2016年10月26日更新 くすり

喘息の治療にテオドール錠が役立つケースとは?副作用・飲み合わせも解説

喘息をはじめとした病気の治療に古くから使われている「テオドール」。喘息の薬には、次々と新しいものが登場していますが、現在ではテオドールはどういったポジションを占めているのでしょうか?

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目次

・【テオドールの有効成分】テオフィリン
・【テオドールの飲み方】1日2回が基本
・【テオドールが使用される病気】主に喘息の治療に使う
 >気管支喘息治療での位置づけは、あくまでオマケ
 >β刺激薬の登場で厳しい立場に
・【テオドールの副作用】副作用が起きやすい
・【テオドールの飲み合わせ】タバコを吸うと効かなくなる?
・重症喘息の一部にテオドールがとてもよく効く
・まとめ

【テオドールの有効成分】テオフィリン

テオドールはその薬効分類上「キサンチン系気管支拡張剤」にカテゴライズされる薬で、有効成分として「テオフィリン」を含みます (1)。

その効果の一つとして、空気の通り道である気管支を広げる作用をもつため、このような分類がされるのですが、この効果を生かして主に気管支喘息 (以下、単に「喘息」とします) の治療に使います (1)。

すでに世界では80年以上使われている薬、テオフィリンについて解説します (2)。

【テオドールの飲み方】1日2回が基本

テオドールは、1日2回朝と寝る前に飲むのが基本です (1)。ただし、場合によっては1日1回寝る前とすることもあります (1)。

テオドールには、以下の4種類の製品が発売されています (括弧内は200mgあたりの薬価) (3)。

●錠剤 (15.9円)
●シロップ (103円)
●顆粒 (19.7円)
●ドライシロップ (89.5円)

「顆粒」と「ドライシロップ」は、どちらもいわゆる「粉薬」です。違いはどこにあるのかといえば、顆粒の方が粒の大きさが揃っている他、ドライシロップは水に溶かして飲むことができる点などです (4)。

シロップを除いた製品には、対応するジェネリック医薬品が発売されています (3)。しかし、シロップはドライシロップで代用することが認められているので、シロップが処方された場合にも、ジェネリックを使うことは可能です。

【テオドールが使用される病気】主に喘息の治療に使う

2016年10月現在、テオドールの使用が保険上認められている病気は、以下の4つです (1)。

●喘息
●喘息様気管支炎
●肺気腫
●慢性気管支炎

これらに共通するのは、呼吸器、もっと有体にいえば気管支や肺の病気であることです。いずれも息苦しさなどが出る病気なので、気管支を広げる効果を持つテオフィリンが治療に役立つわけです。

現在、テオフィリンの治療上の位置づけが比較的はっきりしている、喘息について、以下で詳細に解説します。

気管支喘息治療での位置づけは、あくまでオマケ

ここでは、特に慢性期における喘息治療について述べます。

いきなり結論をいえば、喘息の治療において、テオフィリンはあくまでもオマケという位置づけです。なぜなら、もっと重要な治療薬があるからです。

それは、吸入ステロイド (ICS) というグループです。喘息で生じている、気管支の炎症を鎮める効果があり、もっとも確実に効果が得られ、かつ安全性も高い薬であることが世界的な共通認識となっています (5, 6)。したがって、ICSを使っても、上手く症状が治まらないケースに限ってテオフィリンを使うことになります。

β刺激薬の登場で厳しい立場に

ともあれ、ICSは喘息における炎症を鎮める効果を、テオフィリンは気管支を広げて呼吸を楽にする効果を、それぞれ持っています。つまり、これらは使う目的が異なるので、一緒に使うことは合理的といえます。

しかし、理屈の上ではよさそうな、ICSとテオフィリンの併用も、昨今ではかつてほど行われなくなっています。それは、テオフィリンのライバルとなる薬が登場したからです。「β刺激薬」というグループで、テオフィリンと同様に気管支を広げる効果を持っています (2)。

では、β刺激薬とテオフィリンでは、どちらが優れているかといえば、有効性・副作用のいずれの面でもβ刺激薬に軍配が上がります (2)。

この結果、テオフィリンは喘息治療において、β刺激薬に取って替わられ、ますますその立場を危うくすることになったのです。

【テオドールの副作用】副作用が起きやすい

テオフィリンがβ刺激薬に水をあけられることになった大きな理由の一つに、その副作用があります。テオフィリンは副作用を起こしやすい薬で、一例として次のような症状が挙げられます (1, 2)。

●頭痛
●吐き気
●腹部の不快感
●動悸

過量になった場合
●けいれん
●不整脈

免疫抑制薬や抗てんかん薬など、量を細かく調整する必要のある薬は、血液検査の一環として血液中の薬物濃度を測定することがあります。こうした薬物濃度測定のことを「TDM (Therapeutic Drug Monitoring)」と呼ぶのですが (4)、テオフィリンはTDMの対象となっている薬でもあります。

実際には手間もかかるため、そこまで厳密な管理をすることは稀ですが、これはひとえにテオフィリンが副作用を起こしやすいことから、過量にならないように注意が必要な薬であることのあらわれです。

【テオドールの飲み合わせ】タバコを吸うと効かなくなる?

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この記事を書いたアドバイザ

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