暖房の電気代コスト徹底比較! 一番安いのはエアコン?こたつ?
公開日: : 最終更新日:2016/05/09 家電
ガチで電気代を計算しました
今回は、暖房器具を使用方法・効果に基づいて分類し、それぞれの電気代コストを
比較していきます。実は意外と知られていないんですよね、これ。
(0)電気代の計算方法
まず最初に、今回用いた電気代の算出方法についての説明をしておきます。「そんなの知ってるわ!(怒)」という方は、飛ばしていただいて構いません。
式で表すと以下のようになります。
電気料金 = 消費電力(kW)
× 使用時間(h)
× 1時間の電気代(円)
※ここでの電気料金は、基本料金を除外して考えています(以降も同様)。
電力会社との契約には、契約種別というものがあり、家庭用として最も多く利用されているのは、消費電力量で電気料金が変わる「従量電灯B」という種別です。
1時間当たりの電気代は、各電力会社によって異なるため、一概に決めることはできませんが、どの会社も消費電力量に比例して電気代が変わることは一緒です。
- 0kW ~ 120kW 22円
- 120kW ~ 300kW 25円
- 300kW ~ 28円
みたいな感じになっています。
正直、そこまでやると複雑なので、今回の計算では、1時間当たりの電気料金は一律25円としました。ご了承ください。
例えば、消費電力800Wのエアコンを、一日の使用時間が18時間として、30日間使用した場合の料金は、0.8kW×25円×18h×30日=10,800円です。
実に恐ろしい額ですね(-_-;)
以降の計算では、
- 1日の使用時間を10時間
- 1時間の電気料金を25円
としています。
(1)エアコン
エアコンの消費電力は、商品ごとに異なります。
私の家にあるエアコンの暖房は、定格消費電力は630Wですが、最近は400W台の高品質なエアコンもあるので、今回は、400Wとして計算します。
ここで注意が必要なのは、定格消費電力400Wだからといって、いつも400W消費しているわけではないことです。
よく、商品表示に「440W(150W~1100W)」と記載されていたりしますが、それは運転開始時に1100W近く消費し、部屋が暖かくなると150Wぐらいになるという意味です。
- スイッチ切り替えが激しいと高コスト
- 風量は「弱」より「強」の方がお得!
というのは、こういう理由です。
平均消費電力は、大体 定格消費電力の半分ぐらいだと思ってください。400Wのエアコンの場合は、平均消費電力は200Wくらいになりますので、
電気料金は……
0.2kW×10h×30日×25円=1,500円
(2)床暖房
床暖房には、電気のみの「電気ヒーター式」 と、電気・ガス・灯油による「温水式」がありますが、今回は「電気ヒーター式」を考えましょう。
仮にリビングを12畳とした場合、消費電力は大体2kW~3kWぐらいが一般的です。
スイッチON直後の消費電力は高いことはエアコンと同じですが、残念なことに、床暖房はエアコンと違って、部屋が暖まった後も、それほど消費電力が落ちません。
電気料金は……
2kW × 10h × 30日 × 25円 = 15,000円
単純計算で、エアコンの10倍です。
(3)こたつ
こたつの魅力はたくさんありますが、やはり一番の魅力はコスパが良いことです。こたつ布団で密閉すると、これ以上なくランニングコストが良くなります。
最近は、省エネエアコンの進化が目覚ましいですが、こたつも負けていません。表記されている消費電力は500Wでも、平均消費電力は200W程度です。
最近のモデルは、優れた通電調節機能により、実際電気を使っている時間は、ほんの少しの間だけになっています。
出力「弱」なら、平均消費電力は100Wぐらいで済みますので、電気料金を計算すると
0.1kW × 10h × 30日 × 25円= 750円
安いですね。
こたつの電気料金をもっと安くしたい方は、こちらの記事もチェック!
(4)電気毛布
ホットカーペットを使っている方は今すぐ、電気毛布にお乗り換え下さい
3畳用のホットカーペットの平均消費電力が400W であるのに対し、電気毛布(2m×1.5m)はたった60W!
1か月の電気代に換算すると、こんなに差が出ます。
- ホットカーペット:3,000円
- 電気毛布:450円
(5)ヒーター
最後に、ハロゲンヒーター・カーボンヒーターなどの電気ヒーターを紹介します。
これは「こたつ」にも言えることですが、電気ヒーターはエアコンみたいに、部屋全体を暖めることはできません。
言い方を変えると、エアコンは400Wの消費電力で、2kW相当の暖房能力を有しているのに対し、電気ヒーターやこたつなどは、消費電力と発揮する暖房能力がほぼ同レベルです。
しかし、こたつはコタツ布団などの工夫によって、コスパが良くなるので、まだ魅力がありますが、電気ヒーターは違います。
電気ヒーター単体で暖まろうとするなら、1200Wぐらいの大出力が必要です。
これでは電気料金がとんてもないことになってしまうので、電気ヒーターは、他の暖房器具との併用をおすすめします。
ちなみに1200Wの場合の電気代は…
1.2kW ×10h ×30日 ×25円=9,000円
高いですね。
まとめ
「エアコンは高いから こたつ にしよう」なんて話をよく聞きますが、最近の省エネエアコンは優秀です。
今はまだこたつの方が安いですが、そのうちエアコンの方がお得になるかもです。
とはいえ、省エネエアコンは、本体価格が高いんですよね(10万円前後)。こたつは数千円なのに。
電気料金的に最もお得な「電気毛布」は、他の暖房器具との併用もおすすめです。
こたつの下に敷くとかなりコスパが良いですが、壊れてしまうこともあるので、注意してくださいね。