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不妊治療の領域では、デュファストンはホルムストローク療法やカウフマン療法などの治療法の中で使用されます。これらの治療法は無月経や生理周期の乱れによる不妊の治療に適応される治療法です。明確に排卵を目的とするものではなく、排卵できる環境を作っていくものです。直接に排卵に作用する医薬品については、クロミッドや排卵誘発剤の記事をご参考にして下さい。

デュファストン~カウフマン療法とホルムストローク療法について

他の記事でも書いていますが、カウフマン療法は、女性ホルモンのバランスが崩れている女性に対して、卵巣機能を改善させるために、卵胞ホルモン製剤と黄体ホルモン製剤を周期的に服用して、正常な女性ホルモンの周期を再現する治療法です。内服薬でのカウフマン療法の場合は卵胞ホルモン製剤としてプレマリンなど、黄体ホルモン製剤としてデュファストンなどが使用されます。

しかし、卵胞ホルモンはちゃんがされている方もいるかと思われます。この場合には、卵胞ホルモン製剤は不要です。この場合は黄体ホルモン製剤のみを使用します。これをホルムストローク療法と呼びます。

これらの治療の中で、デュファストンは分泌性の子宮へ変化させたり、排卵を促進したり、高温期を維持したりという役割を担います。

デュファストンを飲むタイミング

カウフマン療法では、出血の日から卵胞ホルモン製剤を服用して、それから2週間くらいから卵胞ホルモンに加えてデュファストンの服用を開始します。その後1週間くらいで服用を中止します。約1週間の中止期間で消退出血が起こります。これを数回繰り返します。
ホルムストローク療法では、デュファストンを1週間くらい服用して中止します。すると約1週間以内で出血するので、この周期を繰り返します。

デュファストンを飲み忘れた時

デュファストンを飲み忘れた時は、気づいた時点ですぐに飲むようにして下さい。次回の服用が近ければ、服用せず次回から服用しても大丈夫です。一度服用を忘れても即座に消退出血が来ることはあまり考えられません。とは言うものの、大丈夫と高を括ると2回、3回と忘れていくかもしれないので、しっかり飲むように注意してください。

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デュファストンの副作用

デュファストンは卵胞ホルモン製剤と比較すると副作用は軽度です。PMDAに報告された副作用も2004年から2013年6月までの累積でわずか14件です。エストロゲン製剤ほどではないですが、悪心・嘔吐や食欲不振もあるようです。
とは言うものの、ホルモンを追加するということなので乳房の張りや体重の増加が見られたり、身体にかゆみを感じたりすることもあるようです。外見の変化や滅多に経験しない自覚症状は不安の元ですが、考え方を変えれば副作用と言えるか言えないかは微妙なケースもあるかもしれません。

体重の増加であれば、今までホルモンバランスが崩れていたものを改善したという点を鑑みると、必ずしも不健康な変化とも言えないかもしれません。例えば、痩せていることで生理不順を引き起こしている方であれば、健康的な変化です。添付文書においても、不健康な体重増加であれば記載があってしかるべきですが、副作用の項目で体重増加が頻度不明で発生すると書かれているのみです。デュファストンでメタボリックシンドロームなどの肥満に至ることは考えにくいでしょう。

乳房の張りや痛みについても、今まで不足していたのに、外からホルモンが追加されたので反応したにすぎない訳で正常な作用とも言えます。
私もこの記事を書こうと教科書を引き出したものの、これらの作用は副作用として書かれておらず、生理作用および薬理作用として書かれていたので、なるほどと納得できたところです。

症状が不快であったり、生活に影響することがあれば医師に相談し、少々のことであれば問題ないと考えるのが良いと思います。

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この記事を書いたユーザー

アオッコ

薬屋さんで働いています



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