美容皮膚科・外科専門ドクターによる”お悩み解決 ”ビューティー トーク

毛孔性苔癬の経過写真と治療の流れ

「毛孔性苔癬を治療したい」もしくは「興味がある」方で、事前にどのような流れで治療が進められるのかを見てみたい方も多いのではないでしょうか。また、施術後の経過やケアはどうしたらいいかなど、治療後の経過を知りたいという方もおられると思います。そのような方のために、ここでは、毛孔性苔癬の治療の流れから術後の経過について、詳しくご紹介いたします。

その1. 毛孔性苔癬の治療の流れ

毛孔性苔癬の治療では『フラクセル』というレーザーを使用します。レーザーは、皮膚の深部に届く強いエネルギーで照射するため、個人差はありますが、多少は肌への負担がかかるものです。もちろん、安全に最大限の配慮をして治療を行いますので、安心して治療を受けていただけます。それでは、ご来院いただいてから施術を終えるまでの一連の流れについてご説明いたします。

1. ドクター診察、カウンセリング

施術前には、担当する医師が丁寧にカウンセリングを行い、お悩みの症状や部位、仕上りのご希望などについてお聞きします。

次に治療プランを決定。レーザーの照射範囲や強さ、複合治療についてなど、肌の状態を診察し、ご希望を考慮した上で決めていきます。

術後のアフターケアや予想されるトラブル、注意することなども詳しく説明します。不明な点や、不安などがある場合には、遠慮なくお伝えください。

2. 着替え、麻酔

施術着に着替えます。(当院では、女性はキャミソールタイプの施術着をご用意)

次に写真撮影を行います。これは、施術経過の確認用として、肌状態を記録するためです。

この後、クリーム状の麻酔を塗って、30分ほどお待ちいただきます。

3. 治療開始

『フラクセル』というレーザー機器を使用して、肌の状態を確認しつつ、適度な強さで均一に照射します。この時、個人差はありますが、赤みとヒリヒリとした痛みや熱感を伴うことがあります。出力の強度は調整ができますので、痛みに弱い方は遠慮なくお申し出ください。

4. 術後ケア~治療終了

施術後は、火照った状態の肌を冷やし、患部を保護するクリームを塗るなどの処置を行います。

その後、日常生活における注意とともに自宅ケア用の処方薬をお渡しし、薬の効果をはじめ、飲むタイミングや使い方など、しっかりと説明をいたします。

処方するのは、皮膚の炎症を抑え、保護する塗り薬や、色素沈着を防止し、美白効果のあるローション、メラニンの生成を抑え、肌の再生をサポートする内服薬などです。ご自宅でも肌の内と外の両側から万全なケアを図っていただくことで、治療効果を高めていきます。

その2. 治療後の治癒経過

上記のような流れで、治療を進めていきます。では、施術によってどのように患部が治癒して行くのか、その経過を写真とともに順を追って見ていきましょう。

帰宅後

照射したところが赤くなり、ヒリヒリとした痛みや熱感を伴います。ご自宅に帰られても痛みが強い場合には、患部を保冷剤などでやさしく冷やすといいでしょう。

施術後は、肌のバリア機能が落ちているので注意が必要です。日常生活においては、日焼け止めクリームや長袖・長ズボンの着用などで紫外線対策を図り、しっかりと保湿することが大切です。刺激を避けることも心がけましょう。

翌日~3日後

翌日には、照射範囲に小さくぶつぶつとかさぶたができています。

これは、肌が再生されていく段階で起こる症状です。まだヒリヒリしたり、お風呂のお湯がしみるといったことがあるかもしれません。

3日後になると、赤みが少しひいてきます。個人差はありますが、痛みもなくなってきます。ただし、まだ肌はバリア機能が落ちていて無防備な状態ですから、紫外線対策や保湿を心がけ、刺激を与えないよう注意が必要です。

1週間後

赤みは消えて、かさぶたが落ち始めています。かさぶたが剥がれる際にかゆみを伴いますが、かかないようにしてください。かさぶたが取れた後は、生まれ変わった新しい皮膚が表面に現れて、なめらかな肌触りを実感できるでしょう。また、真皮層では、後々うるおいやハリをもたらすサポートとなるコラーゲンが長期的に増産されていきます。

 

2週間後

個人差はありますが、この頃には、かさぶたはすべて取れます。1回の施術で、皮膚の5~15%程度の「入れ替え」が実現可能です。回数を重ねるごとに、見た目はもちろん、ざらざら感も減少し、効果を実感できます。定期的な治療を続けることで皮膚が入れ替わり、ぶつぶつや赤みなどが大幅に改善できます。

その3.  数ヶ月後の様子

毛孔性苔癬の治療は、皮膚をターンオーバーさせながら少しずつ正常な肌へと改善を促すため、複数回治療を行う必要があります。

改善効果を実感していただくには、個人差はありますが、4~8回ほどの治療回数が必要だと考えられます。

それでは実際に、施術前から施術後数ヶ月にわたる改善効果を、経過写真で見てみましょう。

施術前

二の腕に褐色のぶつぶつが全体的にできているのがわかります。

施術から3ヵ月後

目立つ色素沈着がなくなり、ざらざら感も減少しています。

施術から5ヵ月後

肌の凹凸は感じられず、すべすべと滑らかで、ツヤやハリのある肌に生まれ変わった様子が見られます。

毛孔性苔癬は根気がいる治療ですが、レーザー治療なら、薬やピーリングに比べて確実に効果があり、早期改善が可能です。

ぜひお気軽にご相談ください。