鉄分でシミ、しわ、たるみを改善!鉄で肌は若返る!?
鉄不足というと、真っ先に思い浮かぶのが「貧血」。
日本の成人女性の3割は貧血、もしくは隠れ貧血だそうですが、その7割は鉄欠乏性貧血だといわれています。
怖いのは、自覚症状がさほど強くない「隠れ貧血」。
慢性的な貧血は、気づかないうちに大変なことになるのです。
特に女性は、注意が必要。
鉄が足りないと肌の老化が早まるのです!
何をやっても改善しないシミ、しわ、たるみ。
実はそれは、「鉄不足」が原因かもしれません。
意外と知られていない、肌を若々しく保つ「鉄」の働き。
今日ご紹介するのは、鉄で若返る方法です。
鉄の働き
鉄は赤血球中の酸素を運ぶヘモグロビンの材料なので、鉄が足りないと体中の細胞が酸素不足になり、目まいや息切れ、疲労、だるさ、頭重、肩コリといった貧血症状が出ます。
しかしさらに鉄には、若さを保つために欠かせない、重要な働きがあるのです。
1. エネルギー源を作る
食べ物から得たエネルギーは、いったんATP(アデノシン三リン酸)という物質に変換され、その後このATPが分解してエネルギーとして使われます。
ATPは、ATP合成酵素によって細胞内のミトコンドリアで作られるのですが、この酵素の重要な構成成分が「鉄」です。
つまり鉄は、私たちがエネルギーを作るために不可欠な物質なのです。
2. カタラーゼの働きをサポート
体内に備わっている抗酸化酵素の一つ「カタラーゼ」には、過剰なメラニン色素を除去する働きがあります。
しかしこのカタラーゼも、「鉄」がないと働くことができません。
3. コラーゲンの合成をサポート
若々しいハリ肌を作るコラーゲン。
コラーゲンも、ビタミンCと共に「鉄」がないと合成することができないのです。
鉄不足で老ける
このように様々な働きをする鉄は、不足すると貧血だけではなく、次のような肌老化の原因を作り出します。
1. ターンオーバーが低下する
エネルギー源を十分作れなくなって全身の代謝が低下するので、当然肌のターンオーバーも停滞し、肌老化が進みます。
2. シミが定着する
カタラーゼの働きが悪くなり、できたメラニン色素がそのまま残ってシミを作ります。
3. シワ、たるみができる
新しいコラーゲンが作られにくくなり、肌が硬くなってシワ、たるみを引き起こします。
4. ストレスに弱くなる
鉄は神経伝達物質を作る時に必須の補酵素でもあるため、鉄が不足するとストレスに弱くなります。
その結果、活性酸素を大量に発生させて老化を促進することに。
5. 冷え症になる
エネルギーが作られないと体温も下がります。
万病の元、老化の元凶といわれる冷えや低体温も、実は鉄不足が原因だったりするのです。
女性は慢性鉄不足
厚労省の国民健康・栄養調査によると、鉄の1日の推奨摂取量は、成人男性7.5mg、女性は生理で失われる分を考慮して10.5mgとされています。
ところが実際に摂っている量は、男性は8.2mg、女性は7.6mg。
男性は充分量以上摂っているのに対し、女性はかなり不足していることが分ります。
一方で、私たちの体には平均3gほどの鉄が蓄えられており、そのうち代謝と生理によって失われるのは1日に1.5mg程度です。
その損失分を補えばいいだけなのに、なぜ10.5mgも必要なのでしょうか。
それは、鉄は摂取した分の、せいぜい20%ほどしか吸収されないからです。
鉄は、動物性食品から摂れるヘム鉄と、植物性食品からの非ヘム鉄とがありますが、吸収がよいといわれるヘム鉄でさえ10~20%、非ヘム鉄に至っては2~5%しか吸収されないのです。
ですから、吸収率を平均15%と考えると、10.5mgの鉄を摂れば1.5mgが確保できるというわけです。
「10.5mg」は、鉄の損失量と吸収率とから割り出された数値なのですね。
賢く鉄を摂るには
このように吸収の悪い鉄は、食事もよく考えて上手に摂りたいもの。
鉄を効率よく摂取するために知っておきたい4つのポイントを紹介します。
1.鉄の多い食品
まずは、鉄分を多く含む食材です。
・動物性食品
豚レバー:1切れ30gで3.9mg、鶏レバー:1個40gで3.6mg、カツオ1切れ100gで1.9mg、卵黄:1個分18gで1.1mg、アサリ:10粒80gで1.2mg
・植物性食品
豆乳:1カップ210gで2.5mg、納豆:1パック50gで1.7mg、ひじき:乾燥状態を大さじ1杯で2.2mg、ポップコーン:1袋70gで3.0mg
2.鉄の吸収をよくする栄養素
一緒に摂ることで鉄の吸収率がぐんと上がる栄養素です。
・動物性たんぱく質
・ビタミンC
・クエン酸
.3.鉄の吸収を妨げるのは
ヘム鉄はそのまま吸収されますが、非ヘム鉄は次の成分によって吸収が阻害されます。
・緑茶やコーヒーに含まれるタンニン
・玄米や豆の皮に含まれるフィチン酸
・食物繊維
・牛乳
コーヒーやお茶は食事の前後30分は避けたり、代わりにネトルやローズヒップなど鉄が豊富なハーブティーはいかがでしょうか。
4.鉄グッズを利用
鉄のフライパンや鍋で料理したり、鍋に入れると料理中に鉄分が抽出できる、卵の形をした南部鉄もオススメです。
鉄で肌は若返る(まとめ)
鉄は、肌のアンチエイジングに欠かせない栄養素ですが、逆に摂り過ぎもよくありません。
過剰分の鉄が肝臓などに沈着して、機能障害を起こすことがあるからです。
女性の場合、鉄の摂取量上限は1日40mgとされていますので、鉄のサプリを飲んでいる人は量に気をつけたいですね。
それにしても鉄が肌老化と密接な関係があったとは、意外に思われた方は多いかもしれません。
食事、睡眠、運動、スキンケアと、模範的なアンチエイジング生活を送っているのに、どうも肌の衰えが止まらない。
そんな方は、「鉄不足」が盲点だったりします。
鉄で若さを取り戻す!
今日からさっそく、食事の見直しをしてみませんか?