セットプレーを制圧されて、勝機を掴めず敗戦

トップリーグ第14節対キヤノンイーグルス戦は、1月8日(日)、秩父宮ラグビー場で行われました。相手は前節まで3連勝を飾り、本来の調子を取り戻しています。またスクラム強化が身を結び、今シーズンのヤマハ戦でも互角以上に渡り合うなど、セットプレーが要注意の相手です。ここで勝って5位の座を確実にしておきたいシャイニングアークス。昨日までの青空は消え去り、肌寒くすぐにでも雨が降り出しそうな天候で試合開始。

14時、シャイニングアークスボールのキックオフ。早々にWTB羽野一志がラインブレイクからのビッグゲインでゴール前まで迫ります。その後、一度自陣に戻されましたが、相手ラインアウトをターンオーバーして再び敵陣に攻め入ります。

前半7分、敵陣10mライン付近での相手ラインアウトを再びターンオーバー。一度右に大きく展開してから逆サイドに戻し、ボールを受けたCTBエルトン・ヤンチースがパスフェイントで相手を交わしてラインブレイク。コースを変えてゴール前まで走り、一度倒れた後再びボールを持ち、味方の後押しを受けてトライ。自身の蹴ったコンバージョンゴールは、ポストに当たり失敗。5-0。

しかし、その後はスクラムで劣勢になり、相手ペースになっていきます。また雨も降りだして、グランドコンディションも悪化していきました。

前半15分、自陣10mライン付近でWTB羽野が鋭くタックルに行きましたが、オフロードでつながれて大外を破られキヤノンがトライかと。しかしTMO判定の結果、羽野のタックル後の相手選手のパスがスローフォワードと判定され、トライは認められませんでした。

しかし前半17分、その再開のマイボールスクラムでコラプシングの反則を取られると、相手はPGを選択。これが決まり、5-3。

この後、スクラムやラインアウトのセットピースで劣勢になってしまいます。

前半20分、自陣22mでのマイボールラインアウトを奪われてしまい、展開されてトライ。G5-10。

前半22分、FL鶴谷昌隆が頭を打ち、HIA検査(※脳震盪のチェック)のために一時退場し、栗原大介が入ります。

この後、しばらく敵陣で展開しますが、決定的なチャンスは作れません。

前半28分、ハーフウェイライン付近のマイボールスクラムでコラプシングの反則を取られると相手がPGを選択。約50mの距離を決めて、5-13。

前半29分、FL鶴谷昌隆が戻り、栗原大介がOUT。

前半33分、相手反則により敵陣10mライン付近からPGを選択。G8-13。

前半40分、自陣中盤ラックでのオーバーザトップの反則に相手がPGを選択。G8-16。

前半40分、選手入替。PR小野慎介→楢山直幸。

ここで前半終了。

いい試合の入りをしましたが、セットプレーで相手にボールを奪われ、ゲームを優位に進めることが出来ませんでした。


キヤノンボールで後半キックオフ。敵陣に入り込み攻撃を仕掛けます。

後半3分、敵陣ゴール前5mでのマイボールラインアウトからモールを押し込んで、最後はLOヴィリー・ブリッツがトライ。G15-16。

ここから反撃したいところでしたが、前半同様にセットプレーで劣勢になり、相手がキックで有効にエリアを奪いに来たこともあり、次第に自陣から抜け出せなくなっていきます。

後半13分、選手入替。HO三浦嶺→種本直人。

後半18分、選手入替。SH友井川拓→西橋勇人。

雨脚が止まず、グランドコンディションがさらに悪化していきます。

後半22分、選手入替。CTBエルトン・ヤンチース→ブラッキン・カラウリアヘンリー。

FB小川優輔が最後尾からキックする時に軸足が滑り、低くなってしまった弾道のボールが相手に当たってインゴールに転がります。これを何とか押さえましたが、自陣ゴール前5mでの相手ボールスクラムでゲーム再開。

後半26分、自陣ゴール前スクラムで反則を繰り返し、相手が冷静にPGを選択。G15-19。これで、逆転するためにトライを狙わざるを得なくなります。

後半26分、選手入替。FB小川優輔→菊池功一郎。菊池がWTBに入り、羽野がFBにポジションチェンジ。

後半27分、選手入替。PR庵奥翔太→上田竜太郎。

スクラムは幾分盛り返してきましたが、ボールを継続しての連続攻撃が出来ず、自陣から抜け出すことが出来ません。

後半31分、自陣ゴール前10mでの相手ボールラインアウトからショートサイドを突かれてトライ。G15-26。

後半32分、選手入替。LO目崎啓志→栗原大介。

こうなると更にトライを重ねる他に勝機は無く、自陣からでも多少強引であろうが繋いでいきます。後半34分、自陣でパスインターセプトされ、ゴール前からインゴール目がけたショートパントキックを相手に押さえられトライかと思われましたが、TMO判定の結果ノックオンとされノートライ。

しかし、その後もボールを継続できずに逆にターンオーバーされてしまい、フルタイム。

後半になってもセットピースの劣勢は変わらず、また悪コンディションでボールを大きく動かしていくラグビーもやりづらく、持ち味の連続攻撃で主導権を握ることが出来ませんでした。逆に相手は、キックでエリアを奪い、冷静なゲーム判断を行って狙うべきところで確実にPGを決め、トライで突き放しました。

敗れはしましたが、6位、7位チームも勝星に恵まれなかったため、順位は変わらず5位。しかし下位チームが勝利を挙げてきたため、5位~9位グループは最終戦の結果次第で順位が大きく入れ替わる状態になりました。

1月14日(土)、いよいよ今シーズン最終試合。場所は同じく秩父宮ラグビー場。相手は今節で強豪神戸製鋼を破り、勢いに乗るクボタスピアーズです。
チーム史上最高成績を残すために、どんな形であろうが勝利だけが命題となります。

共に戦い、共に喜びを。

グランドで会いましょう。