ダラシンTゲル、ローションは、ニキビの原因となるアクネ菌や黄色ブドウ菌の殺菌作用がある抗生物質が配合された処方外用薬です。
即効性が高く副作用も少ないため、皮膚科でニキビの治療薬として処方されることが多い薬です。
こちらでは、佐藤製薬のダラシンTゲルとダラシンTローションの特徴や使い方、副作用について紹介します。
ダラシンTゲルとローションってどんな薬?
ダラシンTは、アクネ菌や黄色ブドウ菌の殺菌作用がある「クリンダマイシン」が配合されている抗生物質です。
初期の白ニキビから、炎症を伴う赤ニキビ、化膿をともなう黄ニキビ、背中ニキビなどの症状に処方される医薬品です。
ゲルとローションの違いは?
ダラシンTには、剤状がことなるゲルとローションの2種類があります。
ゲルは、顔などの局所的な部分や乾燥肌が気になる方のニキビに処方されます。
ローションは、広範囲に伸びやすいので、背中や胸のニキビ、脂性肌の方、夏場の時期に処方されることが多いといった特徴があります。
ダラシンTゲルとローションに含まれる成分は?
主成分であるクリンダマイシンリン酸エステルは、リンコマイシン系の抗菌薬で、細菌の生命維持や増殖に必要なタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑える働きをします。
アクネ菌や黄色ブドウ菌の殺菌作用があり、炎症ニキビの赤みや腫れを抑え、ニキビ跡を予防する効果が期待できます。
その他に含まれている成分は、下記に表でまとめました。
- ダラシンTゲル1%
- アラントイン、カルボ キシビニルポリマー、 パラオキシ安息香酸 メチル、プロピレング リコール、マクロゴー ル400、pH調節剤
- ダラシンTローション1%
- エタノール、プロピレングリコール、水酸化 Na、pH調節剤
ダラシンTゲル・ローションの使い方
使う順番は、洗顔→基礎化粧品→ダラシンTゲル・ローション→メイクの順番です。
1日2回、洗顔後にニキビや気になる部分にダラシンTゲル・ローションを塗ります。
- ステップ1:洗顔で肌をキレイにする
- クレンジングと洗顔で、メイクと皮脂などの汚れを落として肌をキレイにする。
- ステップ2:基礎化粧品で肌の状態を整えてからダラシンを使用します。
- 化粧水や保湿クリームを併用する場合は、ダラシンを塗る前に使用します。
ダラシンを塗ってから化粧水等を付けると薬が顔全体に広がってしまう可能性があります。 - ステップ3:ニキビや肌荒れが気になる部分にダラシンTゲル・ローションを塗ります
- 朝の洗顔後と夜のお風呂の後の合計2回使ってください。
- ステップ4:メイクをする場合は、ダラシンが十分に乾いてからメイクをしてください
- 乾く前に塗ってしまうと、顔全体に広がってしまう可能性があります。
副作用について
ダラシンTゲル、ローションを使うことで、まれに「かゆみ、発疹、赤み、乾燥したようなつっぱり感、パリパリ感、ヒリヒリ感」といった副作用を生じること報告されています。
副作用の症状は、一時的なもので数日で治まることが多いようですが、数日経っても治まらない場合や悪化する時は、医師に相談してください。
また、ダラシンTゲルやローションは、ピーリング作用のあるデフェリンゲルやベピオゲルと併用で処方されることがあるため、肌に赤みがでる、乾燥する、皮が向けるといった副作用が生じることがあります。
しかし、これはダラシンTゲル・ローションの副作用ではなく、ベピオゲルやデフェリンゲルのピーリング作用による副作用の可能性が考えられます。
ダラシンTでよくあるQ&A
こちらでは、ダラシンTのことでよくある質問をまとめています。
- ニキビ跡に効果がありますか?
- ダラシンTゲルとローションは、抗生物質のため残ってしまったニキビ跡を改善する薬ではありません。
- 妊娠中や授乳中に使っても大丈夫ですか?
- 妊娠中や授乳中の使用は、ひかえると添付文章に記載されているので、気になる方は、皮膚科の先生に相談してください。
まとめ
ダラシンTゲル・ローションは、殺菌作用のある「クリンダマイシン」を配合している抗生物質で、白ニキビ、炎症をともなう赤ニキビ、化膿している黄ニキビの症状の改善に効果があることがおわかりいただけたと思います。
ただ、抗生物質を長期間使用すると、皮膚が耐性菌を作り出し、ダラシンTゲル・ローションが効かなくなってしまうことがあります。
もし、ダラシンTを使っていて、効果が実感できない方は、薬を処方してもらった皮膚科の医師に相談してください。