エスティマハイブリッドの良いところ

①3列目シートは頭上30mm・足元200mmの余裕があり快適。

新型エスティマハイブリッドは、室内長3,010mm×室内幅1,580mm×室内高1,255mmとLクラスミニバンではトップクラスの広さを誇ります。ただ室内高がやや低めに設定されており、ライバル車のオデッセイと比べると70mm低くなっています。
ただ3列目シートでも頭上空間は30mm程度余裕があり、圧迫感はそこまで感じません。足元空間も200mm程度は確保されており、どの席に座っても快適に過ごせます。

②個性を出したいなら、ツートーンカラーがおススメ。

ミニバン初となるブラックルーフと組み合わせたツートーンカラー(レッド・ダークシェリー・アイスチタニウムマイカメタリックの3色)を採用した新型エスティマハイブリッドは、新色(スパークリングブラックパールクリスタルシャイン)の追加と合わせて全10カラーがラインナップするなど、選択肢の幅が広がっています。
また2トーン仕様を選ぶとアルミホイールもブラック塗装となるので、人と違った車になりたいという方には正にうってつけの1台です。

③システム最高出力は190馬力と、2.7L並の動力性能を誇る。

2.4L直列4気筒エンジンに高性能モーターを組み合わせた新型エスティマハイブリッドは、エンジンが最高出力150馬力・最大トルク19.4kgm、フロントモーターが143馬力・27.5kgm、リアが68馬力・13.3kgmとパワフルなスペックになっています。エンジンとモーター( バッテリーパワーに依存)によりシステムとして発揮できる最高主出力は、190馬力と2.7L並みの動力性能を誇ります。
またE-Four(電気式4WDシステム)用リヤモーターを搭載しているので、滑りやすい路面での発進・走行安定性も高く、冬でも心強いのも嬉しいポイントです。

④18.0km/Lは4WDハイブリッド車としては妥当な数値。

既にプリウスなどで使用されていて実績十分なハイブリッドシステムTHSⅡを搭載した新型エスティマハイブリッドは、JC08モード18.0km/Lの低燃費を実現し、平成32年度燃費基準+20%を達成しています。
ライバル車のオデッセイハイブリッドと比較すると26.0km/Lとかなりの差がありますが、オデッセイは2WD・エスティマは4WDという事を考慮すればまずまずの数値です。(それでも20.0km/L以上は欲しいところではありますが)同じ4WD車ハイブリッド仕様だとアルファードが18.4km/Lと、同等レベルの数値となっています。

エスティマハイブリッドの残念なところ

①荷室高がM・Lクラスのライバル車より低く、容量が限定される。

フル乗車時で奥行き530mm×幅1,040mm×高さ960mmの新型エスティマハイブリッドは、日常の買い物では特に問題はないですが、荷室高が低いためキャンプなどの大きな荷物を積むのはちょっと不利です。大きな荷物を積む機会が多い方は、ヴォクシー(1,240mm)やアルファード(1,190mm)のハイブリッド車を選んだ方が良いかもしれません。
それでもエスティマハイブリッドが良いという方は、8人乗りを選ぶと良いです。7人乗りは2列目シートが前方へのスライドのみで最大奥行きは1,680mmですが、8人乗りはコンパクトに収納が可能で1,890mmまで拡大してくれるので、おススメします。

②400万円以上するのだから、トヨタセーフティーPは欲しい。

新型エスティマハイブリッドは、自動ブレーキ機能のプリクラッシュセーフティシステム・車線逸脱を警告してくれるレーンディパーチャーアラート・夜間の歩行者などを早期発見に貢献するオートマチックハイビームをセットにしたトヨタセーフティーCを全グレードに装備しています。
ただエントリーグレードが435万円もする事を考えると、もう1段上のトヨタセーフティーPを装備するべきです。Lクラスでライバル車のオデッセイハイブリッドは、399万円からホンダセンシングが付いており、やや差が出ています。

③開口高は同等だが、開口幅はオデッセイハイブリッドが60mm広い。

新型エスティマハイブリッドは、2列目スライドドアの開口高が1,240mmと高く、大人の男性でも無理のない姿勢での乗り降りが可能となっています。ただ開口幅が690mmと限られており、恰幅の良い方はやや窮屈に感じるかもしれません。
ライバル車と比較すると、同じLクラスのオデッセイハイブリッドは開口高が1,230mmと同等なのですが、開口幅は750mmと60mm以上も差があり、使い勝手の面ではオデッセイに軍配が挙がります。

④奥様も運転するなら、マルチビューバックガイドモニターは必須か。

車高が1,760mmの新型エスティマハイブリッドは、Lクラスミニバンでは標準的な高さですが、Mクラス・Lクラスに比べると60~100mm程度低くなっています。その分どうしてもアイポイントも低くなり、見切りはあまり良いとは言えません。
特に身長の低い女性だとその傾向が顕著に出るので、普段は運転しない奥様が乗るとスーパーの駐車場などでゴリッとしてしまう可能性があります。オプションにはなりますが、マルチビューバックガイドモニターなど見えにくいところを映し出す装備があるので、付けておくと安心です。

エスティマハイブリッドのまとめ

燃費・走行性能を高い次元で両立しており、完成度の高いハイブリッド車。

2.4Lエンジンと高性能モーターを組み合わせた新型エスティマハイブリッドは、JC08モード18.0km/LとLクラスでもトップレベルの低燃費を実現しています。またシステム最高出力は190馬力と2.7L並の動力性能を有しており、高い環境性能と走行性能を兼ね備えた1台です。
室内の居住性を重視したためか、ややラゲッジスペースが限定的なのは気になりますが、ハイブリッド車としてはまずまずの容量ではあります。普段は街乗りでたまに遠出といったスタイルの方には、ちょうど良いかもしれません。