鉄分不足になると脱毛症になるの?
鉄分不足や貧血は女性の脱毛症の原因のひとつです
女性は定期的に生理になったり、妊娠したりと鉄分を失う機会が多いため、男性よりも鉄分不足や貧血になりやすく、女性の約10%が貧血といわれています。
なかでも鉄分が不足して起こる鉄欠乏性貧血は女性の脱毛症の原因のひとつです。
貧血が原因となり、髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えたりすることがあります。
また、鉄欠乏性貧血では脱毛だけでなく、動機や息切れ、顔面蒼白、立ちくらみ、倦怠感などの症状が現れます。
鉄分不足は髪を弱くし休止期脱毛症を引き起こします
鉄分が不足すると頭皮に必要栄養や酸素がうまく運ばれなくなります
鉄分が不足すると、血中のヘモグロビンが作られなくなり、ヘモグロビンの量が減るため貧血になります。
ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割を担っていますが、不足することで酸素を身体の隅々まで運ぶことが難しくなります。
特に頭皮には酸素が運ばれにくく、毛根から必要な酸素や栄養分をうまく吸収できなくなってしまうのです。
その結果、髪の成長は止まってしまい、酸素や栄養が不足します。
酸素や栄養が不足した髪の毛は細く弱くなってしまい、抜け毛が増えたり髪のボリュームが減ったりしてしまいます。
鉄分の不足は休止期脱毛症を発症させてしまいます
通常髪の毛のサイクルは成長期から退行期、休止期、自然脱毛という流れです
しかし、鉄分不足になると成長期から急に休止期に移行してしまうことがあります。
このように急に休止期に入る髪が増え、脱毛が増えることを「休止期脱毛症」といいます。
ヘアサイクルの周期が乱れてしまうことも脱毛の原因です。
良質な食事や適度な運動を心がけ必要であればサプリメントや育毛剤を使ってみましょう
ここでは鉄分不足の脱毛症に効果的な対策を紹介します。
鉄分はもちろんですが、栄養素の仕組みはそれほど簡単なものではありません。
さまざまな栄養素が相互に関係しあっています。
髪の毛は「ケラチン」というたんぱく質からできているので良質なたんぱく質を摂るのはもちろんですが、そのたんぱく質の合成に必要な亜鉛も一緒に取ることが必要です。
また、鉄分はビタミンCやたんぱく質と一緒に摂ると吸収が良くなります。
鉄分やたんぱく質などにこだわらず、全体的にバランスの取れた食事が大切です。
軽い運動は血行を改善するため、髪だけでなく体も健康にしてくれます。
しかし、過度な運動は体内で大量の血液循環が起こるため必要な血液量が増えて、貧血になりやすくなってしまうので注意しましょう。
栄養は食事から摂るのが一番ですが、どうしても難しいときはサプリメントなどで補いましょう。
また、育毛剤なども効果的です。
脱毛症の原因には鉄分不足以外のものもあります
鉄分不足は髪を弱くし、脱毛症を引き起こしてしまう原因のひとつにしかすぎません。
そのため鉄分を摂れば抜け毛や薄毛が改善するとは限りません。
脱毛症には他の原因が複雑に関係していることが多いためです。
他の原因を下記で紹介します。
- 自律神経の乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 不規則な生活
- 食生活の乱れ
脱毛症の改善には鉄分を摂るだけでなく、原因一つ一つを明らかにしていくことが大切になります。
専門的な治療や育毛剤なども平行して試してみましょう。
鉄分不足になりやすい人とは?
妊娠中や授乳中の女性はお腹の中の赤ちゃんや母乳に栄養が必要となるため、通常よりも鉄分の必要量が増えます。
そのため鉄分不足になりやすいため注意が必要です。
また、過度の食事制限をしているダイエット中の女性も鉄分不足になりやすいので、野菜ばかりを食べるのではなく、魚や豆腐などの良質なたんぱく質を摂るようにしましょう。
(まとめ)鉄分不足になると脱毛症になるの?
女性は男性よりも鉄分を失う機会が多いため、鉄分不足や貧血になりやすい傾向があります。
鉄分が不足して起こる鉄欠乏性貧血になると、脱毛症を引き起こす以外に動機や息切れ、立ちくらみや倦怠感などの症状が起こります。
鉄分不足になると酸素を運ぶ働きをするヘモグロビンが不足し、頭皮にも酸素や栄養が行き届きにくくなり、髪が十分な酸素や栄養を受け取ることができず弱くなります。
また、鉄分不足は髪のサイクルを狂わせ、休止期脱毛症を発症させてしまいます。
健康な髪を作るのに大切な栄養素はしっかりと摂る必要がありますが、全体的にバランスの取れた食事をすることが大切です。
また、軽い運動は血行を良くするので、髪や体を健康にしてくれます。
サプリメントや育毛剤を使うのも効果的です。
鉄分不足は脱毛症を引き起こす原因のひとつではありますが、鉄分を摂ったからといって脱毛症が治るとは限らず、他の原因も改善していく必要があります。
また、妊娠中や授乳中、ダイエット中の女性は特に鉄分不足になりやすいため、注意が必要です。