男の肌をシミ、シワ、くすみ、加齢臭から守る――夏が過ぎても油断大敵! スキンケア再入門

2013年09月19日

※この記事は日経ヘルス for MEN「この夏こそ 腹を凹ます!」をもとに再構成しました。

 夏から秋にかけては紫外線や暑さで肌にダメージを受けやすい時期。シミやシワが増えてきた人は要注意! それは老化のサインかも。「男がスキンケアなんて……」は今や昔の話。正しいスキンケアを知り、若々しい肌を作ろう!

夏老けとは?
紫外線、暑さ、エアコンによる乾燥……夏は肌と髪へのストレス要因であふれている。過酷な季節に耐えた肌と髪は疲れ果て、本格的な秋が始まるころにはボロボロに。実年齢より老けて見られるのが「夏老け」だ。しっかりケアして回避しよう。
夏老けをもたらす6大サインに注意!
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なぜ、夏に老けてしまうのか?

夏は肌にとって過酷な季節

 夏は汗や臭いに悩まされるつらい季節だが、肌にもストレスが強くかかる時期。紫外線や気温といった環境要因と、熱帯夜による寝不足などの生活習慣の乱れが“夏老け”の原因になる。

 夏老けとは主に次の四つが顕著になること。「シミ・シワ」、「大人ニキビ」、さらに肌トラブルが原因で起こる「抜け毛」と「におい」の増大だ。

 まず第一に、なぜシミ・シワが夏に発生しやすいのか。青山ヒフ科クリニックの亀山孝一郎院長によると「最大の原因は、紫外線によるダメージです。男性は女性と違ってスキンケアをしていない人が多いため、長年のお手入れ不足で肌がボロボロの状態。加えてひげ剃りによって毎日肌を傷つけ、紫外線へのバリア機能を弱らせてしまっているのです」という。

 人の皮膚は、外側を覆う「表皮」と、皮脂腺・汗腺・血管などがある「真皮」、体を暑さ・寒さ・衝撃から守る「皮下組織」で構成されている。そのうちシミに関係するのは、表皮。表皮は紫外線を受けると防御壁としてメラニン色素を生成し、紫外線を吸収する。それにより皮膚の奥に有害な紫外線が届くのを防ぐ。体を守るためのメラニン色素は、肌の一部で過剰に反応し余分に作られたり、肌に沈着すると、シミになってしまう。

 一方、シワに関係するのが真皮。紫外線によって真皮の中にある線維が切断されてしまうのが原因だ。肌の弾力性を保つ線維が失われることで皮膚が弛緩してシワになる。

 そしてシミとシワとは別の要因で起こるのが、大人ニキビ。原因は暑さで皮脂や汗が多く分泌されるため。さらに猛暑での睡眠不足や汗による不快感でストレスが加わる。「ストレスは皮脂分泌を促すホルモンを増やすため、さらに皮脂が増加します。すると毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、大人ニキビができるのです」(亀山さん)。

 シミ・シワ・大人ニキビは主に「紫外線によるダメージ」と「暑さによる皮脂分泌」の2大要素が原因とわかったが、抜け毛や臭い増加の理由も同じである。亀山さんは「顔もそれ以外の部分も、紫外線対策とこまめなスキンケアに加え、バランスの良い食事やビタミンC・B・Eなどのサプリメントをとるなど、体の外と中からケアをすることが大切」という。

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男の肌トラブル一問一答

Q睡眠、バランスのよい食事、適度な運動……
わかってはいるけれど、忙しいからムリ……

A1日5分でいいので湯船でくつろぐ時間を作る
「ストレス社会で交感神経がずっとオンになった状態は肌にも健康にもよくありません。リラックスする副交感神経のスイッチを入れるために、毎日5分、湯船につかって何も考えずにくつろぐ時間を作って」(亀山さん)。

副交感神経のスイッチを入れるには、少しぬるめの湯にゆっくりつかるのが効果的。ほかには好きな音楽を聴くことも効果的

Qスキンケアをしていても効果を感じられない……

AビタミンCのサプリメントで体の中からケアを
「外だけではなく中からもケアを。通常、ビタミン類は体内に入ってもエネルギーの代謝や食物栄養素の分解や合成などに優先的に使われてしまいます。抗酸化作用などのビタミンの効果を皮膚まで行き渡らせるためには意識的にサプリメントをとって」(亀山さん)。


Q顔色が黄色くくすんで表面もごわごわしている

A肌が“糖化”しているのかも……
「脂質や糖質の過多で体内のたんぱく質と糖を代謝しきれなくなり、余剰なたんぱく質と糖が結合してしまうのが“糖化”。肌の場合はコラーゲンが糖化すると、表面の弾力性がなくなります。肌のケアはもちろん、食生活などにも気を配りましょう」(亀山さん)。


Q丁寧に洗顔していても肌が荒れてしまう

Aひげ剃りの方法が間違っているかも
「丁寧に顔を洗っても、雑菌がついたシェーバーでメタルピーリングをしていては洗顔の効果が半減するうえ、肌も傷ついてしまいます」(亀山さん)。正しいひげ剃りの方法を次ページで紹介しているので、お試しを。

ひげ剃り前
ひげ剃り後
ひげ剃り後の肌は想像する以上にダメージを受けているのがわかる。写真提供、資生堂
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Q肌が荒れても美容皮膚科には行きづらい

A症状が悪化する前に、気軽に専門医へ
「男性は肌のことになると、症状がひどく悪化してからでないと来院しない傾向が。炎症が長引く、痛みがあるなどの症状があれば、早く専門医に」(亀山さん)。

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 今ケアをするかしないかで5年後、10年後が大きく変わる。詳しいケア方法や商品を次のページから紹介しよう。


亀山孝一郎さん
青山ヒフ科クリニック院長
高濃度ビタミンC療法施術に定評がある。「クリニックに通いたくても通えない人に」と開発した化粧品『ドクターケイ』は美容家や芸能人に人気