生理前、生理中のつらい腰痛…ヨガで緩和しよう

生理前から生理中にかけて、重い腰痛に悩んでいます。痛すぎて、立ったり座ったり、歩いたりするのもつらいほどです。この生理前、生理中の腰痛をなんとか改善したいのですが、生理期間の腰痛を改善できるヨガのポーズがあれば教えてください。

専門家からの回答
生理前、生理中の腰痛を緩和する「やさしいワニのポーズ」をご紹介します。
3行でまとめると?
  • 生理前の腰痛の原因はホルモンバランスの変化
  • 腰痛におすすめポーズ「やさしいワニのポーズ」
  • ポーズで血行促進して生理前、生理中の腰痛を緩和

腰痛の原因と腰痛緩和に必要なこととは

毎日の生活が腰痛の原因に?
“腰痛”は人間が二足歩行を始めてから始まったともいわれており、私たちは日常生活の中で腰に多くの負担をかけています。長時間椅子に座って仕事をする、中腰姿勢になって家事をするなど、生活全般で腰によくない姿勢をとらざるをえない環境にあります。

そのような姿勢が習慣になると、負荷のかかり過ぎによって腰に違和感や痛みが生じてきます。1日の終わりには腰が痛くて歩くのも大変になったり、身体を動かしたくても思うように動かせなくなり、動かせないから運動不足になってさらに血流が悪くなる、といった悪循環に陥ります。

腰痛はどんな時に出る?
普段から姿勢が悪かったり、長時間同じ姿勢をとり続けていると、腰痛が出やすくなります。また、骨盤の歪みや運動不足も腰痛の原因に。

そして生理前や生理中になるとホルモンバランスの乱れによって、ひどく腰に痛みが出てくるようになります。

なぜ運動不足が腰痛の原因に?
運動不足は血流を悪くするだけでなく、筋力を低下させます。骨盤や背骨はさまざまな筋肉に支えられているので、腹筋や背筋、腰筋、大臀筋などの筋肉をしっかり動かし、柔軟性を維持・強化することが腰痛の改善や予防につながります。

腰痛緩和に必要なこと
腰痛の緩和には、
・骨盤の歪みを調整して骨盤周辺の血流を促進させる
・姿勢を整え、自律神経の働きを安定させる
・体をしっかり動かす

以上の3つが大切です。

おすすめのポーズ 「やさしいワニのポーズ」で生理前、生理中の腰痛改善

生理前や生理中の腰痛にお悩みの方に、腰痛を緩和するヨガポーズ「やさしいワニのポーズ」をご紹介します。

骨盤につながる腰まわりの筋肉や背骨をやさしくゆるめて歪みを調整するポーズです。
ゆったりと呼吸しながら、ポーズに集中し、体に入る刺激と心が穏やかに鎮まっていく状態を感じてみましょう。

ヨガは呼吸が大切です。ポーズ中は呼吸を止めることなく、刺激を身体の奥に届けていきます。

やさしいワニのポーズのやり方とは
【1】あおむけの姿勢から、両足を立てて揃え、両手は肩の高さで横に伸ばします。
【2】息を吐いて、右足の裏を左ひざに乗せます。
【3】息を吸いながら、あごを引き指先を遠くへ伸ばします。
【4】息を吐きながら、右足を左足に乗せたまま両足を左に倒し、顔を右に向けて5呼吸キープします。
【5】息を吸いながらゆっくりと足と顔を戻し、息を吐いてひざをそろえます。
【6】反対側も同様に行います。

★ポーズのポイント(画像内[1]~[7])
[1]あごは引く
[2]両手は肩の高さに広げる
[3]足の裏はしっかりつける
[4]目線は右側へ
[5]両肩は床から離れないように
[6]心地よいと思うくらいに体をひねる
[7]左足の位置は動かないようキープ

ヨガのポーズ中は呼吸を止めないことがポイント
ヨガをする際はポーズだけでなく、呼吸にも意識を向けることがポイントです。ポーズ中は呼吸を止めずに、常に吸って吐くことでさらにポーズの効果が高まります。

やさしいワニのポーズを行う時も、この丹田を意識した呼吸で刺激を身体の奥に届けていきましょう。

丹田呼吸法のやり方とは
【吸う】
体の中の息をすべて吐いたら、丹田を意識して息を吸いましょう。横隔膜を下げておなかをふくらませるイメージです。
【吐く】
丹田を意識しながら息をゆっくり吐き切ります。横隔膜を上げておなかをへこませるイメージです。

ヨガでなぜ生理前、生理中の腰痛緩和が期待できるの?

生理前や生理中の腰痛を緩和するためには、骨盤周辺の血流を促進することが大切です。

普段の生活では使うことの少ない、ねじりの動作で腰や背中のこわばりをほぐしていきます。筋肉がほぐれるので血液の循環がよくなり、腰痛の緩和にアプローチします。
また、腰まわりの筋肉に弾力がつき、腰痛の予防にもなります。

骨盤の歪みによる腰痛にも
さらに骨盤の歪みも血流を悪くする要因です。このポーズは腰まわりの筋肉がほぐれるので骨盤がゆるみ、骨盤と背骨の歪みを調整します。

さらに腰痛の改善だけでなく、便秘解消、下腹・ウエストの引き締め、自律神経の安定、内臓の機能向上など、嬉しい効果があります。

腰痛緩和ポーズのコツとは?
膝を無理に深く倒すことよりも腰まわりが気持ちよくストレッチされている感覚をただただ味わいながらポーズに集中してみましょう。
一呼吸ごとに、心が穏やかになり、身体がゆるんでいく自分自身を感じてみてください。

普段の生活の中にヨガのポーズをとり入れて、骨盤・姿勢を整え、生理前や生理中の腰痛を予防しましょう。

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私がお答えしました

ヨガ講師 深堀真由美
深堀ヨガスクール代表。30年の指導歴があるヨガを通して、女性特有の悩み改善や健康をサポートするためのアドバイスをいたします。