「乳酸菌を摂取することはダイエットに効果があるの?」「いくつものダイエットに取り組んできたけど、失敗しない方法はないの?」このように考える人は多いのではないでしょうか。
乳酸菌を摂取し、腸内環境を整えることはダイエット効果が期待できると言われています。では、どのような仕組みで乳酸菌を摂取することがダイエットにつながるのでしょうか。失敗しないためにはどのような方法がよいのでしょうか。
今回は、ダイエットと乳酸菌との関係をご説明いたします。
1.乳酸菌をとることでダイエット効果を得られる仕組み
乳酸菌を摂取すると、おなかの中の状態が整っていきます。このため、まずは「便秘解消」を望むことが可能です。便秘をすると苦しい思いをするだけでなく、おなかが張ってスカートやズボンのウエスト部分がきつく感じたり、実際に体重増加を経験するものです。
便秘が解消されれば、見た目上にも、体重の面でも「太ったのでは」という状況を軽減することができます。
また、今では乳酸菌の研究が進み、ダイエットに効果が期待される種類の乳酸菌も発見されてきています。実際に内臓脂肪や皮下脂肪を減少させる効果が確認された乳酸菌もあります。最近では、テレビCMでも「脂肪を減らす」などの謳い文句を聞くことが増えましたが、それらがまさに、ダイエットに効果が期待できる種の乳酸菌食品です。
2.ダイエットに効果的な乳酸菌の種類2と含まれている食品
2-1.ガセリ菌SP株(SBT2055)
肥満の傾向にある人を対象にヒト試験を行ったところ、ガセリ菌SP株入りヨーグルトを摂取したグループに置いて内臓脂肪が減少したという結果が出ました。
恵megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト(ドリンクタイプ)(雪印メグミルク)
2-2. ペディオコッカス・ペントサセウスLP28株(LP28株)
LP28植物乳酸菌ドリンクヨーグルト(高原あせひら乳業)
3.ダイエットの効果を高めるための乳酸菌のとり方
ダイエットに効果が見込める乳酸菌は以上ですが、「より効果的に摂取する方法は?」とお思いでしょう。では、これらの乳酸菌により活発に働いてもらうための摂取方法をお伝えします。
3-1.継続して摂取する
便の内訳は、食品の食べかすが約3割、はがれた腸の粘膜が約3割、そして腸内細菌が約3割です。乳酸菌やビフィズス菌といった腸内細菌は便として排出されていくのです。
このことを考えれば、「毎日何らかの形で良い菌を取り入れるべき」といえます。菌には人により”合う””合わない”の相性がありますが、いずれにせよ継続した摂取が大切です。
3-2.摂取するタイミングを考える
もしもヨーグルトなどの食品を摂取するなら、食事の後がベストです。乳酸菌は酸性の強い胃液に弱いものが多いので、食事を取りある程度胃液が薄まったタイミングで摂取するのがよいのです。
また、就寝中も小腸は動いていて、大腸に食べたものを送る動きをしています。1日の「食べ終わり」にヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品を選べば、腸内環境を整える一助ともなってくれるのです。
4.ダイエットに効果が期待できる、乳酸菌サプリ2種
乳製品が苦手であったり、食事の時間が一定でなくヨーグルトの摂取を忘れがちという方には、サプリメントもおすすめです。
サプリメントであれば、自宅にひとつ、バッグにひとつと、携帯性もよいので摂取忘れもありません。
4-1. スマート乳酸菌
漬物から採取した植物性乳酸菌で、お茶に含まれる「茶カテキン(ポリフェノールの一種)」を体に吸収させる力を引き出してくれます。茶カテキンといえば、ダイエットの味方となってくれるポリフェノールの一種で、日本茶は私たちの生活に欠かせないものです。スマート乳酸菌は茶カテキンの主成分であるEGCgを腸が吸収しやすいEGCに変換して、ダイエットに役立てます。マウスに茶カテキンとスマート乳酸菌を与えたところ、内臓脂肪が減少したという結果が出ています(植物由来の進化した乳酸菌「スマート乳酸菌」│健康美容EXPO)。
スマートガネデン乳酸菌(モアプラスネット)
4-2. ビフィドバクテリウム・ブレーベ B3(ビフィズス菌B-3)
わざと太らせた肥満マウスにビフィズス菌B-3を摂取させたところ、B-3を摂取させないマウスに比較して、内臓脂肪と皮下脂肪が減ったという結果が得られました(ビフィズス菌B-3のさまざまな健康パワーって、どんなもの?│森永)。ヒトへの試験でも、肥満度を表現する指数「BIM」の高い52名にビフィズス菌B-3を摂取してもらったところ、体重と体脂肪が減りました。
また、善玉コレステロールを増やしたり、肝機能を改善したりといった効果も確認されています。
森永ビースリー(森永乳業)
まとめ
乳酸菌には多くの種類(株)があり、それぞれに働きが異なります。その研究は今現在どんどん進んでいて、ダイエットに効果が見込めるものも発見されています。
- ガセリ菌SP株(SBT2055)を肥満健康にある人に摂取してもらったところ、内臓脂肪が減少したという結果が出た
- ペディオコッカス・ペントサセウスLP28株(LP28株)を太らせたマウスに食べさせる試験で、内臓脂肪が減少した
- スマート乳酸菌は、ヒトの体に茶カテキンを吸収させやすく変化させて内臓脂肪を減少させる
- ビフィドバクテリウム・ブレーベ B3(ビフィズス菌B-3) をBIMの高い人に摂取してもらったところ、体重・体脂肪減少が確認された
- 乳酸菌は酸に弱いという性質のものが多いため、ヨーグルトを食べるなら胃酸が薄いとされる食後がよい
- 生活が不規則で食事もバランスを欠いているなら、サプリメントでの摂取も効果がある