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公開. 更新. 投稿者:3分30秒で読める. カテゴリ:調剤/一包化. 閲覧数:50,966 views
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配合不可
配合不可とは、配合により有毒物を生じるなどの危険を伴うもの、または薬効を著しく減弱させる組合わせのことである。
配合不可の場合、薬剤師は処方医へ疑義照会を行い、処方変更を提言し問題の回避を図る。
例:テオフィリンシロップと他のシロップ剤、水および単シロップなど(徐放性が消失するため他剤と配合禁忌)
配合不適
配合不適とは、数種の薬を配合することで湿潤、沈殿などを起こすため、調剤技術上の工夫を必要とする組み合わせのことである。
配合不適の場合、薬剤師は別包装に分ける調剤を行う。
患者には、別包装の薬を混ぜ合わせないよう指導を行う。
例:アスピリン+炭酸水素ナトリウム(アスピリンの分解)
例:レボドパ+酸化マグネシウム(レボドパの分解)
例:ヒベンズ酸チペピジンシロップ+塩化リゾチームシロップ(再分散性不良、ゲル状化)
| 薬品名 | 薬品名 | 理由 |
|---|---|---|
| アスピリン | 炭酸水素ナトリウム | 加水分解 |
| ミノ・アレビアチン | エピレオプチマル散 | 融点降下による湿潤液化 |
| アスパラK散 | すべての散剤 | 吸湿による物性変化 |
| ハイセレニン細粒 | すべての散剤 | 吸湿による物性変化 |
| アストミンシロップ | 濃厚ブロチンコデイン液 レフトーゼシロップ | 沈殿 力価低下 |
| アスベリンシロップ | アタラックスPシロップ トランサミンシロップ フェノバールエリキシル レフトーゼシロップ | 再分散性不良 再分散性不良 再分散性不良、ゲル状化 再分散性不良、ゲル状化 |
| アタラックスPシロップ | イノリンシロップ タベジールシロップ デパケンシロップ ムコダインシロップ | 沈殿 3時間後再分散性不良 バルプロ酸の遊離 再分散性不良 |
| ゼスランシロップ | アタラックスPシロップ ポンタールシロップ | 再分散性不良 10日目以降再分散性不良 |
| テオドールシロップ | 他シロップ剤、水、および単シロップなど | 徐放性が失われるため、他剤とは配合不可 |
| デパケンシロップ | ザジテンシロップ ペリアクチンシロップ メジコンシロップ メプチンシロップ リンデロンシロップ | バルプロ散の遊離 |
| ウイントマイロンシロップ | テトラサイクリンシロップ 酒石酸アリメマジンシロップ 硫酸カナマイシンシロップ 単シロップ | 凝集 沈降 沈降 沈降 |
| トランサミンンシロップ | ビソルボンシロップ アストミンシロップ | 再分散性不良 |
| ポンタールシロップ | レフトーゼシロップ | 再分散性不良 |
| リンデロンシロップ | プリンペランシロップ ムコダインシロップ | 力価低下 再分散性不良 |
配合注意
配合注意とは、配合により変色などの物理的変化を生じる可能性はあるが、薬効に影響を与えない組み合わせのことである。
患者には、見た目の変化があっても効果に問題はないことを情報提供する。
例:酸化マグネシウム+ダイオウ末(ダイオウの成分 dianthrone glucoside のsennoside A、B、C、D、E、F(黄色)はアルカリ性で吸収極大を示す波長が500nmまで移動し赤色を帯びてくる)
例:アミノフィリン+乳糖(固化) 賦形する場合は、トウモロコシデンプンを使用する。
例:マレイン酸クロルフェニラミンシロップ+メフェナム酸シロップ(沈殿)
| 医薬品名 | 医薬品名 | 配合変化 |
|---|---|---|
| 酸化マグネシウム | 大黄/センナ | 吸収帯の移動による赤変 |
| アスベリンシロップ | イノリンシロップ | 分離、沈殿、色調変化 |
| アスベリンシロップ | インクレミンシロップ | 沈殿、色調変化 |
| アスベリンシロップ | ザジテンシロップ | 再分散性不良 |
| アスベリンシロップ | ポララミンシロップ | 再分散性不良 |
| アスベリンシロップ | ペリアクチンシロップ | 再分散性不良 |
| アスベリンシロップ | ムコソルバンシロップ | 沈殿 |
| アスベリンシロップ | メジコンシロップ | 再分散性不良、ゲル状化 |
| イノリンシロップ | ポンタールシロップ | 分離、沈殿 |
| タベジールシロップ | トランサミンシロップ | 懸濁、微・粗粒子生成 |
| セキトンシロップ | ポンタールシロップ | 白色沈殿 |
| ビソルボンシロップ | メジコンシロップ | 色調変化 |
| ビソルボンシロップ | ポンタールシロップ | 分離 |
| ポララミンシロップ | ポンタールシロップ | 沈殿 |
添付文書上の記載は?
添付文書に「混合してはいけない」と記載があれば、配合注意レベルでも計量混合加算は算定できないわけなので、調剤報酬的には添付文書の記載内容が重要となってくる。
テオドールシロップ:他のシロップ剤,水,単シロップ剤と混合しないこと。
アスピリン原末:炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム等のアルカリ性製剤と配合しないこと。
例えば、アスベリンシロップは再分散性不良のため配合不適のシロップが多いが、添付文書上の記載は、
「シロップ及びシロップ「調剤用」は、他剤と配合すると懸濁性が損なわれ、沈殿が生じる可能性があるため、配合後の秤取に際しては、軽く振盪し、均一化させて使用すること。」
飲む前に振ればOK、ってことになっているので、アスベリンシロップとトランサミンシロップを混合したからといって、計量混合加算の算定においては問題ない、と思っている。詳しい方がいたらご教授お願いします。
ダイオウとカマを混ぜちゃダメ?
カマとダイオウ末の混合という処方せんが来た。
普通に混ぜて調剤しましたが、あとで調べてみると、酸化マグネシウムとダイオウ末は配合注意になっていた。
混ぜても問題ない。
でも、薬が赤くなるとビックリするので、一言添えておかないと後からクレームが来るので注意。
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コメント
コメントありがとうございます。
特に問題ないと思います。
yakuzaic:2017/6/6
ニチコデ配合散と酸化マグネシウムの配合変化について教えてください。混合しても問題はないでしょうか?
長崎 達子:2017/6/4