常からカフェインを多く摂っている方や、喘息等の治療でテオフィリンを処方されている方が、さらにカカオ成分を摂ると、その分、リスクが高まってしまいます。
チョコレートには、テオブロミンだけでなく、カフェインも含まれています。
犬と比較すれば、ヒトのテオブロミン代謝(処理)速度は速いため、ヒトのテオブロミン中毒死ということはあまり聞かないですが、同じ代謝(処理)経路を通っているということは、一方が増えれば、もう一方の代謝(処理)が追い付かなくなってくるなどの相互作用が出てくる可能性もあります。
ヒトのカフェイン中毒死が疑われるような事例では、そのようなさまざまな要因が組み合わさった不幸な事故だったのかも知れません。
あくまでも空想ですが、喘息持ちでテオフィリンを処方されているヒトが、二日酔いで副作用が強まる状態にあり、元気を出すために、高カカオのチョコレートを食べて、カフェインのたっぷり入った「エナジードリンク」を飲んだ後に、さらにコーヒーを飲んでいたとか・・・
この記事を書くのに、インターネット検索しているなかで、独立行政法人 国民生活センターが、「高カカオをうたったチョコレート」について調査した報告書を見つけました。
高カカオチョコレートの中には、普通のチョコレートのおよそ2~4倍のテオブロミンやカフェインを含むとのことです。(5 ページの表3をご参照ください)
11ページ目に、「高カカオチョコレート」に関して、消費者へのアドバイスがまとめられています。
「脂質量が多いので、摂りすぎ注意」
「テオブロミン、カフェインに敏感なヒトや、テオフィリン等の医薬品を使用しているヒトは注意」
私(うえっち)が、取り上げるまでもなく、古くから議論はされているみたいです。
この報告書もパーフェクトではなく、少しは、突っ込みどころがあります。
でも、結局は、チョコレートやコーヒーに限らず、ほぼ全てのものは、「飲み過ぎ(食べ過ぎ)に注意」ということになるのだと思います。
過剰に健康効果を期待して○○だけを大量に摂取するということは控えるとともに、薬等との相互作用にも気を付けるべきだと思います。
薬の場合は、添付文書などに注意書きが書いているし、薬剤師さんのアドバイスをちゃんと聞けば大丈夫だとは思いますが、注意事項の表示義務がない食品(健康食品)どうしや、比較的、使用実績のない素材(成分)は注意が必要ですね。
その点では、チョコレートは、比較的大丈夫な方かな。欧米人が、日本人よりも長く、また、多く食べてきた実績がありますから・・・
長くなったので、今日は、この辺にしておきます。