【容量のダイエット】H.265・H.264とは
/圧縮方式(エンコード)で画質と軽さが全然違う!
防犯カメラ・監視カメラ業界でも
技術革新で4K対応などのカメラが
次々と出てくる中、今度は圧縮方式も
「H.265」という方式が浸透しつつあります。
そんな「H.265」と従来の「H.264」って
なにが違うのかというと…
「H.264」とか
「H.265」とか以前に、
そもそも「圧縮方式」とは
難しい専門用語っぽいですが、
防犯カメラ・監視カメラの業界では
たまに使われる言葉です。
そもそもなんのことかというと
動画を再生するときの圧縮方式の違いで、
専門的には動画コーデックの種類の違いとも
言われたりします。
・動画を再生するとき圧縮方式?
・再生するとき圧縮するの?
とかピンと来ないかもしれませんが…
…
わかりやすく言うとパラパラ漫画みたいなものです。
人が手を上げる動作を描いた
パラパラ漫画が2つあったとします。
両方とも同じものを描いていますが、
それぞれページ数が違い、
・10ページのパラパラ漫画
・20ページのパラパラ漫画
があったとします。
全て映っているものやその過程は同じで
再生時間も同じなら、ページ数が多い方が、
カクカクしない なめらかなパラパラ漫画になりますよね!?
ただ、20ページの方が
描くのに手間と時間がかかります。
これが10ページ分しか描かずに、
20ページの方と同程度なめらかになれば、
手間も時間もかからずに、
パラパラ漫画が見れれば効率的です。
このようにページ数を減らしたり、
手間などの労力をかけないで、
効率化を計ることこそが「圧縮」と言われているものです。
「コーデック」とも言われたりしています。
この「圧縮」にはいろいろな方法があり、
その”方法”を「圧縮方式」「動画圧縮規格」
と呼ばれているわけです。
すごく大雑把な解説ですが、
この説明でご理解いただけると幸いです( ;∀;)…
「H.264」と「H.265」について
で、上記でアナウンスした、
「圧縮方式」ですが、
この動画圧縮規格に「H.264」と「H.265」の
圧縮方法があります。
2017年現在の防犯・監視カメラ業界では
一番普及している圧縮方法が「H.264」です。
YouTubeやニコニコ動画などは
この圧縮方式が推進されていて、
世の中の割合的に多いのは「H.264」になります。
…
「H.264」の前に動画理解すると簡単
これを解説するには
動画の原理を知っていなければなりません。
画像が連続して映し出され、
ひとつの映像として成り立ちます。
パラパラ漫画がわかりやすい例えですね。
パラパラめくる絵の1枚1枚は静止画ですが、
1秒間に数枚~数十枚が
連続して映し出されると動画になります。
この枚数を「フレームレート」と呼び、
「fps」と表記されます。
「30fps」であれば、
1秒間に30秒の画像が連続して映し出され、
動画として映像に反映されます。
30fpsであればなめらかな映像です。
ただ、静止画を1秒間に
30枚も連続して抽出すると…重くなります。
この「重くなる」という表現は、
画像のデータ量が多くなり、
他の処理をするための容量が無い状態になり、
全体の動作が「重く」なるという意味で
使われる言葉です。
「30fps」は1秒間に画像を30枚抽出するので
1分間に1,800枚、1時間で108,000枚の
画像を連続して出す計算になります。
そのデータ量は1分間で5GBという
膨大なデータを消費します。
そうならないように「圧縮」して
データ量を軽くしているのです。
…
「H.264」とは
やっとこの話題に(笑)
「H.264」というのは圧縮方式の一つで、
防犯カメラ業界では
すでにレコーダーにこの方式で
組み込まれている場合が多いですね。
具体的には
フレーム間予測と呼ばれる処理技術が
発展していった圧縮方式です。
映像を録るにあたり、
動きの多い映像と動きの少ない映像が
繰り返されているわけですが、
動きの少ない映像のフレームレートを
画像としてみる場合、
(1秒間にとった画像を分けると)
1秒間に動きのある部分はわずかです。
なので順番に並んだ前の画像を
参照して映し出して、
画像の一部をリサイクルしていくような技術になります。
またパラパラ漫画で例えると、
前のページとそこまで変わらない絵なら
そこをコピペして、
動きのあるとこだけ加工しよう!(/・ω・)/
といった感じで負担を軽減できます。
他にもピクセル数の変化を減らしたり、
(※ピクセルについてはこちら)
応用した技術と組み合わさって
技術レベルが進化していき、
現在の「H.264」になりました。
2003年に国際規格となりましたが、
それでも10年以上も前の話になります。
そこで近年出てきた圧縮方式が
「H.265」です!
…
「H.265とは」
「H.265」とは「H.264」の後継規格です。
後継規格になるので、
当然 H.265 の方が圧縮率が優れています。
技術的な部分に革新的な技術は
そこまでありませんが、
圧縮する部分機能がランクアップしています。
・すごいのはわかったけどどれぐらい違うの?
ってお話しにはなりますが、
比較すると40%~50%程度軽くなります。
なので、H.264 と比べて
”半分”になるということですね!
他にも、「H.264」では対応していなかった
フレームレートが「60fps以上」サポートとなります。
「8K」 もサポートされていますので、
”軽いのに画質が良い”わけです。
今後は続々と「H.265」に対応する、
動画配信サイトやサービスが増えてきそうですね。
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防犯・監視カメラ業界でも各社がこの部分を
プッシュして製品を販売しているわけです。
この業界でも、主に録画できる容量の増加と
画質の改善ができるので、
これから重宝されることは間違いないでしょう。
…
以上、
参考になれば幸いです。