数あるアロマオイル(精油)の中でもラベンダーと並んで世界的に使われているティーツリー。
細菌、真菌、ウイルスの3つに対して有用という珍しい精油で、幅広い作用があり家庭に1本常備しておきたい精油のひとつです。
ティーツリーとは?
ティーツリーはオーストラリア原産のフトモモ科の常緑樹で、ティートリー、ティートゥリーとも呼ばれます。
細長い形の葉が特徴で、初夏には白やピンク色のふわふわ羽毛のような花を咲かせます。
先住民のアボリジニーはいち早くティーツリーの薬効に気づき、古くから葉を砕いて傷薬として活用していました。
また、第二次世界大戦で戦傷したオーストラリア兵士の抗菌薬として使われたという歴史もあります。
ティーツリーはどんな香り?
ティーツリーの葉っぱを水蒸気蒸留して得られるのがティーツリーオイル(精油)です。
ティーツリーオイルはスッとした清涼感のある香りとともに、ユーカリに似たグリーン調のやさしい香りを持っています。
いわゆるお花のような“良い匂い”ではなく、少し薬品のような雰囲気もある独特の香りですが、ブレンドに少し足すとフレッシュな印象を与えてくれます。
ティーツリーの効能・効果
優れた抗感染作用
ティーツリーの主成分であるテルピネン-4-オールは、優れた抗感染作用があり、さらに免疫力を高めるため、風邪やインフルエンザの予防によく用いられます。
呼吸器系の痛みや炎症をやわらげる効果もあります。
ユーカリ・ラディアタとのブレンドはさらに効果を高めます。
抗菌、殺菌、抗真菌作用
抗菌、殺菌、抗真菌作用に優れているので、ニキビや水虫の治療に役立ちます。
アメリカのある研究では、ティーツリーオイルは過酸化ベンゾイル(*)と同等の効果があることが明らかになったそう。
*アメリカではニキビ治療で欠かせない薬のひとつ。
また、切り傷や虫刺され、床ずれのほか、やけどや日焼けの炎症を鎮めるのにも効果的。
強力な殺菌力のわりに、お肌にやさしいのも魅力です。
リフレッシュ効果
心身を強壮する効果があり、慢性的な疲れやストレスなどで沈んだ気持ちをアップしてくれます。
おすすめのティーツリーオイル(精油)
ティーツリーは産地による成分の差が大きくなりやすい精油のひとつです。
品質の良いティーツリーの基準は、テルピネン-4-オールの含有量が35%以上、1,8シネオールが5%以下であるとされ、この割合であれば肌にもやさしいとされています。(参考:アロマテラピーの教科書)
▽Amazonでも売れ筋のオーストラリア産。リーズナブルなのも◎
ティーツリーの活用法
風邪、インフルエンザの予防に
アロマディフューザーを使ってティーツリーの香りを広げます。
ニキビ対策に
ティーツリーオイル原液を綿棒に1滴つけて、ニキビにひと塗りします。
*原液なので敏感肌の方は注意。また、長期間同じ精油を使うことはアレルギーの原因になることもあるので、避けた方が無難です。
予防のためには、ティーツリーオイルを植物油で1%以下の濃度でブレンドしたものを毎日のスキンケアに美容オイルとして使うのがおすすめ。
ニキビ予防&オイリー肌に
洗面器に熱めのお湯を入れて、ティーツリーオイルを2滴落とします。
蒸気を逃さないように頭にバスタオルをかぶり、目を閉じて蒸気を顔に当てます。5〜10分ほどを目安に。
水虫に
洗面器に42度のお湯を入れ、ティーツリーオイルを2滴落としてよく混ぜてから足をつけます。5〜10分ほどを目安に。
カンジダ性膣炎に
お風呂にティーツリーオイル3滴、ゼラニウム・エジプト精油2滴たらして、よく混ぜてから入ります。
フケ防止に
シャンプーをするときに、1回分のシャンプー液にティーツリーオイルを1滴加え、よく混ぜてから使います。ゼラニウムやパルマローザを1滴プラスするのも効果的。
キッチンやリビングの掃除に
殺菌作用を生かしてお掃除にも使えます。
除菌スプレーを作っておけば便利。直接肌にはつけないので、精油は全体の量に対して3%ほどの濃度にします。
スプレー容器に無水エタノール40mlにティーツリーオイルを60滴入れよく混ぜます。さらに精製水(もしくはミネラルウォーター)を60ml加えれば完成。毎回よく振ってからスプレーしましょう。
ティーツリーを使う際の注意点
安全性の高い精油と言われていますが、実際にはパワフルな働きをする精油でもあります。
使用量や使用回数に注意しながら安全に使うようにしましょう。
・肌を刺激することがあるので、敏感肌の人は注意。事前にパッチテストを行うと安心です。
・妊娠初期は使用を避けましょう。
おわりに
優れた抗感染症作用で病気の予防や初期症状に効果を発揮するティーツリー。
ニキビやすり傷など、普段の生活で起こりやすいトラブルに役立つので、家庭に1本常備してはいかがでしょうか。