Terra-Berry ファミリー

RaspberryPi HATサイズに高性能DACを搭載しました。

  • Terra-BerryDAC 2(Terra-Berry 2)
    ※アナログ電源の品質を向上して、AK4490の性能を引き出すよう進化しました。
    ※新RCAコネクタ基板は薄型ケースに対応します。
  • Terra-BerryDAC

    Terra-berryDACは生産完了しています
※仕様は予告なく変更される場合があります。

特徴

  • Raspberry Pi HAT互換形状でRaspberryPiにI2S接続
  • AKM製 AK4137 SRC使用、DAC上のマスタークロックでリサンプリング,I2S経由DoPデコード機能
  • AKM製 AK4490採用でPCM:768KH/32bitzまで、DSD11.2MHzまで対応
  • 位相雑音特性にすぐれた小型水晶発信器をマスタークロックとして内蔵(44.1KHz用:45.1584MHz,48KHz用:49.152MHz)
  • マスタークロックを自動切換え
  • オペアンプは高精度±5V電源で駆動(Terra-BerryDAC2)
  • オペアンプは高精度±4V電源で駆動(Terra-BerryDAC)
  • DAC アナログ電源とリファレンス電源に専用LDOを搭載(Terra-BerryDAC2)
  • オペアンプ周辺は低ノイズ抵抗と良DCバイアス特性コンデンサを使用
  • バランス/アンバランス出力有り
  • DAC用5V電源入力専用端子(Raspberry Piからの給電も可能)
    5V:分離,GND:分離(Terra-BerryDAC2)
    5V:分離,GND:共通(Terra-BerryDAC)
  • Combo384接続可能
※RaspberryPiのI2S出力はPCM~384KHz/32bit,DSD5.6MHz(MoodeAudio 3.1にて)
※mpdにてdopを有効にすることでI2SにDSDデータがDoP変換されて出力されます。


Terra-BerryDAC2

Terra-BerryDAC

Terra-BerryDAC2(Terra-Berry 2)の特徴

Tera-BerryDAC2では前モデルでの経験を踏まえて、主に電源周りを強化しています。
  1. 電源コネクタの変更

    電源コネクタを4ピンに変更して、GNDを分けることよりDACの電源とRaspberryPiの電源を完全に分離しました。

  2. DAC基準電源の変更

    DACの出力信号の品質を左右する基準電源は重要です。従来、DACのアナログ電源と共通の配線で大容量コンデンサによって電圧の変動をおさえていましたが、低周波での変動をおさえきれませんでした。
    今回はDACのアナログ電源と基準電源(Vref)を個別のLDO(電源IC)で駆動することでどちらも外部の電源変動の影響をおさえました。
    下の波形は、100Hz正弦波を出力した場合のVrefの影響度合い(変動)を表しています。

  3. Terra-BerryDAC2
    外部電源コネクタ
    Terra-BerryDAC
    外部電源コネクタ
    RPi
    +5V
    RPi
    GND
    DAC
    GND
    DAC
    +5V
    RPi
    +5V
    GND
    DAC
    +5V


    DAC電源/Vref分離
    (Terra-BerryDAC2)



    DAC電源/Vref共通
  4. アナログ回路電源の変更

    DAC電源、Vrefの生成のために5.5Vの昇圧電源を追加ので、オペアンプの駆動電源を±5Vに変更しました。
    DACで使用するすべての電源をDAC内部で生成し直しているため、RaspberryPiからの給電でもRaspberryPiの電源変動の影響を回避できます。

仕様

項目Terra-BerryDAC2Terra-BerryDAC
主な使用素子DAC:AK4490EQ
SRC:AK4137EQ
OP-AMP:LME49720
I2S inputPCM ~768KHz, DSD(I2S DoP) ~11.2MHz
SRC output(DAC input)PCM :705.6KHz/32bit or 768KHz/32bit
DSD(DoP):DSD11.2MHz
入力端子RaspberryPi
Combo384
RaspberryPi
Combo384
Odroid C1/C2
出力端子アンバランス、バランス
電源+5V±5%
消費電流約170mA約150mA
寸法65x56mm(RaspberryPi HAT互換サイズ)
※DoPマーカーは0x05,0xFA,0xAAです。
※Combo384では、DSDはDoPではなくDSD直接入力になります。

各部の説明


Terra-BerryDAC2

Terra-BerryDAC

アナログ信号出力端子

  1. MIL(2.54mmピッチ)端子です。
  2. アンバランス出力の場合は、「ラインアウト端子」Rch out, GND / Lch out, GND に接続して下さい。
  3. バランス出力の場合は、「バランスアウト端子」R+(HOT), R-(COLD), GND / L+(HOT), L-(COLD), GND に接続して下さい。

操作パネル端子

  1. MIL(2.54mmピッチ)端子です。
  2. SW1:SRCの出力フォーマット(DACの動作モードの切り換えを自動か手動かに設定します。
    • OFF:SRCの出力は入力フォーマットに合わせます。(PCM入力の場合はPCMで、DSDの場合はDSDになります。)
    • ON:SRCの出力フォーマットをSW2で手動で切り換えるようにできます。
  3. SW2:SRCの出力フォーマットを切り換えます。この機能はSW1=ONのときに有効になります。
    • OFF:入力フォーマットによらず、PCMで出力します。
    • ON:入力フォーマットによらず、DSDで出力します。
  4. LED
    • LED1:DACモード(SRC出力モード) Auto=消灯、DACモードManual=点灯
    • LED2:DAC PCM動作=消灯、DAC DSD動作=点灯

注意

※DAC電源をRaspberry Piから給電しない場合はDAC切り離し端子のジャンパーを必ず外してください。
※SRCの動作は次項の"SRCの動作モード"を参照ください。
※Combo384端子,Odroid端子(Terra-BerryDAC)はコネクタは実装されていません。
※Terra-BerryDAC2ではLチャンネルバランス出力のL+(Hot)/L-(Cold)の端子対応が変更になっています。

SRCの動作モード

Terra-Berry DAC に搭載されているSRCは音質向上のため入力信号をアップコンバートして出力します。スイッチでPCMやDSDの出力を切り替えることができますが、切替スイッチを使わない場合は自動設定モードになります。

Raspberry Pi I2S接続

入力出力モード
自動設定PCM出力DSD出力
PCM 32KHzPCM 768KHzPCM 768KHzOFF
PCM 44.1KHzPCM 705.6KHzPCM 705.6KHzDSD 5.6MHz
PCM 48KHzPCM 768KHzPCM 768KHzDSD 6.1MHz
PCM 88.2KHzPCM 705.6KHzPCM 705.6KHzDSD 5.6MHz
PCM 192KHzPCM 768KHzPCM 768HzDSD 12.2MHz
PCM 384KHzPCM 768KHzPCM 768KHzDSD 12.2MHz
DSD 2.8MHz
(DoP 176.4KHz)
DSD 11.2MHzPCM 705.6KHzDSD 11.2MHz
DSD 5.6MHz
(DoP 352.8KHz)
DSD 11.2MHzPCM 705.6KHzDSD 11.2MHz

※本設定は、AK4137の仕様によるものです。

Combo384 I2S/DSD接続

入力出力モード
自動設定PCM出力DSD出力
PCM 44.1KHzPCM 705.6KHzPCM 705.6KHzDSD 5.6MHz
PCM 48KHzPCM 768KHzPCM 768KHzDSD 6.1MHz
PCM 88.2KHzPCM 705.6KHzPCM 705.6KHzDSD 5.6MHz
PCM 192KHzPCM 768KHzPCM 768HzDSD 12.2MHz
PCM 384KHzPCM 768KHzPCM 768KHzDSD 12.2MHz
DSD 2.8MHzDSD 11.2MHzPCM 705.6KHzDSD 11.2MHz
DSD 5.6MHzDSD 11.2MHzPCM 705.6KHzDSD 11.2MHz

※本設定は、AK4137の仕様によるものです。

システム構成


Raspberry Pi I2S DAC

Combo384 USB DAC
※Combo384と使用する場合は、外部電源コネクタから5Vを供給してください。

動作確認音楽プレーヤ

プレーヤーRaspberryPiモデル
Raspberry Pi B+Raspberry Pi 2 BRaspberry Pi 3 B
volumio-1.55PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
volumio-2未確認PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
lightMPD-v1.0.2PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
--
RuneAudio 0.3PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
未確認未確認
RuneAudio 0.4未確認未確認PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
PicoPlayer 2.05PCM:~192KHz未確認未確認
modeaudio
Release: 2.7
未確認PCM:~192KHz
DSD:2.8MHz
未確認
modeaudio
Release: 3.1 2016-12-05
Advanced kernel
未確認PCM:~384KHz
DSD:5.6MHz
PCM:~384KHz
DSD:5.6MHz
※設定方法の詳細はドキュメントのページを参照ください。
※DACの設定を「Hifiberry」でお使い下さい。
※DoPによるDSDネイティブ再生を有効にするにはmpd設定でdopを有効にしてください。dopが無効の場合はmpdがPCMに変換して再生します。
※RaspberryPiではDoP有効の場合はDSD5.6を越えるデータは再生できません。DoP5.6以上のデータを再生する場合はDoPを無効にしてPCM変換でお聴きください。
※DSD再生時、停止、スキップ等でポップノイズが発生します。
※Raspberry Pi 3にてWiFiが動作している場合、100ms毎に発生するWiFiのビーコンの影響で微小なノイズが出ることが判明しました。無音時、アンプボリュームを最大まで上げたような状態でなければ分かりませんが、WiFiはOFF状態で使うことをおすすめします。
/etc/modprobe.d/raspi-blacklist.confに以下の内容を記述することでOFFにできます。
#wifiblacklist brcmfmacblacklist brcmutil#btblacklist btbcmblacklist hci_uart

※modeaudio Release: 3.1は、クロック(BCLK,LRCK)周波数が若干高いようです。たとえば、44.1KHzの再生では44.13KHz程度になります。

Terra-BerryDACは容易にシステムを組んでいただけるようにオプションキットを準備しています。

  • 新RCAコネクタ基板(Terra-BerryDAC2専用)

    ピンジャックと、DACモード切換えジャンパーピンを一体化した基板です。低背タイプです。

  • RCAコネクタ基板

    ピンジャックと、DACモード切換えジャンパーピンを一体化した基板です。


    生産完了しています

  • 専用電源基板

    入力12VからRaspberryPi用とDAC用に個別に5Vを出力する電源ユニットです。電源スイッチとしてモーメンタリ/オルタネートスイッチが使用できます。
    詳細は専用電源基板説明書を参照ください。


    生産完了しています

  • 専用ケース

    専用電源基板とパネル基板、ハーネスをセットにした専用ケースキットです。欅に特殊なオイル塗装をした美しい木目のサイドパネルを使用しています。
    詳細は専用ケースキット説明書を参照ください。



    生産完了しています

  • バランスケーブル(受注生産)