お化粧の手間が省けると女性に人気のアートメイク。このアートメイクによるHIV感染の可能性はないのでしょうか?
今回はアートメイクに関するHIV感染リスクを取り上げます。
| ◇このページであなたにお伝えしたいこと ・ 1.アートメイクとは何か? ・ 2.アートメイクによるHIV感染のリスク ・ 3.あなたに気を付けて欲しいこと |
◇アートメイクとは何か?
女性のあなたはむろんご存知でしょうが、中高年の男性のあなた、アートメイクってご存知ですか?
「アートメイク?もしかして芸術的なお化粧のこと?」
なんて英語的に考えてませんか?残念ながらアートメイクは化粧品を使ったお化粧ではありません。
アートメイクとは、皮膚の表面から0.02ミリ~0.03のところに針を使って色素を着色しするものです。イメージとしては刺青に近いものです。
何のためにアートメイクを行うかと言えば、例えば眉を描いたり、アイシャドウを入れたり、お化粧に時間かかりますよね。こうした手間を省くためアートメイクで色を付ける訳です。すると汗をかいても洗顔しても色が落ちません。お化粧のやり直しをしなくて済むのです。まさに落ちない化粧って感じです。
ただ、刺青は皮膚の下の真皮という組織に色を付けますが、アートワークの場合はもっと浅い部分に色を付けます。そのため永久的に色がついているのではなく3年くらいすると色あせてきます。一方刺青は何年経っても色が落ちません。
実はこのアートメイク、今頃記事にしていますが随分前から行われていて、私が調べた範囲では10年近く前にはすでに行われていました。ただ、近年それがかなり流行していると言えるかも知れません。
◇アートメイクによるHIV感染のリスク
アートメイクの説明を読んで、するどいあなたはもうピンときたことでしょう。刺青にHIV感染リスクがあるのは多くの人が知っています。同じ針を使った着色と言うことで、アートメイクにも刺青同様のHIV感染リスクが存在します。
ある、20代の女性が韓国旅行に行って現地でアートメイクをしました。彼女は日本に戻ってから体調が悪くなり、もしやアートメイクでHIVに感染したのではないかと不安になります。
そこでネット上の相談サイトに投稿します。そのサイトは有料サイトで相談の回答は全て現役の医師が行います。
「アートメイクでHIVに感染する可能性がありますか?」
この女性の質問に対して9人の医師が回答しています。何と9人とも同じ回答です。
「HIV感染の可能性はあります。心配なら3ヶ月経ってからHIV検査を受けて下さい。」
この回答のみ、他の回答は1つもありませんでした。
アートメイクにHIV感染のリスクがある理由は刺青と同じです。十分な消毒をせずに針の使い回しを行うと針から感染します。
実際、日本の法律ではアートメイクは医療行為にあたり、医師の免許を持っていないと出来ません。HIVを始めとする感染予防も重要だし、後になって後遺症などが出ることを防ぐためです。
国民生活センターのホームページによると、アートメイクの危害・危険に関する相談が2006年度からの5年間で121件寄せられているそうです。
どんな相談かと言えば、眼や眉などの施術した部位や周辺の腫れが多いそうです。アイラインの施術の場合は角膜などの眼球に傷がついた例もあったそうです。怖いですねぇ。
こうしたトラブルを未然に防ぐためにもしっかりした知識と技術を持った医師にしか認めていないのです。
「う~ん・・・しかし?」
アートメイクに医師免許必要という法律があると知って、私はふと疑問に思いました。
「では刺青は?刺青師に免許は必要ないのか?」
この疑問です。医師免許を持った刺青師なんて、聞いたことがありません。もしかして刺青は無許可で可能なのか?
私はさっそく調べてみました。すると刺青にも医師免許が必要だと分かりました。正規にはそう決められているのです。
ただ、実体としては医師免許を持っていない刺青師はいくらでもいるようです。ただ、刺青の最大需要がその筋ですから、あまり表に出ないのだそうです。納得。
実際にアートメイクによるHIV感染が強く疑われる事例を見つけました。2009年にすでに警鐘を鳴らす記事です。
大阪にある太融寺町谷口医院の谷口院長のブログからです。
◇あなたに気をつけて欲しいこと
刺青師が医師免許を持ってなくて刺青を行っているように、アートメイクも無免許で行っている例が多いそうです。ましてや今回ネットで相談した女性のように韓国で行う場合、どんな人がやっているか分かりません。
もしもあなたがアートメイクに興味があって、自分もやってみたいと思うなら、どうぞ信頼できるクリニックを見つけて下さい。
それは大変難しいかも知れません。例えばネット上のクリニックサイトを見るだけでは信頼できるかどうか、そこまで分からないでしょう。
出来ればお友達や知人で実際にアートメイクをやられた人にお奨めのクリニックを紹介したもらうのがいいかと思います。くれぐれも無免許悪質クリニックに引っかからないようご注意下さい。
針からの感染はHIVだけでなく、B型肝炎なども可能性があります。万一、施術後に感染が不安になったら検査を受けておいた方が安心ですね。
HIVは保健所や病院に行かなくても自宅で検査が出来ます。
| あなたと、あなたの大切な人のために。これだけはぜひ! | |
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