ナローバンドUVB
ナローバンドUVB療法とは
ナローバンドUVBナローバンドUVB療法は、海外ではすでに一般的な紫外線治療です。乾癬やアトピー性皮膚炎をはじめ、多型日光疹、尋常性白斑、菌状息肉症、扁平苔癬、結節性痒疹、円形脱毛症、掌蹠膿疱症などに有効性が認められています。また、ナローバンドUVB療法では、治療後の遮光などの生活制限がなく、小児や妊婦の方も治療が可能です。
尋常性乾癬に対する適応
ナローバンドUVB療法がもっとも効果的なのは、尋常性乾癬で、照射の回数は、週に2~3回が標準的な方法です。
ナローバンドUVB療法は、日本人による治療成績をみると、ある23例の検討では、週5回の照射と比較的多いものではありますが、65%が寛解し、改善以上は83%となっています。なお、乾癬の類症である掌蹠膿疱症でも、ナローバンドUVB療法による治療効果があります。
尋常性白斑に対する適応
乾癬のつぎにナローバンドUVB療法が効果的な疾患が、尋常性白斑です。
ナローバンドUVB療法は、BB-UVB療法やステロイド外用剤単独よりも効果に優れ、PUVA療法にくらべても、同等かそれ以上の効果があると考えられています。さらに、PUVA療法、特に外用PUVA療法にくらべて、治療を施行後、白斑部と周辺の健常部との色調の差が目立ちにくい利点もあります。尋常性白斑に対するNB-UVB照射のプロトコールは乾癬に準じたもので、照射回数も乾癬と同様に週に2~3回程度の照射が標準的です。
小児へ照射しても成人と変わらない良好な成績が得られています。一般に治療の反応が良い部位は、PUVA療法と同じく顔面や頸部、体幹や四肢の近位部であり、毛孔周囲から色素再生が進んでいきます。他方、四肢の遠位部では色素再生が起こりにくく、大きな局面も反応しにくくなります。
その他の適応
アトピー性皮膚炎では、成人、小児ともにナローバンドUVB療法の有効性が示されています。また、乾癬と同じように、ナローバンドUVB療法による治療によって比較的長い寛解期間を得ることが期待できます。
尋常性乾癬、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎などの代表的疾患以外にも、ナローバンドUVB療法が有効とされる皮膚疾患として多数のものが報告されています。円形脱毛症や、環状肉芽腫、GVHDなどの疾患でナローバンドUVB療法が試みられています。今後もナローバンドUVB療法の対象疾患が増えていくことが予想されます。
光線療法の効く疾患
光線療法で効果が期待できる疾患にはいろいろあります。疾患の多さから順に挙げると、尋常性乾癬、尋常性白斑、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎、結節性痒疹ということになります。その他にも類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉症、強皮症、急性痘瘡状苔癬様粃糖痒、皮膚ムチン沈着症などにも効果が期待できます。
光線療法の種類
クリニックでの光線療法で一番施行されているのはPUVA療法です。PUVA療法にはソラレン内服と外用がありますが、色むらの欠点などがあるものの、通院する際の目の保護などの面倒さを考慮すると外用PUVAの方が現実的でしょう。
また、ソラレンを使用しないナローバンドUVB療法の出現で色むらの問題も解消され、照射時の操作の注意は必要であるものの簡便になりました。もちろん従来からのbroadbandUVBもありますが、照射による反応が強く、照射量を上げていくのに限界があります。最近ではUVAについて、選択的にUVA1を使用してアトピー性皮膚炎や真皮に主病変のある疾患の治療に対する効果が期待でき、少しずつ治療に用いられるようになってきています。
フラクセルレーザー
フラクセルレーザーによる「肌入れ替え治療」
フラクセルレーザーは「使い古した肌」を「新しい肌に入れ替える」最新の治療法です。
従来のレーザー治療は、しみならメラニンを破壊、しわならコラーゲンを増やすなど、原因にあわせて「症状を改善」させていました。いわば、長年着ている洋服をクリーニングに出し、しみ取りや、しわ取りをしているようなもの。
フラクセルレーザーの一番の特徴は、古くなった肌を新しい肌に「入れ替えて」しまうところです。
つまり、しみやしわの気になる古い洋服を新品に取り換えることと同じです。
フォトジェニカ(Vスターレーザー)
齢や紫外線などにより出現するしみやくすみ…。若々しい素肌を取り戻したい―そんなニーズに応えてくれるのが、『V-STARレーザー』。
最大の魅力は、従来のレーザー治療とは違い、お肌の表面を傷つけないこと。治療後のガーゼやテーピングの必要がなく、自然に、美しい素肌を再生します。
Vスターレーザーのメリットを探る
| 皮膚へのダメージがない | |
| 治療後のかさぶた形成や、発赤などの炎症反応がありません。 | |
| 色素沈着などの二次的な副作用も起らない | |
| 従来のレーザー治療では、東洋人の場合、治療後1~2カ月の色素沈着が生じ、それに対する対策が必要でした。Vスターレーザーならそのような心配はありません。 | |
| 治療後の日常生活に制限がない | |
| 治療後のお化粧も可能です。日常生活に何ら支障はありません。 | |
| 治療は短時間で終了 | |
| お顔全体で10~15分で終了します。 |
どのような症状に効果があるの?
- 美白効果(しみ、くすみの改善)
- 若返り効果(ハリを取り戻し、キメの細かい肌を再生)
- 毛細血管の除去(赤ら顔の改善)
- 熱による殺菌作用・炎症除去作用(にきび、にきび跡の改善)
VスターレーザーQ&A
- 治療回数は?
- 一般的には、2~3週間おきに、4~5回程度の通院照射が必要です。症状に応じて、治療回数は異なりますので、医師にご相談下さい。
- 効果の出現は?
- 2~3回目の照射終了後から効果を実感していただけます。
- 治療の効果は?
- 美容先進国、米国では、既に大ブームのしわ取り治療です。高い有効率をあげています。
- 痛みは?
- 治療は皮膚を冷やしながら行いますので、痛みの心配はございません。
クールタッチレーザー(しわ・にきび跡用)
クールタッチレーザー(しわ・にきび跡用)顔の表情は特に年齢を感じさせます。しわができたり、潤いがなくなったり…、新陳代謝の低下や、皮膚を構成するコラーゲンが減少すると、老化が如実に現れます。
コラーゲンが豊富に補給されれば、真皮の弾力性が保たれ、老化に伴う表情の変化を引き起こしにくくしてくれるというわけです。当院が導入した『クールタッチレーザー』は、レーザー照射と同時に、冷却ガスを噴射することにより、表皮にダメージを与えずに、真皮に働きかけ、徐々に新しいコラーゲンを再生する最新型のレーザーです。
コラーゲンが補給されることにより、小じわが目立たなくなり、張りのあるみずみずしい肌に生まれ変わることができるのです。
クールタッチレーザーのメリットを探る
| 皮膚へのダメージがない | |
| 治療後のかさぶた形成や、発赤などの炎症反応がありません。 | |
| 色素沈着などの二次的な副作用も起らない | |
| 従来のレーザー治療では、東洋人の場合、治療後1~2カ月の色素沈着が生じ、それに対する対策が必要でした。クールタッチレーザーならそのような心配はありません。 | |
| 治療後の日常生活に制限がない | |
| 治療後のお化粧も可能です。日常生活に何ら支障はありません。 | |
| 治療は短時間で終了 | |
| 目の周囲のしわなら両方で約5分程度で完了します。 | |
| 色素沈着など皮膚へのダメージがない | |
| レーザー光線は人体には全く無害です。また電気針脱毛のように、皮膚に針を刺したりしないので、肌に負担を与えるようなことはありません。 |
どのような症状に効果があるの?
- 目の周り、上口唇などの小じわ
- にきび癌などの凹凸病変
- 毛穴の開き
クールタッチレーザーQ&A
- 治療回数は?
- 一般的には、2~3週間おきに、4回程度の通院照射が必要です。症状に応じて、治療回数は異なりますので、医師にご相談下さい。
- 効果の出現は?
- 照射後時間の経過に従い、徐々に真皮の繊維芽細胞の増殖、再編成が起り、それにともなって改善が確認されます。繊維芽細胞の増殖、再編成は通常6カ月間続きます。すなわち治療開始後6カ月後がベストな状態になると考えられます。
- 治療の効果は?
- 米国のレーザー治療の第一人者であるTinaAlsterは、米国の医学会誌“Cosmeric Surgery Times1999”の中で、その有効率を90%程度と発表しています。
- 痛みは?
- ゴムで弾いた程度の痛さです。実際の治療の際には、麻酔クリームなどを使用し、快適に治療が受けられるよう配慮しています。
全米の医療界でブームのクールタッチレーザー、症例写真でその効果をチェックしてみよう
| 皮膚組織の変化 | |||||
レーザー治療
| MCL29ダーマブレイト (エルビウムヤグレーザー) | NIICヤグレーザー (Qスウィッチ ヤグレーザー) | スペクトラムRD-1200 (Qスウィッチ ルビーレーザー) |
トラブルのない美しい素肌を取り戻すことは不可能ではありません。
そのためには、確かな知識と経験豊かな医師の下で、正しい治療を受けるのが最短距離です。
当院ではどうすれば美しい肌を取り戻すことができるか?を常に考え、独自のメソッドを考案しました。
メディカルレーザーの優れた点を組み合わせるからこそ本来の美しい肌を取り戻すことができるのです。内容別に最も安全な美しい肌へのアプローチをお話しましょう。
にきび跡
診療科目の中で、受診者が目立つのがにきび跡のレーザー治療です。
軽いにきび跡なら、ケミカルピーリングのみでも治療できますが、クレーター状の凹凸を伴ったタイプを改善するには、レーザー治療が必要です。
にきび跡のレーザー治療は、“スキンリサーフェスィング”と呼ばれる〈表皮を再生するための治療〉の領域に入ります。そのためレーザーは、コンピューターでコントロールする機能の加わった『シルクタッチ炭酸ガスレーザー』、『ウルトラパルス炭酸ガスレーザー』、『エルビウムヤグレーザー』などから使用します。これらの機種の中で、東洋人のような有色人種に最も高い効果をもたらすのが、『エルビウムヤグレーザー』です。
にきび跡の凹凸の瘢痕組織を、皮膚にダメージを与えることなく、“ピーリング”〈皮膚を薄く削ること〉と“シュリンキング”〈皮膚を収縮して、形状を改善すること〉しながらきれいにしていきます。その効果は見事なものです。
しみ・そばかす
しみ・そばかすメラニン色素の忘れ物、それがしみやそばかすです。
メディカルレーザー治療なら、高級な化粧品よりも手軽に、美しい肌を取り戻すことができます。色素に反応する『ルビーレーザー』を中心に治療を行いますが、状態を見ながら、『エルビウムヤグレーザー』も併用します。
あざ
あざにはいろいろな種類があります。
状態を正しく診断し、適切なレーザーを選択して治療を行っていきます。
●太田母斑(青と褐色の混ざったあざ)、扁平母斑(茶あざ)の場合●
いずれもメラニン色素に反応する『ルビーレーザー』、『ヤグレーザー』、『アレキサンドライトレーザー』を使用して治療を行います。色素系のレーザーは、最初に到達した色素でエネルギーを放散してしまうため、立体的になっている奥の色素まではエネルギーが届きません。太田母斑の場合、平均して5~8回の照射が必要です。焦らずに、きれいな肌になる戻る日を待ちましょう。
扁平母斑(茶あざ)は、『ルビーレーザー』だけではなかなか取ることができません。『エルビウムヤグレーザー』を併用することによって、きれいに取ることができます。また扁平母斑は再発性が強いのが特徴です。いつもは色素を作らずに休んでいる“メラノサイト”という色素産生細胞の活動が原因として絡んできます。再発の初期に、レーザーの再照射をすることによって、このメラノサイトごと破壊し、再発の根を絶つことができます。
●単純正血管腫(赤あざ)の場合●
赤あざの治療には『ダイレーザー』を使用します。
『ダイレーザー』はヘモグロビンの赤い色に反応しますので、血管を破壊することにより赤あざを取り除くことができるのです。
しわ
しわのメディカルレーザー治療は、日本ではまだまだ一般的ではありませんが、欧米では真っ先に選択されるほど一般的な治療法です。しわを取るためのレーザーは、一般的に『ウルトラパルス炭酸ガスレーザー』を使用します。パルスで瞬間的に皮膚を収縮して、形状を改善し(シュリキング)、同時に表面の古い皮膚を剥離します(ピーリング)。
しかしこの場合、皮膚の色が濃い人は、レーザー照射後、色素沈着が生じてしまうことがあります。この問題を解決してくれるのが『エルビウムヤグレーザー』です。有色人種である日本人がしわ取りをする場合には、『エルビウムヤグレーザー』が最適です。
<<チェック>>
メディカルレーザー治療のしわ取りは、“スキンリサーフェシング”〈悪い表皮を取って、新鮮な皮膚を生む〉という人間の本来持っている能力を少しだけ刺激するものです。
皮膚を入れ替える手伝いをするのは皮膚科医ですが、きれいな皮膚を新たに作るのは、自分自身だということを忘れないで下さい。
ほくろ
ほくろは皮膚の表皮よりも深く、真皮よりも浅い場所に塊になっています。根の深いほくろを取り除くには、塊ごと取るのが最も合理的でトラブルを発生させません。
一般的に炭酸ガスレーザーによって、焼き削ってしまう方法が採られていますが、この方法ですと、せっかくほくろを取り除いても、治療痕が残ってしまうという問題点があります。
当院では、『エルビウムヤグレーザー』によるピーリングを繰り返し、薄く何度も表面を削り、根気よく治療を続けます。
『エルビウムヤグレーザー』を照射した肌は、驚くほどきれいに盛り上がり、美しい肌へと回復していきます。
いぼ
いぼには何通りもの治療法があります。
形や大きさ、場所ごとに、それぞれ適した方法で治療を行います。
例えば顔にあるいぼは塊になっていることが多く、まず『炭酸ガスレーザー』を照射し、塊を削ります。しかし全てを『炭酸ガスレーザー』で除去してしまうと、皮膚の内面に向き合った断面がきれいに仕上がりません。そのため最後の断面は『エルビウムヤグレーザー』を照射します。ほくろを取り除く場合と同様に、肌ができるだけ自分の力で盛り上がり、いぼを取り去った痕を残さずに、元の状態に戻るようにするためです。
一方、ウィルスが原因でできたいぼは、『ダイレーザー』と呼ばれる血管用のレーザーを使用します。
ウィルス性のいぼは、血管が増生している場合が多いため、血管にレーザーを照射することによって、ウィルスに栄養を運んでいる血管に刺激を加え、いぼも消滅させてしまおうという考えによるものです。
いぼは通院日数も少なく、早急に治療は終了します。
ケロイド
火傷などの傷痕がケロイドになってしまった皮膚も、メディカルレーザー治療ならきれいな皮膚に戻すことが可能です。
ケロイドは周囲の皮膚の張力によって、より増大するという特徴があります。
ケロイドの組織を取り除き、ケロイドの皮膚自体が持つ張力を取り上げてしまえば、元通りのきれいな皮膚に戻ることができるのです。
治療には『エルビウムヤグレーザー』を使用します。
このレーザーには“シュリンキング”効果〈皮膚を縮める〉があり、ケロイド自体の組織が縮むのに加え、さらに“ピーリング”効果〈皮膚を剥離する〉も発揮します。
切除・縫合した時のように、皮膚に張力が発生することはなく、ケロイドの発生を刺激する作用が驚くほど少なくなります。
ケロイドという正常な皮膚とは全く違う組織を『エルビウムヤグレーザー』によって取り去り、周りに残っている健康な肌を盛り上げるように働きかけます。
治療の際には、“ハイドロコロイドドレッシング”というものも使用しますが、成果が見え始めるまでにかなり時間がかかるため、医師も患者さんもお互いに根気のいる治療になります。
妊娠線
妊婦線意外とお悩みの方が多い妊娠線も、メディカルレーザー治療できれいに除去することができます。
治療は『エルビウムヤグレーザー』で妊娠線の部分を取り除き、皮膚を周囲から押し上げるようにします。
一度の照射では、思い通りの効果を得ることは難しいので、時間をかけ、少しずつきれいにしていきましょう。