42度入浴&42度洗顔~コラーゲンを作り出す今注目の方法
お風呂が健康や美容にいいという研究データは数多くあるんですが、ここ最近、注目されているのが熱ストレスによって傷ついたタンパク質を修復し、元気にするというヒートショックプロテイン(HSP)の働き。
お風呂に入って温まることで、このヒートショックプロテインを増やすことができ、それがシミやシワ・たるみを防ぐ効果があるということがわかっています。
42度のお風呂に入るとコラーゲンが増える理由
人間は生きていくかぎり、さまざまなストレスにさらされます。現代人のストレスというと仕事や人間関係に起因するものを指しますが、紫外線、寒暖の差、飢餓、細菌感染など環境的なものも実はストレスになるものなんですね。
こうしたストレスによって体の細胞や組織が傷つけられたり、機能が落ちることがあるんですが、ストレスに対処できる能力が人体には備わっています。熱ストレスによってヒートショックプロテインが増えるというのもその1つです。
熱も人体にとっては一種のストレスです。このストレスに応答する形でヒートショックプロテインが作られるんですが、そうして作られたヒートショックプロテインのなかには、
- 【HSP47】・・・コラーゲンを増やしたり、構造を支える
- 【HSP70】・・・コラーゲンの分解酵素の働きを抑制する
といったものがあるんです。
こうした肌のコラーゲンをサポートしてくれるヒートショックプロテインをどうすれば一番効率よく増やせるのか?ということはすでにいろいろな実験が行われていて、その結果によると、「42度のお湯に10分間浸かること」が1つの目安になるということなんです。
42度がちょっと熱いという場合は41度で15分間、40度で20分間でもいいです。大切なことは舌下で体温を測って38度以上になったときが一番HSPが生成されるということなので、それを覚えてくれさえいてくれればいいです。
ヒートショックプロテインは肌のコラーゲンをサポートする以外にも「疲れにくくなる」「ストレスに対する抵抗力がアップする」「免疫力が上がる」「血糖値が下がる」など、さまざまな健康美容効果が確認されているので、お風呂に入る習慣を持つ日本人が世界一の長寿国というのも合点がいくわけです。
ヒートショックプロテインを増やす入浴方法
重要なことなので、再度、ヒートショックプロテインを増やす入浴方法を確認しておきましょう!
- お風呂に入る前にまずはしっかり水分補給をする
- 42度のお湯に肩まで浸かって10分。全身浴が基本。※1
- 体温を38度以上に上げて、それを10~15分間保つことが大事
- 入浴後はかなり汗がでるため水分補給をする。
※1 41度なら15分、40度なら20分というのが目安
ヒートショックプロテインの効果は3~4日間継続するので、毎日このような入浴をしないでも1週間に2回もすれば十分です。また、入浴後は冷たい飲み物を飲んだり、夏場であればクーラーなどに当たりたくなるところですが、せっかく体温が上がっているものを下げてしまっては、ヒートショックプロテインの生成に影響がでてしまうので、15分間は我慢してください。
お風呂に入れない時は「42度洗顔」や「手浴、足湯」を
何かしら事情があってお風呂に入れないという人もいると思います。そんな人に試してほしいのが「42度洗顔」です。
顔の皮膚だけであれば42度で5分間温めれば十分ヒートショックプロテインは作られます。さすがに5分間ずっとパシャパシャ洗顔しているわけにはいかないので、42度に温めたタオルを顔にのせるという方法と組み合わせるのがいいと思います。
洗顔を2分間して、それから温タオルをのせて3分間みたいな感じです。
42度洗顔をより効果的に行うには、お湯で洗顔する前に冷水で洗顔をしておくといいです。というのも温度差があったほうがストレスになるので、ヒートショックプロテインが生成されやすくなるからです。
ただ、42度洗顔には唯一にして最大の欠点があります。それは「乾燥」です。熱いお湯は脱脂力が強いので顔を5分間もさらしていれば、皮脂やセラミドなどの潤い成分が溶け出してしまって顔が乾燥してしまうんですね。
なので、HSPが増えて肌のコラーゲンを増やすというメリットも乾燥というデメリットが打ち消してしまう可能性があるということは覚えておいてください。肌質によってはマイナス面のほうが大きいかもしれません。そういう方は手浴や足湯を試してみてください。
ちなみに顔を温めるスチーマーや温熱シートなどにもHSPを増やす効果があります。乾燥には注意が必要になりますが、お風呂に入れないときの応急的な処置として、そんな手段もあるということは覚えておくといいかもしれませんね。
このヒートショックプロテインですが、「今のところなすすべがない」という糖化に対する効果が期待されています。
というのもヒートショックプロテインには体内で新しいタンパク質の合成を促す作用と、ダメージを修復できなかったり糖化してしまうなど異常化したタンパク質を修復したり、分解して排出する作用があることも指摘されているからです。
ようは異常化したコラーゲンを排出し、新しいコラーゲンを合成する新陳代謝のカギになるものとして、ヒートショックプロテインは糖化対策にも期待されているってことなんですね。
劇的な改善効果があったという報告はありませんが、アンチエイジングや疾病予防に対しては大いに期待できそうですよね。肌のハリ・弾力をキープをし、ほうれい線をつくらせないためには、ヒートショックプロテインを活用するということは不可欠なのかもしれませんね。
ほうれい線をつくらせないためにヒートショックプロテインを活用しよう!