* 2010.12.11


2510) ヒノキ Ⅳ


 針葉樹のひとつであるヒノキ(*2271)は、紅葉しないのが常識で、小学校の試験でも『ヒノキ(檜)やマツが紅葉する』と答えれば、確実にその答えはX(ペケ)になってしまうだろう。お友達にもきっと大笑いされ、馬鹿にされるかもしれない。

 でも、この晩秋、ヒノキの一部の葉は黄色化するのは間違いない。マツ(*A*)の木だってそうだ。

 秋になると、多くの木が黄色や、オレンジ色、赤色に『紅葉』する。
黄色くなるものは葉の中に黄色い色素のカロチノイドが作られ、赤く紅葉するものは赤い色素のアントシアニンが作られるためだ。ただ、なぜにそういう変化が起こってくるのかについては、諸説があるものの、いまだ解明されてはいない。

 その後の落葉に関しては、秋に日差しが弱くなり、葉の葉緑体で行われる光合成からの栄養分が少なくなると、葉自体を維持するためのエネルギーが少なくなるので、採算があわず木々の葉は葉を落とす。いわゆる、『新陳代謝』みたいなものである。

 針葉樹では、そのようなことは起こらないのだろうか?・・・それに、これが、「紅葉」でないとすると、何という変化なのだろう?

 たとえば、針葉樹の中に何らかの病気や寄生虫が発生した場合だが、こういう場合には栄養障害が起こって、葉は茶色になって壊死していくだろう。ちょうど、枝が折れたところから枝や木の葉が茶色になって死んでいくように。
 でも、このヒノキの場合は、部分的に次第に進む黄色変化のように見える。葉の一部のものは黄色と緑色の中間色になっているものもあるからだ。
 
 普通に起こる秋の「紅葉」の場合、黄色への変化は、狭義の「黄葉(こうよう、おうよう)」といわれるのだが、この「黄葉」だって、次第に進む緑色から黄色への変化で、一時的には黄色と緑色の中間色もみられる。


 針葉樹の葉に「紅葉」「黄葉」? ・・・・これは単なる『黄色変化』としていいのだろうか?

 『黄色変化』とするのなら、この変化は春にも、夏にも、起こる変化でなければならないだろう。

 僕の問題は、「ヒノキも一部の葉が紅葉するのではないか?」ということである。

 ヒノキの葉全体が黄変することはないので、『黄(紅)葉する針葉樹』とまではいえないだろうが、少なくとも、小学校の試験で『ヒノキ(檜)やマツが紅葉する』と答えた生徒には、よく気づいたと誉めこそすれ、その答えをX(ペケ)にすべきではない。

 お友達も大笑いして、馬鹿にするなどのことがあっては、彼らのノーベル賞は遠のくどころか、極めてレベルの低い愚劣な「いじめの問題」にもなるであろう。







*【参照HP】 ① ヒノキ(*2271):[Ⅲ]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59563853.html ]、ヒノキ(*1100):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/44573496.html ]、② マツ(*A*): a. アカマツ(*943):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/41359858.htm ]、b.クロマツ(*1144):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/45269132.html ]、c. クロマツ変種(*1267):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/47443981.html ]、d. ダイオウマツ[ダイオウショウ](*979):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/45723452.html ]

この記事に

おはようございます♪♪
ヒノキはこちらの青森ヒバと同じ仲間ですね。
葉っぱがイワヒバとそっくりです。
紅葉した綺麗な絵にポチ☆♪♪です。

こんにちは

ヒノキの黄葉、はじめて知りました。
いわき市のヒノキはどうかな?注意して観察してみたいと思います。
黄葉はこの樹だけですか?
周囲の針葉樹の黄葉状況を知りたいところです。
常識や固定観念にとらわれない視点、観点での問題提起が大変勉強になります。
今年も楽しく勉強させていただきます。
よろしくお願いします。

[ 花一匁 ]さま、こんばんは。

「青森ヒバ」は「ヒノキアスナロ」だそうですね。アスナロは見たことありますが、「青森ヒバ」(ヒノキアスナロ)は見たことがありません。ヒバというのは、地方によって様々のものがいわれているようですね。
年明け早々にお言葉を返すのもナンですが、こちらでイワヒバというものはシダ類の草本で、盆栽によく使われています。
そんなににてますかね・・・・? 葉っぱが・・・?

[ 花一匁 ]さま、こんばんは。

「青森ヒバ」は「ヒノキアスナロ」だそうですね。アスナロは見たことありますが、「青森ヒバ」(ヒノキアスナロ)は見たことがありません。ヒバというのは、地方によって様々のものがいわれているようですね。
シダ類のイワヒバの葉・・・そんなに似てますかね・・・・?

2011/1/3(月) 午後 6:39 [ ] 返信する

[ ghb*n*53 ] さま、こんばんは。

「ヒノキの黄葉」って言って、いいのかどうか分かりません。どこかの偉い先生に怒られそうです。が、晩秋、ヒノキの一部の葉が黄色化するのは間違いない。それに、マツの木の葉だってそういう葉の黄色化を認めます。この猛暑だった夏だけの変化でしょうか?
最後の写真にそれを付け加えました。

2011/1/4(火) 午前 0:11 [ ] 返信する

自宅の庭の塀の外に檜が在り、写真と同様の黄変が見られます。しかも、内側の葉ばかりがそうなっています。原因がわかるといいですね。

[ snow ]さま、はじめまして。

本日、このコメントに気づきました。すいません。

この黄変は病的なものではなく、常緑針葉樹の新陳代謝ではないかと思っています。
新陳代謝としての広葉落葉樹の紅葉・黄葉と似たようなものと思うのですが、広葉落葉樹では温度に反応して紅葉と落葉で新陳代謝するのでしょうが、常緑針葉樹では老化による機能低下で古い葉を落としていくんじゃないのかなあ。その壊死してしまう途中の色が黄葉の変化を起こすのではないでしょうかね・・・専門家ではないのでわかりませんが、もしかしたら、ウイルス性の病気の可能性もあるのかもしれませんね。
アクセス、ありがとうございました。

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