ヴァセリンでニキビ跡を消すことができるのか?
ヴァセリンに対する効果は賛否両論で、ニキビが悪化するという人もいればニキビが治ったという人もいます。それは、ヴァセリンが効果を発揮するニキビの種類と、悪化させてしまうニキビの種類の両方があるからです。それを知らずに悪化させるニキビにヴァセリンを利用する人がいます。
ヴァセリンが効果を発揮するのは、白ニキビや黒ニキビといった炎症していないニキビです。そして、最も効果を発揮するといっても過言ではないのがニキビ跡です。
なぜ、ヴァセリンはニキビ跡に絶大な効果があるのか?
なぜ、ヴァセリンがニキビ跡に効果があるのかを説明するには、まずは、ニキビ跡というものが肌のどういった状態のものなのかを知って頂く必要があります。
ニキビ跡がある肌状態
ニキビ跡と一口に言っても「赤いニキビ跡」、「茶色いニキビ跡」、「クレーターニキビ跡」など様々な種類があります。肌がボコボコとしたクレーター状態のニキビ跡は、個人レベルではどうしょうもありませんが、「赤いニキビ跡」、「茶色いニキビ跡」は正しいケアをすることで、個人レベルでも十分に消すことができます。
赤いニキビ跡
ニキビができている間、肌内部では損傷した細胞を修復するためにたくさんの毛細血管ができています。その毛細血管が外から見ると赤いニキビ跡として見えるのです。損傷を修復し役割を果たした毛細血管は約1ヵ月程度で徐々に消えていきます。
茶色ニキビ跡
肌内部では、毛細血管がせっせと損傷した細胞を修復してくれている一方で、損傷した細胞を外部刺激から守らねば!と基底層でメラニン色素が生成します。メラニン色素は紫外線などの外的刺激を真皮層や表皮の奥底まで届かせないように必死に防御します。このようにメラニン色素は肌を防御してくれる一方で外から見ると茶色いシミのように見えてしまうのです。
ニキビ跡を消すには?
赤ニキビ跡は、1ヵ月程度で自然に消えていきますが問題は茶色ニキビ跡の方です。茶色ニキビ跡を消すには、次の2点が重要になります。
- 表皮内に残っているメラニン色素を外に追い出す
- 基底層でのメラニン生成を止める
表皮内に残っているメラニン色素を外に追い出す
表皮内のメラニンは通常、ターンオーバーの作用で排出されます。本来であればターンオーバーは28日間で1サイクルするため約1ヵ月で表皮内のメラニンを全て追い出すことができます。しかし、次のような場合はメラニン色素を外に排出するのに数ヶ月の時間を要することがあります。
- ニキビがあったころの炎症がひどく、メラニンを生成する基底層までダメージが及んでいる場合
- ニキビがあった影響で細胞が未熟な細胞のままのため、外的刺激から細胞を守るべくメラニンが生成され続ける
- 繰り返しニキビができることで、メラニンが生成され続ける
- 紫外線などの外的刺激を受け、メラニンが生成され続ける
基底層でのメラニン生成を止める
メラニンの生成を止めない限り、いつまでたってもニキビ跡は消えません。メラニンの生成を止めるには次の3点が重要になります。
- 成熟した潤いのある肌細胞にする
- 繰り返しニキビができないようにする
- 紫外線などの外的刺激を受けないようにする
ヴァセリンがニキビ跡に効果がある理由
先述した通り、ニキビ跡を消すには次の2点が重要です。
- 表皮内に残っているメラニン色素を外に追い出す
- 基底層でのメラニン生成を止める
まずは表皮内に残っているメラニン色素を外に追い出すことよりも、基底層でのメラニン生成を止めなければ、いくら外に排出してもきりがありません。そして、メラニンの生成を止めるには次の3点が重要でしたよね。
- 成熟した潤いのある肌細胞にする
- 繰り返しニキビができないようにする
- 紫外線などの外的刺激を受けないようにする
この3点の対策としてヴァセリンが効果を発揮するのです。
成熟した潤いのある肌細胞にする
ニキビができていた頃の影響もあり、肌細胞は未熟な細胞で構成されています。未熟な細胞は保湿能力も無く乾いて硬く傷みやすい細胞となっています。そのため、未熟な細胞を外的刺激から守ろうとメラニン色素が生成されます。よって、成熟した潤いのある綺麗な細胞が生まれてくるまでの間、疑似的に潤いのある状態を作りメラニン色素を生成する基底層をだまし、生成にストップをかけるのです。
しかし、ヴァセリンは、高い保湿能力はあるのですが肌細胞に潤いを与えることはできません。そこで、リプロスキンののような肌細胞の奥まで速やかに浸透してくれる浸透率の高い化粧水と併用します。
リプロスキンで肌細胞に潤いを与え、その潤いがしっかり維持できるように保湿能力の高いヴァセリンで覆います。こうすることで、基底層をだますことができます。
繰り返しニキビができないようにする
リプロスキン+ヴァセリンの組み合わせを利用することで、肌細胞は本来の柔らかさを取り戻します。そうすると、毛穴に皮脂詰まりが起き難くなり必然的にニキビもでき難くなります。
紫外線などの外的刺激を受けないようにする
ヴァセリンは、保湿以外にも肌の保護目的でも作られているため紫外線などの外的刺激から肌を守ってくれます。しかし、紫外線に長時間当たる場合は、ヴァセリンに含まれる不純物が酸化し肌を攻撃してしまう可能性があるので、紫外線に長時間当たるような場合は、「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」といった高純度のワセリンを使うようにして下さい。