自律神経失調症にマッサージや整体は効果ある?食事で改善できるところは?

自律神経失調症では、身体と心に様々な症状が出ます。マッサージや食事内容など、自分で工夫できることで症状が改善させられるというのも、この病気の特徴です。効果が出る仕組みと、必要な工夫について説明します。

 

 

1. 自律神経失調症に、マッサージや整体は効く?

 

自律神経失調症では、マッサージや整体で筋肉の張りをほぐすことで痛みやこりが和らいで、身体的ストレスによる症状が改善します。

 

肩こりは自律神経失調症の原因になる

精神的なストレスにさらされて緊張した状態が続くと、自律神経内臓の活動を調整している神経。交感神経と副交感神経を併せた総称の中でも交感神経自律神経の一種で、興奮や緊張しているときに働くもの。交感神経が働くと、血管は細くなり心臓は活発に動くようになるが活発になります。交感神経が活動しすぎると全身の筋肉をこわばらせてしまうため、首や肩のこりや痛み、背中や腰の痛みがあらわれます。

筋肉の緊張は、自律神経失調症で起こる頭痛やめまいの原因にもなります。

 

肩こりは頭痛の原因にもなる

首や肩の筋肉に力が入って生じる頭痛は、緊張型頭痛過度の緊張やストレスなど関連していると考えられている頭痛と呼ばれます。緊張型頭痛では、頭全体のギューっと締め付けられるような痛み、頭の重い感じ、ふわふわしためまいが特徴的です。自律神経失調症による頭痛は緊張型頭痛と同じような仕組みで起こっていると考えられます。

 

マッサージ・整体をすれば自律神経失調症を薬なしで治せるか?

マッサージは筋肉の緊張をほぐすだけでなく、精神の緊張もほぐれますので、リラックスできるという効果も期待できます。

自律神経失調症の症状に対してマッサージや整体は確かに効果的なのですが、効果は一時的なものでもあります。マッサージや整体と同時に、自律神経失調症を引き起こす原因となっている、ストレスの原因を解消することがより根本的な解決になります。

仕事や家庭の事情で原因そのものの解決が難しく、自律神経失調症の症状が強い場合は、クリニックや病院で薬を処方してもらうのもやむをえないでしょう。精神的ストレスが強い場合は心理療法にも効果が期待できます。

 

2. 自律神経失調症の症状は食事で改善できる?

食事を見直すことで自律神経失調症が改善する場合があります。

 

食事の乱れは自律神経失調症の原因になる

不規則な生活習慣は自律神経失調症の原因の一つです。生活習慣で大切なのは運動、睡眠、そして食事です。一日三食を決まった時間に食べるのがベストです。自律神経は一日の中でリズムをもって働いています。食事のリズムをつくることで、自律神経も安定してきます。

食事内容についても、自律神経と関連が高い栄養素があります。

 

ビタミンB1とビタミンC

ストレスが多いときはビタミン生物が生きていく上で必要な栄養素の一種。炭水化物、タンパク質、脂質以外の有機化合物のことB1とビタミンCが消費されて不足しがちになるため、自律神経失調症で食事を見直すときにはビタミンB1とビタミンCを不足させないことが大切です。

ビタミンB1が不足すると、脳でブドウ糖体のエネルギー源となる糖分。血液中のブドウ糖を血糖と呼ぶが足りなくなり、イライラしたり、集中力が低下したりします。

ビタミンCは副腎皮質ホルモン副腎皮質で作られるホルモンで、ステロイドホルモンとも呼ばれる。コルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンの3種類があるを体内で作るために必要です。副腎皮質ホルモンはストレスに対抗するはたらきをもち、ストレスが多いときに大量に放出されます。またビタミンCは直接的にも自律神経に関係していると考えられていて、交感神経が活発で緊張した状態ではビタミンCが大量に消費されます。

ビタミンB1は豚肉や玄米、納豆などに、ビタミンCはブロッコリー、ピーマン、オレンジなどに多く含まれています。炭水化物・脂肪・タンパク質を中心としてバランスのよい食事をした上で、ビタミンB1とビタミンCが不足していないかもチェックしてください。

 

3. 自律神経失調症でお酒を飲んでも大丈夫?

 

自律神経失調症の治療中は、適量のお酒であれば飲んでも大丈夫です。

自律神経失調症の原因にはストレスが大きく関係していますが、適度な飲酒はストレスの発散に役立ち、リラックスにつながります。気分も良くなります。ただし、酔いによる症状改善の効果はあくまでも一時的です。

 

自律神経失調症で飲酒NGの場合

不眠で悩んでいるときに、寝付くためにアルコールを摂取するのはお勧めできません。睡眠がかえって浅くなるため、眠ることはできても疲れが取れないというような、質の低い睡眠につながりやすいです。

また、アルコールに関して特に注意が必要なのは、抗不安薬向精神薬の一種で、睡眠薬としても使われる。バルビツール酸系、ベンゾジゼピン系、非ベンゾジゼピン系などがあるや睡眠薬との飲み合わせです。抗不安薬や睡眠薬を飲んでいる時期は、お酒を飲むと薬の作用が強まってしまうため、飲酒は控えてください。

 

4. 自律神経失調症で寝る前にしてはいけないこと

自律神経失調症で不眠の症状があるときは特に、寝る前にスマートフォンやパソコンをなるべく使用しないようにしてください。寝る前にディスプレイの明かりを浴び続けると寝付きが悪くなります。

できるだけ就寝と起床の時間を規則正しくすることも大切です。不規則な睡眠リズムは身体にも精神にもストレスになります。

これらの工夫をした上でも不眠が治らない場合には、 心療内科などで睡眠薬を処方してもらうのも効果的です。