なぜ歯茎は痩せるの?
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歯茎が痩せる・下がる現象の原因のひとつは、加齢です。でも、日々きちんとケアをすることで歯茎の老化を防ぐことが可能です。また、実は良かれと思っていたことが歯茎を痩せさせる・下がらせてしまう原因だということをご存じでしょうか。今からでも遅くありません!改善法、治療法を知っておきましょう。

歯茎が下がる・痩せる原因とは!?

歯茎が下がる・痩せる症状を「歯肉退縮」といいます。きちんと毎日歯磨きをし、ケアをしていれば進行は遅らせていけるのですが、それでもはっきりと歯茎が下がってしまうのなら、以下のような原因が考えられます。

■加 齢若いうちは歯茎のお手入れを怠っていたとしても、目に見えて大きな影響は感じないかもしれません。ですが、歯茎は一般的に10年で2ミリも下がると言われています。つまり、20代の歯茎に比べると、50代の方の歯茎は6ミリも下がってしまうということです。

■歯周病一番の原因として考えられるのが、日本の80%以上もの人がかかっているといわれている歯周病です。歯周病になると歯茎に歯肉炎がおき、歯と歯茎の間にプラーク(歯垢)がたまります。すると炎症が進み、最終的には歯を支えている骨が溶けてしまうこともあります。歯周病はほとんど自覚症状がないため気づきにくいので、やはり毎日丁寧に歯磨きをすることが重要です。

■間違った歯磨き実は歯磨きも要注意!歯の磨きすぎや間違った力の入れ方によって歯茎が痩せることがあるのです。虫歯を防ぐために良かれと思ってゴシゴシと強く磨く方も多いでしょうが、力を入れて磨くことによってやわらかい歯茎が削れていき、それが歯茎の老化につながるのです。他にもロングストローク(大きく動かしすぎる)や、歯間ブラシを無理に通そうとするなどの行為も、歯茎を傷め、痩せさせてしまう原因になります。
力を入れなくても、正しい歯磨きの方法を実践することでプラークはキレイに落ちます。ゴシゴシと力任せに磨こうとせず、マッサージをするような気持ちで優しく磨いてあげましょう。

■噛み合わせ歯茎が下がる主な原因のひとつに、噛み合わせも数えられます。一部の歯が強く噛み合わさっている場合、その部分の歯茎が痩せて歯根が見えてくることがあります。また、歯軋りなども同様で、極度な力が加わった場合に歯茎に影響が出るのです。歯列矯正をしたことがある方は、歯を人工的に動かしたことが原因で歯茎が下がることもあります。

痩せた歯茎の改善・治療法はあるの?

丁寧に歯磨きをしていても歯茎が下がってしまうことはありますし、そうして一度下がってしまった歯茎をもとに戻すことは簡単なことではありません。ただ、絶対に戻らないというわけではありませんので、気になる方は歯科医に相談してみることをお勧めします。
下がった歯茎の治療法としては、『遊離歯肉移植』『結合組織移植』という代表的な2つの治療法があります。これは、他の部位からとってきた歯肉や結合組織を、痩せて気になる部分に貼りつけるというもので、移植してから数ヶ月後にはしっかりとした歯肉となります。
また歯茎の痩せ・下がりが、噛み合わせの悪さが原因だと考えられる場合には、歯茎の治療だけでなく、まず咬合調整を適応されることがあります。歯や補綴物をほんの少しだけ削って調整するのが一般的で、咬み合わせを0.1mm変えるだけで感覚が大きく変わります。他にも、歯と歯茎を引っ張りあげる「エクストルージョン」という方法や、隣りの歯の歯茎を移動させる「歯肉弁側方移動術」といった方法があります。
これらの方法は医師の技術や患者さんの歯茎の状態に大きく関係するため、信頼できる医師の下でじっくりと診断を行ってもらってから治療法を決めていきましょう。

歯茎痩せを予防する方法は?

歯茎が痩せる・下がる原因をご紹介してきましたが、一番の原因は歯周病です。そのため一番の予防方法は、やはり歯磨きの仕方を見直すことです。歯周病の進行を防ぐことが、歯茎が下がってしまうのを防ぐことに大きくつながります。

まずは、夜寝る前に必ず磨くことを徹底します。歯磨きをせずに寝ると口内は細菌だらけ。寝ている間に、歯を守ってくれる唾液量がグンと減りますので、寝ている間の菌の増殖を抑えるためにも寝る前の歯磨きは大変重要です。夜寝る前と朝起きた後、そしてできれば食後は歯磨きをする、という習慣付けをしましょう。

歯ブラシ選びも重要。自分が使いやすく、痛みや違和感のない歯ブラシを選ぶことが大切ですが、歯周病の進行を防ぐためには「軟らかいブラシ」「小さなヘッド」のものが最適です。歯ブラシが傷んでくると磨いている歯も傷んでしまう恐れがありますので、歯ブラシは1~2ヶ月を目安に新しいものと交換するようにしましょう。歯磨き粉は付けなくてもいいくらいですが、付けないと違和感を感じるなら、粒子がなるべく細かい薬用歯磨き粉がおすすめ。粒子の荒いものや研磨剤入りのものは余計に歯茎を傷つけてしまうのでNGです。
歯ブラシは、ペンを持つように持ちます。この持ち方が余計な力が入らず丁寧に磨ける方法。そしてマッサージをするように、力を入れず小刻みに動かすように磨いていきます。

また、歯槽骨に必要な栄養素を積極的に摂取するのも歯茎の健康につながります。カルシウム、その他のミネラル、ビタミンCをはじめとしたビタミン類、コラーゲンを意識的に摂取することで、歯茎の健康を守ることができますよ。