円形脱毛症に効果のあるサプリメントと栄養素を解説
円形脱毛症は、頭部の特定の箇所の毛が抜けてしまい、ひどくなると脱毛箇所(脱毛斑)が同時多発的に複数の箇所になり、さらにひどくなると頭部全体に広がっていくことです。
そうなるともはや「円形」脱毛症などとは言えなくなってしまいますが、円形脱毛症で怖いのは、痛みなどの兆候がなく、脱毛斑がくっきりと出てしまうまで気づかないことが多いということでしょう。
円形脱毛症の場合、自然に治ることもあれば、治療が必要なこともありますが、いずれにしても進行を止めて毛根が回復できれば脱毛斑の部分にも再び産毛が生え始め、徐々にもとのような毛髪が生えてきます。
その際、人によっては産毛の後に生える毛に色素が入りきらず(色素ができるほど毛根の細胞が復活していない場合)白髪になってしまうこともあるようですが、大体の場合は、時間がかかっても健康な毛が生えてくるのが一般的な回復への経過と言われています。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症の原因は長い間、ストレスだと信じられてきましたが、今では自己免疫の異常という説が主流です。本来、細菌やウイルスなどの外からの異物を排除する自己免疫が自分の組織を「外敵」とみなして攻撃することによって体細胞に異変が生じます。
円形脱毛症は、この免疫システムが本来の髪を育てる毛包細胞を免疫細胞であるリンパ球が攻撃して壊してしまうことにより、髪が抜けてしまうことで起こるとされています。
確かに、ストレスがきっかけになっている場合も多いのですが、ストレスが脱毛症の直接の原因というより、ストレスにより自己免疫が異常をきたすことが円形脱毛症の原因となるのです。その他に遺伝的要因も考えられてはいますが、まだ分かっていない部分もあります。なかなか複雑です。
円形脱毛症の治療
円形脱毛症の専門的治療には皮膚科で診察してもらい、塗り薬を出してもらうのが一般的な治療ですが、自然治癒することもあるので、気持ちにゆとりが持てれば回復に向けた策を講じながらも少し様子を見てはいかがでしょうか。それほど気長に待てないという場合には、早めに皮膚科に行きましょう。
円形脱毛症の治療として皮膚科にかかる前やかかりながらも自分でできることが幾つかあります。少しでもストレスを溜めないようにするとともに、治療の助けになったり、育毛に良いとされる栄養素を摂ってみてはいかがでしょうか。
円形脱毛症の治療の助けになるサプリメントと栄養素
出典:http://bihadalabo.com/
まず、ストレスに効果があると言われるビタミンB群。ビタミンB群が足りなくなると神経過敏や無気力になってしまい、そのことでイライラしてしまいます。ビタミンB群をしっかり補給してイライラを減らしましょう。
B群の中でも特にバントテン酸はストレスへの抵抗力を高める効果が期待できます。
他にビタミンCもストレスによって発生する活性酸素を抑える効果があります。ビタミンBとともにCが摂れるマルチビタミンなどのサプリがお勧めです。
また、髪の毛の元を作る毛根細胞の中では、他の細胞と同じように細胞分裂が起こっていますが、この細胞分裂に必要な要素が亜鉛です。亜鉛は抜け毛を防ぐことが知られていますし、実際に円形脱毛症になりやすい人は亜鉛不足の傾向があるとも言われるので、亜鉛を補充することで脱毛症を改善する助けになります。
女性が、特に産後などに円形脱毛症を発症する場合には、ホルモンバランスの崩れが原因になっていることも考えられます。亜鉛は、エストロゲンを含めた女性ホルモンの分泌を促す働きにも一役を担っているので、積極的に摂取することは体調を整えるためにも良いでしょう。
ただ、亜鉛の過剰摂取は良くないので適量を摂取するように気をつけましょう。
ストレスの解消や育毛に良いとされるサプリを摂ることはもちろん良いのですが、もっと基本的かつ大切なことはバランスの良い食事をとることです。円形脱毛症の治療および予防に食生活の改善は欠かせません。
しかも、毛髪の育成に良いとされる栄養素は、基本的に健康維持に欠かせない栄養素です。普段の食事内容を見直して、不足していると思われる栄養素があれば食事のメニューに一品追加してみるか、食事で取り入れるのは難しいという場合にはサプリを活用するなどしてみて下さい。
髪に(=健康に)良いとされる栄養素ほか
- タンパク質:髪の毛を作り、丈夫な髪の毛の維持に
- ビタミンE:血行を良くする
- ビタミンC:ストレスへの抵抗力を高める
- ミネラル:体の機能を整え、健康を維持するためには必須の栄養素
- 食物繊維:定義的には「栄養素」ではないが腸内細菌のバランス調整、ひいては免疫機能に必要
食習慣の改善やサプリメントによる補充も、円形脱毛症を「治療」するものではなく、改善に向けた土台です。
原因が自己免疫異常や遺伝的要素など多岐にわたる以上、短期的な策ですぐに完治できるものではありません。長期的な改善策であり、予防策だと考えて下さい。
食生活や生活習慣の改善だけではなく、脱毛斑の存在自体がストレスになってしまったり、脱毛域が広がっているなど不安要素がある場合には、早めに皮膚科に相談することをお勧めします。