妊娠中に大人のニキビが増える4つの原因!その対策と予防法
妊娠中の女性は女性ホルモンが増加する関係で、肌もつややかになり、女性らしくなるという印象がありますが、妊娠してから急にトラブル肌になったという人も結構多いものです。
今まで肌荒れに悩んだことがない人などは、妊娠に対するイメージも悪くなってしまいます。
肌荒れの中でも特に悩みの多いのが、「ニキビ」です。
そこで今回は、
・妊娠するとどうしてニキビが増えるの?
・妊娠中のニキビ予防とは?
・妊娠中にニキビができたらどうすればいい?
といった方に、妊娠中に増える大人のニキビについて詳しくご紹介します。ニキビの「原因を知って、健康な肌を取り戻しましょう。
妊娠ニキビはいつごろ出るの?
ニキビは、妊娠を自覚する妊娠2ヶ月ころの妊娠初期、週数でいうと妊娠4~6週あたりから顔や背中、胸などの広い範囲にあらわれやすくなります。
この時期は、妊娠することによって女性ホルモンのバランスが大きく変わるときです。ただ、妊娠16週目以降、妊娠中期に入ってくると体調も整い女性ホルモンも安定するので、肌の調子が良くなりニキビの症状が改善されていきます。
通常は出産後ともなれば、肌も元の状態に戻りますが、できてしまったニキビに対するケアを怠ると、妊娠初期の調子の悪い肌の状態を引きずってしまい、出産後もニキビ肌に悩んだり、ニキビ痕が消えずに悩みとなることがあります。
ニキビができてしまったらきちんとケアする必要がありますが、まずは、原因を知っておきましょう。
妊娠中のニキビの原因は?
妊娠中のニキビの原因は、大きく分けて以下の4つが考えられます。
・ホルモンバランスの変化
・便秘
・食生活の変化
・睡眠不足
それぞれみていきましょう。
妊娠によるホルモンバランスの変化
妊娠するとことによって、初期の段階からプロゲステロンとエストロゲンというホルモンが、急激に増加する関係で、女性ホルモンのバランスが悪くなり妊娠ニキビの原因となります。
特に妊娠を継続するためのホルモンである「プロゲステロン」は、肌の皮脂の分泌を促す作用があるため、いつも以上に皮脂量が過剰になり毛穴が詰まっていると、そこに皮脂が溜まりニキビとなります。
便秘
妊娠すると子宮の周りの胃や腸などが圧迫されるために、動きが鈍くなります。
そのために今まで特に便秘で悩んだことがないという人でも、ひどい便秘に悩まされることが多くなります。
便がでないということは腸内に毒素が溜まった状態です。腸内環境が悪いと肌の調子にダイレクトに反映されます。
妊娠中のニキビも同様で腸内環境の悪化が原因している場合があります。
食生活の変化
妊娠すると食の嗜好が変ります。特に妊娠初期のつわりの時期は、食生活を大きく変化させます。
レモンなどの酸っぱいものしか受けつけないという人もいますし、ある特定のものしか食べる気がしないという人もいます。
極端な偏食に陥る人は、食生活が大きく乱れるために栄養バランスが悪くなります。
食生活の悪化は肌の状態に直結しますので、栄養不足の人はニキビなどの肌荒れを起こすのです。
睡眠不足
妊娠初期などは、つわりなどで体の調子が悪いという人が多いものです。
調子がいつも悪いので、夜の睡眠も浅く、あまりぐっすり眠れないということがあります。睡眠が充分でないと自律神経などが乱れるので肌の調子が悪くなります。
また、深夜まで起きていたりするとホルモンバランスまで崩れてしまいます。
妊娠中期、後期に入ってくるとお腹の赤ちゃんが大きくなるので、膀胱が圧迫されて頻尿になり、これまた睡眠が浅くなります。
他にも、自分の睡眠の深さとは関係なく、胎児がお腹の中で起きて動くことによって良質の睡眠が取れないこともあります。
睡眠不足になると、男性ホルモンの分泌が増えてしまうため、皮脂が多く分泌されてニキビの原因になります。
妊娠中にできてしまったニキビの対策
妊娠中とそうでない時では、少し、対策が異なる点もあります。詳しくみていきましょう。
セルフケア
ニキビができても、妊娠中のセルフケアはあまり過激なことはしない方がいいでしょう。
妊娠中はどうしても肌が敏感になるので、ニキビができて急いでニキビ専用の基礎化粧品などに切り替えても、かえって肌に合わずにトラブルになる可能性があります。
できるだけ現状を悪化させないことや、ニキビ痕を残さないという意識を持ってケアしていきましょう。
基礎化粧品の注意点
ニキビ専用の基礎化粧品にする場合には、出来るだけ低刺激の敏感肌用のものを使用した方が良いでしょう。
ニキビの原因は毛穴に皮脂や汚れが詰まることですので、出来るだけ毛穴を詰まらせないさっぱりタイプのものを選びましょう。
ファンデーションの注意点
クリームタイプやリキッドタイプのファンデーションの使用も極力止めましょう。その代わり、オイルフリーのファンデーションやパウダータイプのファンデーションに変えると毛穴が詰まりにくくなります。
毛穴に塗り込むようなファンデーションの付け方はよくありません。なるべくファンデーションは薄く塗り、チークやアイメークなどで目線をそちらに向けるようなメイク方法に変えるのもいいでしょう。
仕事などでメイクが必要である場合、化粧は仕方ないことですが、家にいるときや休みの日などは、できるだけファンデーションを塗らないで過ごすようにすると肌への負担も軽減されます。
メイクしない場合でも、日焼け止めクリームなどは小まめに塗ってUV対策はきちんとしましょう。
刺激の少ない洗顔と保湿を
毛穴が詰まっている時は、なるべく肌に優しい洗顔石鹸を良く泡立てて優しく馴染ますように洗顔します。
毎日低刺激の石鹸で1日2~3回ほど洗顔しましょう。洗顔後は保湿も忘れずしっかり行いましょう。
毛穴の汚れを取るパックなどもありますが、週に1回ほどの使用に留めて肌に負担をかけないようにしましょう。
冷蔵庫にプレーンのヨーグルトなどがあれば小麦粉を少し足して、垂れない程度の固さで肌の上に広げるとパック同様の効果を得ることができます。
広げたあとはラップでカバーし5分程度置き、その後ぬる目のお湯でしっかり洗い流せば詰まった皮脂が取れてきれいな状態になります。
食べものでのパックですので妊娠中でも安心して試すことができます。是非トライしてみてください。
皮膚科を受診する
自宅でのケアでは満足できない、効果があまりないという人は、皮膚科を受診した方が治りが早いかもしれません。
妊娠中ですので、皮膚科を受診する際は必ず、妊娠中であるということを告知してください。妊娠中に使用できる薬は、胎児への影響が低いとされるものに限られます。
塗り薬のアダパレンや抗生剤は処方してもらえないことがほとんどです。
心配な場合は、かかりつけの産科医にニキビの相談をして、皮膚科に行く際の注意事項を聞いてから受診したり、産科に直接診察してもらい薬を処方してもらいましょう。
妊娠中のニキビ対策で絶対にしてはいけないこと
できてしまったニキビに対して、やってはいけないことがあるので、注意しましょう。
ステロイド系の薬を自己判断で塗る
妊娠中はステロイド系の薬は、むやみに塗らないほうがよいでしょう。
ステロイド系の薬は効き目が高いですが、リスクもあることを考えると、自宅にステロイド系の薬があったとしても自己判断で塗るのは避けましょう。
できてしまったニキビはなるべく薬に頼らずに、日常生活で改善できることで治すようにしましょう。
自分で無理やりつぶす
ニキビが出来ると自分で中の芯をとって、ニキビをつぶしたくなる衝動にかられますが、自分で無理やり傷をつぶすと雑菌が入りますし、ニキビ痕に傷が残る危険があるので絶対に避けましょう。
できてしまったニキビはいじらずに、ニキビ痕を残さないようケアしていきましょう。
触ると傷になり、後々悩みの種となります。
妊娠中のニキビの予防
すぐにニキビを治すことはなかなか難しいですが、しっかりと予防することで多くの場合、ニキビを防ぐことができます。
食事
ニキビができないように、日頃から食生活に気をつけることでニキビ予防はできます。
栄養素としては、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、ミネラル、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、コラーゲン、食物繊維を多く含むものを摂ると良いでしょう。
なるべく野菜中心にしてビタミン類を多く摂るようにします。動物性たんぱく質は牛や豚から摂るのではなく、魚などで摂るようにしましょう。あまり難しく考える必要はありません。
冬ならば、水炊きなどは簡単にできて野菜をふんだんに取れるメニューで、栄養もまたしっかり摂ることが出来ます。
できれば洋食よりも和食中心の食生活に変えましょう。外食は避け、きちんと栄養バランスを考えた食事を心がけましょう。
チョコレートやナッツ類は食べ過ぎるとニキビがたくさんできてしまいます。
ですが食べたいのに我慢するとストレスが溜まりまたニキビの原因となることもありますので、食べても構いませんがきちんと量を決めて食べましょう。
充分な睡眠
妊娠によって睡眠不足になるという人はニキビができやすいので、十分な睡眠を取りましょう。
時間的には最低7時間の睡眠を取るのが理想的です。夜寝れなかった翌日には昼寝として軽く30分ほどの休憩を取りましょう。
妊婦さんはなかなか良質な睡眠を取ることが難しいですが、マットを変えてみたり、抱き枕を用意して腰などの負担を軽くしてみると熟睡できます。
ただし、寝る前にインターネットなどを長時間したりすると、どうしても神経が休まりませんので、避けましょう。
ぬる目のお風呂にゆっくり浸かってみたり、寝る前は少し部屋を暗くしたりするのも良い睡眠が期待できます。体を温めたり、アロマの香りでリラックスするのも良いでしょう。
ストレス発散
妊娠中は体調が悪い人もいますし、出産や育児などへの不安など色々な心配事があります。
また、家にずっと一人でいると知らず知らずにストレスが溜まってしまっている場合もあります。仕事に出ている人は、体調が悪い時でも今までと同じような成果を求められ、それだけでも大きな精神的ストレスになります。
何かとストレスを抱えやすい時期ですが、できるだけ自分の好きなことをしてストレスを発散させましょう。
気分が乗らない日は、家事も無理せず適度に手を抜いて、家族にお願いしてみましょう。
ストレスは目には見えませんが、肌の調子などに顕著に現れます。
ストレスがあると、ニキビや吹き出物は普段ではできない場所にまでできたりするので、ストレスのない生活心がけ、大きな気持ちで、前向きに過ごしましょう。
運動
適度の運動は基礎代謝を上げますので肌の調子を整えます。
妊娠中で体調が悪いという時に無理な運動はできませんが、妊娠中期など体調が比較的安定している日は、屋外に散歩に行って軽く汗を流すといいでしょう。
外に出ると風景も楽しめますし、森林浴ができたり、色々な刺激もあるので気分転換になります。少し長い距離を1時間ほど自分のペースで歩くのを習慣にできれば理想です。
怪我を防止するために、動きやすい服装で安定したスニーカーを履いて出かけ、水分補給や日焼け止め対策も忘れないようにしましょう。
散歩は基本的に天気の良い日だけで構いません。雨が振っていたり、とても寒かったり、暑い日などは散歩をすると危険ですし、体調が悪くなる恐れがあります。
外に出られない日は家の中でストレッチやその場で足踏み等の運動も良いですし、ジムでマタニティヨガなどに参加するのもおすすめです。
サプリメント
妊娠中のニキビはプロゲステロンの増加が大きく影響しています。
ニキビ治療のために内服薬を飲むのは躊躇する場合でも、サプリメントなら妊娠中も安心して服用できる人も多いのではないでしょうか。
妊婦さんがサプリメントを飲むのであれば、ニキビだけに効くサプリメントではなく、お腹の赤ちゃんのためにも良いものがいいでしょう。
ニキビに効果があるのはビタミンCやビオチン、セレン、鉄、カルシウム、パントテン酸などがあります。妊婦さんが良く飲むサプリメントの葉酸もニキビ予防に繋がります。
「美容成分の多く含まれる葉酸サプリメント」を選ぶと、胎児にもママの美容にもいいでしょう。
サプリメントを飲む場合は使用量を良く守って飲みすぎることのないように注意しましょう。
化粧品を変える
ニキビ予防の化粧品を「ノンコメドジェニック」といいます。コメドというのはニキビという意味です。
ニキビには皮脂が大敵ですが、ノンコメドジェニックはオイル成分を使わない化粧品となっています。
ニキビ予防のために化粧品を変える場合は、肌が非常に敏感肌となっているので皮膚の柔らかい部分で何日かテストして、肌荒れなどを起こさないか必ずチェックしましょう。
多くの妊婦さんがニキビ予防に役立ったと答えている化粧品に変えてみるのもおすすめです。以下の記事で詳しくご紹介しています。
石鹸を変える
ニキビは毛穴に皮脂が溜まることでできるものですが、だからといって全部の皮脂を取ってしまうことはよくありません。
肌の乾燥をかえって引き起こす原因となります。ですから、皮脂を取るために石鹸でごしごし洗う洗顔は避けたほうが無難です。
なるべく植物由来の自然派石鹸を使用して、優しく洗い、余分な皮脂を取り除きましょう。
水分補給
ニキビに限らず肌トラブルは水分不足が原因している場合が多いので、小まめに水分を補給して体の中の水分を満たしましょう。
妊婦さんにとって水分不足は、あらゆるトラブルの原因となりますので、常にボトルなどを持ち歩き、補給するよう心がけましょう。
水を飲むことによって体の内側からの水分は取ることができますが、同時に外側から保湿クリームなどで肌の水分を逃がさないことも大切です。
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