コラム
日増しに寒くなるこの時期、身体の冷えに悩まされてはいませんか? 日本女性の約7割が悩まされているという身体の「冷え」。西洋医学と漢方では、基本的な捉え方が異なります。西洋医学では一般的に「冷え=体質的なもの」と捉えることが多く、積極的に治療することはあまりありません。一方、漢方では「冷え」は頭痛や肩こり、月経痛などさまざまな不調を引き起こす“万病のもと”。病気とはいえなくても、その治療を重要視しているのです。
※「処方される代表的な漢方薬」で挙げているものは、あくまで一例です。漢方薬は、ひとりひとりの症状・体質に合わせて最もふさわしいものが処方されますので、同じ症状でも人それぞれに処方が異なります。専門知識をもった、漢方にくわしい医師に相談しましょう。 漢方薬を飲むばかりが、漢方療法ではありません。食事や生活、心の持ち方を改善し、健康な身体を作ることこそ、漢方の考え方なのです。冷え性の対策も同様。毎日の生活に漢方の知恵を取り入れ、“冷えない”身体を作っていきましょう。 身体を温める食材の代表選手であるしょうがを利用するのがオススメ。しょうが湯を作ったり(血液の循環を高めるとされる黒砂糖と一緒に煎じると良い)、味噌汁に少し入れて飲むのも簡単で◎です。
お風呂にもひと工夫を。ここでもしょうがが活躍します。しょうがにプラスして、漢方生薬の桂枝(けいし)、川芎(せんきゅう)を煎じ、その液をお風呂に垂らしてみましょう。血行を良くするために、半身湯や足湯を行うのも、オススメです。 冷えの改善にきくツボは、おもに3つ。どれも足にあるツボで、「足三里(あしさんり)」「三陰交(さんいんこう)」「太衝(たいしょう)」と呼ばれるものです。 足三里(あしさんり) 三陰交(さんいんこう) 太衝(たいしょう) 冬にむかって、寒さがいちだんと増す季節。漢方で身体をぽかぽか温めて、毎日をイキイキと快適に過ごしましょう。 ● 監 修 ● 日本未病医学研究センター所長 劉影(りゅういん)先生 |