脱毛症が起こるといわれるパラジウムってなに?
パラジウムはアレルギーによる脱毛症を引き起こす金属です
パラジウムという金属は、日本で比較的多く歯の詰めものなどで利用されています。
歯の治療のための素材として、保険適用で使用できるものです。
しかし、パラジウムは金属アレルギーになりやすいと考えられており、口の中に長く装着している間に溶け出して体内に吸収されるリスクがあります。
体内に入ったパラジウムは、金属イオンとして頭皮のそばの髪の毛を作る組織の周りでアレルギー反応を起こして、髪を作る組織を破壊することで脱毛症を引き起こします。
パラジウムは金属アレルギーを起こしやすいといわれています
パラジウムという金属は、金属アレルギーの検査でも約半数の人に陽性反応が出るというリスクの高い種類です。
日本では歯科治療でよく使われていますが、ドイツのような歯科治療の先進国ではパラジウムを含んだ金属を治療に使うことが禁止されており、パラジウム以外の金属を推奨しています。
パラジウムは体内に入ると、金属イオンとして体内のたんぱく質と結びつきます。
アレルギーはタンパク質をアレルゲンとして自己免疫が過剰に反応してしまうというもので、正常に機能すれば体を守ってくれる自己免疫の異常が原因です。
本来であればパラジウム自体はアレルゲンとはならないはずですが、イオン化されてたんぱく質と結びつきやすくなることでアレルギーを引き起こす誘因となってしまうのです。
パラジウム合金の歯の詰め物で脱毛症が始まるリスクがあります
パラジウム合金の歯の詰め物をしている人は、脱毛症のリスクが高くなります。
金属アレルギーは肌に触れるだけでも起こるもので、アクセサリーなどによって発症することもあります。
その性質によって口の中という環境がさらにリスクとなるのです。
歯の詰めものとしてパラジウム合金を利用していると、口腔内の湿気や温かさなどによって溶け出しやすくなります。
高温多湿は金属の変質や腐食の好条件であり、口の中に金属を使用するということはリスキーということがいえるでしょう。
口の中で溶け出したパラジウムは歯肉などから吸収されて、体の中へ取り込まれていきます。
体の中に取り込まれた金属イオンは、血液によって体中に運ばれていき、アレルギー反応の原因となります。
頭皮へと運ばれていった金属イオンは、そこでたんぱく質と結合します。
頭皮には髪の毛を作る成分である「ケラチン」というタンパク質が多くありますが、それと結びついてアレルギーを起こしやすくなるようです。
ケラチンをもとにアレルギー反応を起こすことで、頭皮にある毛母細胞という髪を作る細胞を傷つけて脱毛症を引き起こします。
パラジウムによる脱毛症の症状は突然始まります
パラジウム合金の詰め物によるアレルギー反応は、詰めてからすぐに始まらず、数十年後のある日、突然発症することもあります。
それまで全く平気だったため、歯の詰めものが原因となり、アレルギーを起こしていることが見落とされがちです。
さらに、アレルギーによって脱毛症が起こっていることが分からない医療関係者も多いものです。
また、脱毛は皮膚科、歯の治療は歯科、と診療科も分かれているため、それぞれに通院したりといった大変さもあり、発見が遅れるリスクもあります。
しかし、アレルギーによる脱毛症は、その原因を取り除かなければ治りにくく、さらに毛根の細胞が回復して髪が生えそろうまでは時間がかかります。
もちろん脱毛症には、ヘアケアなど他の原因が関係していることもあります。
そのため、突然の原因不明の脱毛症になったら、いち早く不安原因を取り除くことができるように、さまざまな原因について考慮してもらうことが必要です。
一人の医師では診断できなかったらセカンドオピニオンを求めることも必要かも知れません。
(まとめ)脱毛症が起こるといわれるパラジウムってなに?
パラジウムは金属の一種であり、歯の詰め物などによく利用されている素材です。
それが体内に入り、金属アレルギーを起こすことで脱毛症のリスクとなるようです。
口内に装着していると溶け出すことがあり、体内に入って全身に悪影響を与えやすくなります。
パラジウム合金は金属アレルギーを起こしやすい物質であり、多くの人がアレルギー反応陽性となるようです。
パラジウムが溶けて金属イオンとなり、体内のたんぱく質と結びついてアレルゲンとなります。
パラジウム合金は、歯の詰め物などで多く使われています。
長い時間をかけて口の中で溶け出し、それが体内でアレルギー反応を起こすことで毛根にダメージを与えるため、脱毛症が起こります。
パラジウムによる金属アレルギーは、長い時間をかけて徐々にリスクを高めていき、限界値を超えた時に急に症状を発症します。
突然始まった脱毛症は、ずっと前に詰めた歯の詰め物が原因かも知れません。