活動概要
本サイトは「科学コミュニケーション」の研究活動の一環として活動しています。科学コミュニケーションという語は幅広い意味で使われていますが、本研究では“科学者”と“市民”、あるいは“科学”と“それ以外のすべてのもの”との間での健全なコミュニケーションを図っていくことを中心的な目的としています。
そこで、本サイトでは社会一般的に“疑似科学”またはそれに準ずるものと疑われるものについて、科学コミュニケーション研究に立脚しながら、それらの“科学性”を推し測る試みを行っています。
サプリメント、民間代替医療、生活環境改善、自己啓発、不思議現象など、各カテゴリーの個別事例において、これまで判明している知見や閲覧者の協力により集められた情報により、その評定を行います。
評定は次の観点からなる、10の条件をもとに行われます。なお、評定方法が決められた背景については、評定の基本的考えのページをご覧ください。
言説の一般的概念や通念の説明
語句説明:
その項目で評定対象になる言説について、一般的に述べられている概念を説明しています。複数の意味で使われている言説については、概念をいずれかに限定して評定対象としている場合があります。
効果の作用機序を説明する理論の観点
その言説はどのような理論によって説明されているのかといった点を、次の下位分類にて評定しています。
理論の論理性:
説明が矛盾なく一貫しているか。合理的な前提に基づいているか。類推などの飛躍した論法を使ってはいないか。
理論の体系性:
他の科学的知見と接続し、それらと整合した説明になっているか。その理論によって、他の科学的知見と矛盾する結果が導かれないか。
理論の普遍性:
広く一般的に成立する理論となっているか。ごく特殊な状況に限って適用可能な説明にとどまってはいないか。
実証的効果を示すデータの観点
その言説はどのようなデータによって裏づけられているのかといった点を、次の下位分類にて評定しています。
データの再現性:
複数の研究でくり返し確認されているか。第三者による評価が行なわれているか。否定的データがお蔵入りになっていないか。
データの客観性:
無作為化対照試験などで主観的効果を排除した量的データの分析になっているか。直観的な感想や権威による断定になってはいないか。
データと理論の双方からの観点
その言説の理論とデータが相互に対応した関係になっているかといった点を、次の下位分類にて評定しています。
データ収集の理論的妥当性:
理論が説明する対象について適切にデータが収集されているか。他の要因によって、理論とたまたま合致するデータが得られてしまうことはないか。
理論によるデータ予測性:
将来の実験や調査のデータが(確率的にでも)予測可能な理論が立てられているか。そうした予測が検証されているか。逆に反証があるのに無視されていないか。
社会的観点
その言説が社会とどのように関わっているかといった点を、次の下位分類にて評定しています。
社会での公共性:
概念の定義、データの収集や測定方法が明瞭にされているか。理論やデータを評価するための、社会的にオープンな仕組みが設けられているか。理論の前提やデータの収集方法を盲信する構図はないか。
議論の歴史性:
過去に、データの収集・分析方法についての議論や、対抗理論との間での比較吟味が行われているか。その結果、低い評価にとどまっているにもかかわらず、それが無視されてはいないか。
社会への応用性:
将来にわたりこうした効果は、社会的に利用可能であると推測できるか。実際のところは効果がないのに、誤解のうえで利用される恐れはないか。
総評
その言説における調査結果から総評を記述しています。上記の評定項目を複合的に考慮し、科学、発展途上の科学、未科学、疑似科学、そして例外項目として判断保留という形で評価して、その文脈に基づいて記述しています。
ただし、これらの評価は極めて暫定的なものであり、さらに微妙なニュアンスや行間を読ませるような記述もあります。よって、これが決定的な結論という意味ではありません。※なお、安全性に関する言説の(一部の)評定は現在も考慮中であり、評定未決、判断保留としています。
お断り/注意事項
閲覧者の協力のもと、集められた情報によって評定が更新されます。したがって、現時点の評定は暫定的なものですので、ご注意ください。
投稿いただいたコメントは原則サイト上に反映されるようにしております。そのうえで、本サイト上に反映されたコメントにつきましては、本研究の「研究対象」となることをご了承ください。その際、何か不都合がある場合はコメントの削除依頼など、という形でお申し出ください。速やかに対応いたします。
また、本サイトで書かれている具体的な医学的効果や副作用などについてはあくまで参考程度のものとして受け取っていただきますようお願いいたします。
なお、本研究は試験運用中のため、投稿に対して迅速な対応が難しい場合があります。あらかじめご了承ください。詳しくは免責事項のページをご覧ください。
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本研究について
本活動は、文部科学省科学研究費補助金22500965号の支援を受けてスタートし、現在25350387号の支援を受けて充実化をはかっています。