2017/03/13


肌のかゆみや乾燥…原因は「自律神経失調症」かも

急に肌がかゆくなったり、肌荒れや乾燥しやすくなった…。

特に原因が思い浮かばないあなたは、「自律神経失調症」を疑う必要があるかも?

自律神経失調症で肌が荒れる?

放置せず病院へ。肌の乾燥は保湿強化で対処

自律神経は、呼吸や消化、体温調節、内分泌など私たちが意識せずとも作用する機能をコントロールしています。

活動的な働きを司る“交感神経”と、休息やリラックス時に働く“副交感神経”、この両者がバランス良く働いてこそ、健康が守られるのです。

最近お肌の調子が悪い、原因不明だけどかゆみや皮膚炎があるというあなた。

自律神経のバランスが崩れて起こる「自律神経失調症」の可能性があるかもしれませんよ。

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自律神経失調症とは?

不随意な運動を統率し、生体維持に欠かせない働きをする自律神経。

重要な存在である一方で、精神的・肉体的なストレスの影響を受けやすい器官でもあるのです。

ストレスが過剰に溜まることで、交感神経と副交感神経の均衡が崩れます。

すると自律神経が正常に働けず、お肌や全身のトラブルを引き起こしてしまうのです。

自律神経失調症による肌荒れの症状と原因

主にかゆみや乾燥、発汗などを覚える人が多いようです。

乾燥やかゆみが悪化すれば、ヒリヒリ、ピリピリとした痛みや炎症に発展することも。

乾燥による肌荒れだけでなく、シワやシミの増加といった老化も懸念されますね。

これらは自律神経の働きが低下したことで、健康な肌を維持する機能も衰えたことが原因と考えられます。

なぜこのような肌トラブルが増えてくるのか。

自律神経失調症によって起こる症状と肌荒れとの関係を独自に考察しました。

睡眠の質の低下による肌回復力の減少

ぐっすりと良い眠りにつくことは、美肌を作る上でかなり重要なプロセスです。

寝ている間に日中の肌ダメージが修復され、新しい肌細胞の生成が促されるため。

本来は夜になるほど副交感神経が優位になり、リラックスして眠りにつくことができます。

それが自律神経失調症によって不可能になると、睡眠の質が低下。

肌のターンオーバーが狂うこととなり、肌荒れ悪化に繋がるのです。

血流悪化による肌の栄養不足

血液が全身に栄養を運搬できるのも、自律神経のコントロールがあってこそ。

お肌に必要な栄養が届かなければ、潤い保持やバリア機能の強化、肌荒れ改善は叶いません。

ターンオーバーも停滞し、トラブルを招きやすい肌状態になってしまいます。

便秘や冷えが肌の不調を加速

無意識的に働く自律神経。

その作用は腸の排泄機能にまで及びます。

自律神経のバランスが乱れると腸の働きも低下し、便秘や下痢を招きやすくなるでしょう。

腸の不調はお肌の免疫力を衰えさせ、ニキビなどの肌荒れに。

また、血流が悪くなるということは冷えやすいこととも関係しています。

冷えは内臓の働きを鈍らせ、お通じの邪魔になってしまうのです。

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自律神経失調症かも?他の症状も合わせて診断

肌荒れだけでなく、全身に様々な不調が現れる自律神経失調症。

肌以外にも以下の項目に覚えがないか、チェックしてみてください。

・ だるさ
・ 動機
・ 発汗
・ めまい
・ むくみ
・ 手足のしびれ
・ 肩こり
・ 冷え
・ 耳鳴り
・ 吐き気
・ 食欲低下
・ 便秘や下痢
・ 寝つきが悪い
・ 気分が落ち込む

お肌の乾燥やかゆみとともに、これらの症状が出ているなら自律神経失調症の可能性があります。

ただし、仮面うつ病も似たような症状が出るため、自己判断せずに病院を受診しましょう。

自律神経失調症の疑いがある時は何科に行けば良い?

医師が監修する情報を掲載するself doctor.netによれば、自律神経失調症の治療は神経科や心療内科を受診すると良いそうです。

さらに心臓などに異常がないか検査したのち、身体面・心理面においての検査も行うとのこと。

お肌の異常だから皮膚科だけで…と思わず、自律神経失調症を疑ったらこれらの専門機関で相談してくださいね。

自力でもできる対策はある?

自律神経を乱れさせる原因は、神経細胞の一部に異常たんぱく質が蓄積することと言われています。

この異常たんぱく質を排除する方法の1つが、オートファジーの活性化。

ノーベル賞受賞でも話題になった東京工業大学・大隈良典栄誉教授が研究したことでも知られるもので、細胞の持つたんぱく質分解システムです。

オートファジーを活性化することで、自律神経を乱す異常たんぱく質の分解も促すことができると考えられています。

具体的な方法の1つが、食事と睡眠。

食事制限を行うとオートファジーの活性化に繋がると言われているのです。

さらに睡眠不足になると、食欲増進作用があるグレリンというホルモンが増加。

反対に食欲を抑えるホルモンのレシチンが減少するため、食べ過ぎに繋がってしまいます。

睡眠不足は肌荒れに拍車をかけることにもなるため、しっかりと眠る習慣を心がけてください。

これらを踏まえると、“規則正しい生活習慣”が自律神経失調症の改善にも有効と言えるでしょう。

肌荒れへの対処としては、肌に優しい良質なセラミド含有の美容液などで保湿を強化する。

もともと乾燥しやすい人は洗い過ぎないよう注意し、上述の生活習慣の改善を意識しましょう。

入浴やマッサージ、趣味の時間を作るなどして、血流促進やリラックスタイムを作るのも良いですね。

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

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