ヌッチを辞めさせてから、新しいスタッフ探しを始めた私達に朗報が舞い込んできました。
Rさんと同じコンドミニアムに住む日本人のKさんは、もうすぐタイ人女性と結婚することになりました。
Kさんは、それまでも色々とお店に協力してくれている人で、よくお店にも訪ねて来てくれました。
それで、Kさんに
「誰か信用のできるタイ人でいい子いないですかね〰」
と相談してみました。
すると、なんと
「あの実は、私の嫁になる子なんですが、現在韓国人が経営するエステサロンで働いているんです。もう2年になりますが、かなり待遇が悪くて、結婚と同時にやめさせようかと考えていたのです。でも、彼女はまだ働きたいみたいだし、エステシャンの仕事は好きらしいので、もしよければ彼女に話をしてみますが。」
と言ってくれたのです。
Kさんの奥さんになる子なら安心だし、考えるも何も、こちらから頭を下げてお願いしますという降ってわいたようなラッキーな話でした。
さっそく、Kさんは彼女にその話をしたところ、彼女もうちのサロンで働きたいと言ってくれたのですが、今勤めているお店では、辞める1ヶ月前に話をしても2ヶ月は辞めれないという契約を結ばされていたらしく、彼女がうちに来れるのは2か月後ということになってしまいました。
う〰ん。
二ヶ月待つのは厳しいな・・・と思っていたところ、また凄いタイミングで、Rさんの友達のタイ人男性から、「仕事を探している子がいてて、彼女エステシャンの資格を持っているんだけど、Rさんとこで雇ってやってくれないだろうか」という話が舞い込んできたのです。
エステシャンの資格を持つ子がいきなり二人!!
こんなおいしい話はありません。
3か月後には復帰したいと言っていたジップちゃんの約束を破るのは忍びないとは思い悩みましたが、彼女の知り合いから結局彼女はシンガポール行きがダメになり、海外での出張先待ちの状態であり、出稼ぎに行けるのはいつになる話かわからないということがわかりました。
そんなことから、早速、Kさんの奥さんになるゲウちゃんと、紹介のあったガーンさんの面接をすることになりました。
ゲウちゃんは、とても小柄な可愛らしい子でした。
でも、マッサージをさせてみるととても上手で、また接客もきちんとできる子でした。
流石に大手の韓国企業でしつけられているだけに、これがエステシャンですよね〰というクオリティーの高さを持っていました。
そして、ガーンさんは、とても綺麗なスタイルの良い女性でした。
年は35歳なのですが、最近離婚して今職探しをしているということでした。
離婚した理由は、旦那さんが事業に失敗したからだそうですが、金の売買をしていてずっと南アフリカに住んでいたそうです。
若いときは、モデル等をしていたそうで、結婚後も、事業が傾くまでは結構、お金持ちの奥様だったようです。
エステシャンの資格は、いつか自分で店を出したいと思い、数年前に高いお金を出して取りに行ったらしく、顔とボディと両方のタイでのエステシャンの資格を持っていました。
二人共、面接しても断る理由などどこにもなく、また紹介してくれた人が、それぞれしっかりしていたので、彼女達を採用することになしました。
ケウちゃんは、二ヶ月間、前の店を辞めれないので、先にガーンさんに来てもらうことになりました。
ガーンさんは、エステシャンの資格は持っているものの、現役ではなかったので、最初はもたつきましたが、とてもよく練習する人であり、メキメキ上達していきました。
また、エステシャンとしては理想的な大きな手を持っていました。
そして、2ヶ月遅れてゲウちゃんが来ました。
年齢的には8歳程はなれているので、ちょうどいい感じでした。
ゲウちゃんは、現役エステシャンだっただけあり、流石に手つきも流れるようで上手でしたが、実際に彼女が前の店でやっていた韓国式のマッサージを受けてみて、「このマッサージで15000バーツも取っていたの?」とびっくりするくらいお粗末なものでした。
「これなら、日本式のリンパマッサージは十分勝負していけるな」と思いました。
二人には、今までの子達に教えていなかった、N先生が考えてくれた難しいメニューも教えましたが、二人共すぐに習得することができました。
また、接客もきちんとセラピストとしての役割を果たしてくれており、新規のお客さんが増えました。
ガーンさんは離婚した旦那さんの仕事の関係で突然南アフリカで住まないといけなくなった経験があり、その時に英語を習得するのにとても苦労したそうです。
それで、私がタイ語をなかなか話せなくて苦労していることを、すごくわかってくれていて、英語を交えたり、翻訳ソフトを使ったりしてコミュニケーションを取って来てくれました。
そして、ゲウちゃんは、旦那さんが日本人なので、少し日本語が喋れるのと、日本人にわかりやすいコミュニケーションの取り方を心得ていて、彼女もとてもうまく私とコミュニケーションを取ってくれました。
優しい2人のお陰でなんとなくお店の形ができてきて、力を合わせて乗り越えられるような気がしました。
そして、サクラも・・・
二人に可愛がってもらって、すくすくと大きくなっていきました。