月経困難症にはピルが有効。発がん性は飲まない人より低い。
ピルには保険適応のものが2種あるようだ。
飲み始めに頭痛が起こることがある。重篤なものは血栓症である。
■超低用量ピル・ヤーズ配合錠 健康保険適用
生理痛で起き上がれない。全身がだるい。頭が痛い。朝、起き上がれない。目覚めてベッドから30分以上起きられない。
一番ひどい時は行く方向が見えない。坐薬を常に常備している。
月経時には、子宮内膜のプロスタグランジン産生が増加し、それが血中に入り、痛みをおこす「発痛物質」を増加したり子宮筋を収縮させ、月経痛の原因になるといわれています。
①超低用量ピル・ヤーズ配合錠とは?
ピルには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。
子宮内膜症を伴う月経困難症の治療薬、ルナベル(低用量ピル)と同じ成分で、
卵胞ホルモン量が約3分の2の超低用量ピル、ルナベルULDが発売されました。
黄体ホルモンはルナベルと同量ですが、卵胞ホルモン量が少ないので、副作用は少なくなります。
また、今までのルナベルが子宮内膜症のある方以外に処方できなかったのに対し、 ルナベルULDは、月経困難症(生理痛)だけで処方できます。
少ない方が副作用(体重増加、むくみ、吐き気など)は少なくなります。
2010年末 に発売された「ヤーズ配合錠」は、卵胞ホルモンの量が今までの低用量ピルの3分の2と、現在日本で使用されているピルのうちで最も低く、「超低用量ピル」とよばれます。
②超低用量ピル・ヤーズ配合錠の効果
避妊効果は、低用量ピルと同じです。低用量ピルと同様、排卵を止める
働きがあります。
排卵を止めることにより、生理(月経)の時の不快な症状やPMSを軽くします。
「月経困難症」の治療薬ですが、低用量ピル(OC)と同様の避妊効果があります。また海外では、ニキビの治療にも使われています。
③超低用量ピル・ヤーズ配合錠のその他の効果
低用量ピルと同様です。
④超低用量ピル・ヤーズ配合錠の副作用
低用量ピルと同じ副作用が出る可能性があります。
ただし、卵胞ホルモンが低用量ピルの3分の2と少なく、黄体ホルモンも
新しいタイプのため、吐き気・むくみなどは低用量ピルと比べて、非常に少なくなります。
血栓症
重い副作用に、血栓症があります。
頭痛・めまい・眼の異常・胸痛・息切れ・腹痛・手足の痛み等の
症状があった時は、内服を中止し、医師にご連絡下さい。
特に喫煙すると率が高くなりますので、タバコを吸う方は、なるべく
禁煙することをおすすめします。
⑤超低用量ピル・ヤーズ配合錠の適応
海外では、「避妊の目的」でピルとして使用されていますが日本では「月経困難症」の治療薬です。
「避妊だけの目的」では処方できませんが、避妊効果は他の低用量ピルと同じです。
「月経困難症」とは生理(月経)の時に
● 生理痛 (下腹部痛・腰痛・頭痛)
● 消化器症状 (下痢・吐き気・おう吐・腹部の張り)
● 気分の変化 (イライラ・憂うつ)
などの不快な症状が強く、「日常生活に支障がある」場合のことです。
⑥超低用量ピル・ヤーズ配合錠の服用方法
1シートが28日分で、生理(月経)初日から1日1錠、28日間順番に内服します。(なるべく一定の時間に内服して下さい)
28錠のうち、ホルモンが入っているものは24錠で、4錠は偽薬です。
従来の低用量ピルは休薬期間が7日間ですが、超低用量ピル(ヤーズ配合錠)では休薬は4日間と短くなります。
生理(月経)は、偽薬の2日目ごろに始まります。まだ生理が終わらないうちに次のシートを飲み始めることになりますが、問題ありません。
■超低用量ピル・ルナベルULD 健康保険適用
①超低用量ピル・ルナベルULDとは?
ピルには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。
卵胞ホルモンの量により、高用量・中用量・低用量に分けられ、ホルモンの
量が少ない方が副作用(体重増加、むくみ、吐き気など)は少なくなります。
2010年末 に発売された「ヤーズ配合錠」は、卵胞ホルモンの量が今までの低用量ピルの3分の2と、現在日本で使用されているピルのうちで最も低く、「超低用量ピル」とよばれます。
②超低用量ピル・ルナベルULDの効果
避妊効果は、低用量ピルと同じです。
「月経困難症」の治療薬で、生理痛やPMSを改善します。
ルナベルULDの黄体ホルモンは、ヤーズより古い第1世代であるため、ニキビに対する治療効果はありません。
③超低用量ピル・ルナベルULDの副作用
血栓症も含め、低用量ピルと同様です。
ピルの副作用の中で、血栓症が最も重い副作用ですが、黄体ホルモンが 第1世代の超低用量ピルであるため、ヤーズ配合錠やマーベロンと比べて、血栓症の起こる確率は約2分の1と低くなります。
④超低用量ピル・ルナベルULDの適応
ヤーズ配合錠と同様です。
⑤超低用量ピル・ルナベルULDの服用方法
1シートが21錠です。生理開始初日から1日1錠同じ時間に服用します。
21錠服用後は7日間休薬し、翌日から新しいシートの服用を開始します。
⑥超低用量ピル・ルナベルULDを服用できない方
低用量ピルと同様です。
月経困難症で辛い症状の方産婦人科で診てもらいましょう。