体のニオイの悩みに応える体臭ブログ
ニオイ撃退テクニック
○入浴法
汗腺機能と自律神経を鍛える入浴法
近年日本人の汗腺機能は、空調の整った環境にいすぎて衰えつつあるといいます。そんな日本人の汗腺機能をてっとり早く整えることができるのが入浴法。まずは右の「汗腺を鍛える入浴プログラム」を最低1週間実行してみて。自律神経の働きもよくなり、気温の変化に体が対応してよく汗をかけるようになります。
手足の汗腺を集中的に温める
浴そうの1/3から半分くらいに43~44℃のお湯を満たし、ひじ下とひざ下を10~15分ほどつけて。浴槽に風呂イスなどを入れて座ったり、浅い浴そうの場合はしゃがんだりして、ラクな姿勢で行って。手や脚の汗腺は、普段はあまり機能していない、通称「寝たふり汗腺」が多いとか。手足、足浴でここを集中的に温めると、効果的に汗腺機能を鍛えることができます。
▼ぬるま湯で交感神経をリラックスさせる
手足浴をした浴そうにぬるいお湯を足し、36℃くらいに調節。半身浴で10~15分ほどつかります。高温で高ぶった交感神経をリラックスさせてくれるそう。酢を200ミリリットル入れると汗腺機能の回復を助けてくれます。
▼汗を乾かしながらお酢を飲む
お風呂から上がったら水気をタオルで軽くおさえ、バスローブなどを着て乾燥させます。目に見えない小粒の汗が汗腺から出やすくなります。10~15分休みながらりんご酢や黒酢(酢40ミリリットル+水160ミリリットル目安)で水分補給を。
にがり風呂
ひふのバリア機能を高め、ニオイの漏出を防ぐ
にがりの保水効果は肌のバリア機能を高めて外からの刺激を防ぎます。さらに肌表面からニオイ成分が広がりすぎるのも防いでくれるそう。180リトルのお湯に200ミリリットル(コップ1杯)を目安に入れて試して。
お酢風呂
肌を弱酸性に保ち雑菌の繁殖を抑える
お酢(黒酢か醸造酢)を180㍑のお湯に100ミリリットル注ぎます。お酢に含まれるクエン酸には殺菌効果があり、肌を弱酸性に保ち、雑菌の繁殖を抑えます。また、お酢がお湯から汗腺に吸収されて血行がよくなり、乳酸の生成を抑えてアンモニア臭を解消できるそう。
○衣服
熱の発散を妨げないコットン素材が基本
汗は蒸発することで体温を下げることが目的なので、熱の発散を妨げない通気性のよいもの(コットン素材など)を選ぶことが基本です。また“人にニオイが伝わらないようにする”という考えから、ニオイの分子を包みこんで無臭化してくれる衣服用の活性イオンのスプレーなどを使うのも手です。
ニオイを抑える素材
。木綿、麻
。天然素材
ニオイを抑えない素材
。レーヨン・ナイロン
。化学繊維
○食事
汗腺機能を鍛える食材を食べよう!
小粒でサラサラのよい汗には「界面活性物質」が含まれています。つまり、界面活性をサポートする成分=レシチンなどを食べることも、よい汗づくりには有効なのだそう。また、里芋などのムコ多糖類は汗腺機能を高めます。暑い季節も汗をあまりかかないという人は、試してみる価値アリ!
汗腺機能をたかめるムコ多糖類
山芋
里芋
大豆レシチンが汗腺機能をアップ!
豆腐
納豆
豆乳
もずく、メカブのアルギン酸が◎
もずく
メカブ
ニオイとモテ度の関係は??
“ニオイトレーニング”で嗅覚を鍛えよう
ニオイ=不潔という考えは間違い。ニオイが気になる人は単に「ニオイの経験」が少ないだけかも。「現代は昔と比べて日常生活にニオイが消えています。野菜や土やお年寄りなどいろいろなニオイをかぐという訓練がされていないため、ニオうだけで不快と思うような非常に短絡的な嗅覚になりつつあります」(五味先生)。ニオうだけで不快と感じる短絡的な嗅覚では、人間関係を狭めてしまいます。自然の中に遊びにいく、いろんな体験をするなど、生活の中でいろいろなニオイを積極的にかいでみて!
FYTTE 2005年10月号
医学博士・五味常明
1949年、長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。わきがの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。TVや雑誌でも活躍中。 99年からは、ケアマネージャー(介護支援専門員)として、デイケア事業や、高齢者介護の現場でのニオイのケアにも取り組む。
五味クリニック院長
流通経済大学 客員教授
日本心療外科研究会代表
体臭・多汗研究所所長