この記事をシェアする

こちらの記事もオススメ!

スポンサードリンク

プレマリンはエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンを含む製剤です。不妊に対する使用方法としては、ホルモンバランスの改善による治療と排卵誘発剤による治療の補助として使用されます。女性ホルモンに限らず一般的に、ホルモンに関連する薬は幅広い副作用が認められる傾向にあります。プレマリンにも複数の副作用があるので、これらのことについて見ていきましょう。

 

プレマリンはホルモンバランスの改善のための使用

排卵は正常に行われているものの、ホルモンバランスが崩れているために、無月経や生理周期が乱れている方がおられます。このために妊娠が難しくなっているケースです。この場合だと排卵を誘発させる必要もなく、ホルモンバランスさえ整えれば不妊の改善につながります。
女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあり、これらは子宮から放出されています。放出にも周期があり、生理から排卵までは卵胞ホルモンの放出され、排卵を境に黄体ホルモンが主となります。薬を服用することでこの周期を模倣するのがカウフマン療法です。カウフマン療法には、内服薬を使う方法や注射薬を使う方法、あるいは貼付薬を使う方法がありますが考え方の原則は同じです。
内服薬を使う場合では、プレマリンが卵胞ホルモンを補充する役割を担うことが出来ます。

プレマリンは排卵誘発剤による治療の補助としての使用

排卵誘発剤を選択するときはまずクロミッドが選択されることが普通です。クロミッドの詳しい内容は他の記事を参照してください。クロミッドの成分であるクロミフェンはエストロゲンの作用を阻害することで、卵胞刺激ホルモンの放出を促進し排卵させることができます。排卵だけであれば、クロミフェンのみで75%くらいの方に有効です。しかしこの後が問題です。クロミフェンによってエストロゲンの子宮内膜に対する作用も阻害されます。このため、受精や着床がされにくくなります。
そこでエストロゲンを追加することでこの問題が解決されます。これにちょうど合ったエストロゲン製剤がプレマリンです。これによってクロミッドのみでは妊娠に至らない方が妊娠できることがあります。

スポンサードリンク

プレマリンの副作用

エストロゲンを追加することになるため、それに関連する副作用の恐れがあります。副作用は以下のようなものがあります。
・悪心・嘔吐
服用初期に起こりやすい副作用で、時間と共に無くなっていきます。問題があるようであれば、食直後や就寝前に服用することで最小限に抑えることが出来ますので、医師と相談するようにしましょう。
・乳房の張りや圧痛
服用量を減らすことで対処することが出来ます。医師と相談して服用量を決定しましょう。自己判断で減らさないようにしてください。
・片頭痛
体内のエストロゲンが増えたり変動した場合、片頭痛が引き起こされる可能性があります。もともと片頭痛の持病を持っている方は、事前に医師に説明しておきましょう。
・血栓症
エストロゲンは体内の血液凝固因子を増加させます。このため血が固まりやすくなります。稀な副作用ですが、喫煙がそのリスクを高めます。禁忌ではないものの服用中は禁煙した方が良いでしょう。

プレマリンの添付文書を見てみると、「その他の注意」の項目に「HRTと〇〇の危険性」と列記されています。子宮内膜癌、乳癌、冠動脈性心疾患、脳卒中、認知症、卵巣癌、および胆のう疾患について記載されています。また、長期使用による肝腫瘍の可能性にも触れています。
HRTとはホルモン補充療法のことで、不妊治療とは異なります。HRTは長期に渡って医薬品を服用することになります。また想定される年齢層にも違いがあります。このため、不妊治療としてプレマリンの使用する上では、これらの注意に過剰に不安にならなくても大丈夫です。治療期間が長くなっていけば、ちゃんと医師が検査や治療方針の検討をしてくれるので、安心して服用するようにしてください。

こちらの記事もオススメ!

スポンサードリンク


この記事を書いたユーザー

アオッコ

薬屋さんで働いています



この記事をシェアする


口コミ


関連記事

プラノバールの副作用、生理開始はいつ?

不妊には必ずしも女性に原因があるものではなく、男性側の精子から来る原因もあります。様々な原因による不妊のうち、女性のホルモンバランスによる不...

2016年2月29日 アオッコ