最近は朝晩は涼しく昼は暑いという気候が続いていますね。寒暖の差が激しいと自律神経にも負担がかかり体調を崩しやすいです。ましてダイエット中は食事のコントロールや運動などで普段よりストレスが多いのでより体調管理に気をつける必要があります。
と言っておきながら何ですが、今ダイエットを指導しているクライアントさんでも一人体調を崩し熱を出した方がいらっしゃいました。
熱が出たときは脱水にならないように水分補給が大切ですが、この方からは「ポカリやアクエリアスを飲んでよいですか?」と質問が来ました。
水分補給というと体への吸収が良いスポーツドリンクが真っ先に候補にあがりますよね。スポーツドリンクはスポーツするときに飲むドリンクだからなんとなく健康的なイメージをもっている人も多いのではないでしょうか?
でも実はダイエット中(そうでなくても)スポーツドリンクの飲み過ぎには注意する必要があります。
実は糖質たっぷりのスポーツドリンク
メジャーなスポーツドリンクというと日本ではポカリスエットやアクエリアスですね。どうでも良い話ですが僕はポカリよりアクエリアスの方が好きです。
さて、パッケージやメーカーのウェブサイトを見るとポカリやアクエリアスの成分は次のようになっています。
| ポカリスエット(100ml) | アクエリアス(100ml) | |
|---|---|---|
| エネルギー | 25kcal | 19kcal |
| タンパク質 | 0g | 0g |
| 脂質 | 0g | 0g |
| 糖質 | 6.2g | 4.7g |
| ナトリウム | 49mg | 40mg |
| カリウム | 20mg | 8mg |
| マグネシウム | 0.6mg | 1.2mg |
| 原材料 | 砂糖、果糖ぶどう糖液糖、果汁、食塩、酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg、酸化防止剤(ビタミンC) | 果糖ぶどう糖液糖、塩化Na、クエン酸、香料、クエン酸Na、アルギニン、塩化K、硫酸Mg、乳酸Ca、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(スクラロース)、イソロイシン、バリン、ロイシン |
これだけ見ると糖質も少なそうに思いますが、これは100mlでの成分です。現在は500mlのペットボトルが一般的ですし熱があるときは恐らく1本ぐらいは簡単に飲んでしまうのではないでしょうか?そこで500mlの場合の成分を計算してみると次の表のようになります。
| ポカリスエット(500ml) | アクエリアス(500ml) | |
|---|---|---|
| エネルギー | 125kcal | 95kcal |
| タンパク質 | 0g | 0g |
| 脂質 | 0g | 0g |
| 糖質 | 31g | 20g |
| ナトリウム | 245mg | 200mg |
| カリウム | 100mg | 40mg |
| マグネシウム | 3mg | 3.6mg |
糖質やカロリーはそれなりにあることが分かりますね。さらに成分をみてもらうと分かる通り、糖質は果糖ブドウ糖液糖と砂糖ですから吸収が早く血糖値を急激に上げてしまいます。
スポーツドリンクは特殊な状況で飲むように設計されている
そもそもスポーツドリンクは運動中でエネルギーの消費が大きい状況で飲むことを想定して成分を決めてます。そういう状況では糖質による速やかなエネルギー吸収も意味があります。
一方、発熱や下痢嘔吐では水分が出て行くだけでなく食事できずエネルギーが摂取できない状況でもあります。この場合も速やかにエネルギーも補給できるスポーツドリンクの特性は合っていることがわかりますね。
ちなみに成分という観点から両者を比較すると
- スポーツ中の水分補給:疲労回復や筋肉へのダメージを減らすクエン酸やアミノ酸を含むアクエリアス
- 発熱・下痢・嘔吐などの水分補給:ナトリウムやカリウムの多いポカリスエット
となります。もっとも、これぐらいの成分量の差で明確な差があるかどうかは怪しいので最終的には味の好みかなと思います。
スポーツドリンクを普通の状態で飲むと・・・
一方で、運動ゼロ、発熱もなく食べ物も普通に食べている状況でスポーツドリンクを水代わりに飲むと、
- オーバーカロリー
- 血糖値の不安定
を招く可能性があります。
以前、ポッチャリ体型・外回りの営業(といっても車なのでほとんど体を動かさない)の人が「間食も食べないしジュースは飲んでいない!」と言いつつ代わりに「お茶代わりにスポーツドリンクを飲んでいる」と言っていたことがありました。特に夏の暑い時には沢山飲んでいたそうです。
確かに汗をたくさんかくので電解質の補給も必要ですから間違いとは言いませんが、「これを飲んでも太るのとは関係ない」と思い込んでガブガブ飲んでいると、結構なカロリー摂取になったり血糖値が不安定になって食べ過ぎや疲労感の原因になる可能性もあります。
ましてや、ダイエット中だとスポーツドリンクの安易な摂取は気をつけた方がよいです。知らぬ間に糖質を沢山摂取していることになりかねませんからね。
ダイエット中にどうしても発汗が多くてスポーツドリンク系のものが飲みたい場合、カロリーの少ないOS-1などの経口補水液にするか、アクエリアス ゼロなどのカロリーゼロのスポーツドリンクを選ぶのベターだと思います。
ちなみに、最初に書いたクライアントさんにはアクエリアス ゼロを勧めておきました。糖質がほぼゼロ、脂質代謝を助けるL-カルニチンを含んでいる、というのが理由です。発熱というのは熱を出すためにエネルギーを消費しますが、なるべくそのエネルギー源に脂肪を使って欲しいですからね。
ただし、医療的には発熱による脱水にベストなのはOS-1だと思います。とはいえコンビニなどで手に入らないし値段も高め、さらにこのクライアントさんは食欲もあるし40℃近くまで上がっているわけでもないので、そこまでしなくても良いかなと判断しました。
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