あなたは不思議に思ったことはありませんか?
猫って、人間でいうところのニキビのような「できもの」って、できるのかな?・・・と。
たしかに、人間が顔にできるニキビみたいなものは、猫の顔には見たことがないという方が多いはずです。
でも、じつは猫の顔、鼻や耳にもニキビやそれ以外の「できもの」ができてしまうこともあるのです。
というわけで、今回は猫の耳のできものについてお話ししたいと思います。
猫の耳にできる「内側のできもの」とは!?
出典:www.viewpoints.com
猫の耳にできてしまうできものには、耳の内側にできるできものと、耳の外側にできるできものと、大きく分けると2種類あります。
まず、猫の耳の内側にできるできもの、そのおもな原因には次のような耳の病気の可能性があります。
・猫の耳の穴の入口が炎症を起こす外耳炎
・猫の耳の三半規管に近いくらい奥の方にできる中耳炎
・さらに、その奥にできる内耳炎
これらの病気に共通する点は、ウィルスや細菌による感染症である場合がほとんどですが、外耳、中耳、内耳といった各箇所に腫瘍やポリープなどのできものができてしまっていることも、原因の1つとして考えられるのです。
それは、各箇所にできている腫瘍やポリープなどのできもの状のものが、何らかの影響で悪化することで、その個所が炎症を起こしてしまい、これらの病気の原因となってしまうのです。
この病気の治療方法として、ウィルスや細菌性の場合は、病院で処方してもらえる抗生物質や、専用の耳薬などを使用してウィルスや細菌を消滅させていくという方法がおもな手法です。
また、腫瘍やポリープなどのできものが炎症を起こしてしまった場合、それらを的確に切除する必要性があるため、外科手術で摘出して治療するという手法をとります。
そして、これらの病気の治療の難易度や、病状の危険性は「外耳炎<中耳炎<内耳炎」というようなっていき、初期の段階では症状が分かりにくいという共通点も持っていますので、これらの症状が出た場合は、特に注意が必要です。
・頭にゴミやホコリが付いているわけでもないのに、頭を強く振ることがとても多い。
・耳の中から、黒っぽいグリス状の液体や、甘酸っぱいにおいの耳アカがでる。
・耳の中が全体的に赤く腫れあがっている。
・頭を触られるのを強く嫌がってしまう。
・普段よりも体が熱い
・歩き方が不自然になり、よくつまづいてしまう。
・顔面の神経が麻痺してしまう。
・眼球が奥にへこんでしまう。
もしも愛猫に、このような症状が1つでも出ていた場合は、すぐに病院に行き検査を受けさせることをオススメします。
猫の耳にできる「外側のできもの」とは!?
つぎに、猫の耳のヒラヒラした部分にできるできものの原因ですが、これにも次のようなものが挙げられています。
・耳ダニと呼ばれるダニが繁殖して、耳を傷つけることで膨れてしまう場合。
・耳の軟骨が折れてしまうなどが原因で、耳のヒラヒラした部分に血液が溜まってしまう場合。
・耳の外側にできてしまった腫瘍の場合
これらの症状は、耳の外側に発生し、目で確認できるくらいの大きさのものがほとんどなので、比較的見つけやすいのが特徴的です。
耳ダニの場合は、外側だけでなく、耳の中でも繁殖するので、その場合には耳の奥も腫れていないかなどにも気を付けることが大切です。
また、耳の軟骨が折れてしまう場合などで起こる、血液が溜まる症状は、一見して、できものというよりは、耳が腫れあがっているように見えます。
この「耳のヒラヒラした部分」を専門用語で耳介(じかい)といい、この症状の場合の多くは、この耳介の根元が酷く曲がって腫れあがってしまっているのが特徴です。
この腫れている部分が、完全にブヨブヨしていたら、症状はかなり悪化しているので特に注意が必要です。
さらに、耳の外に腫瘍ができている場合に共通する点は、その見た目は、冒頭でお話しした「人間でいうニキビ」に少し似ていることです。
耳介の根元や外側などに、人間のニキビくらい(直径1mmくらい)の小さなできものができている場合、もしかしたら腫瘍かもしれません。
この場合、腫瘍であるかどうかは、病院で調べてもらうのが一番良いでしょう。
なぜなら、腫瘍には良性と悪性の2つのパターンがあり、後者の場合は早急に治療する必要性があるからです。
これらの症状の治療法として、耳ダニであればおもに抗ダニ薬やダニ駆除薬を使い、耳介の血腫や耳介にできた腫瘍の場合は、外科手術で切除する方法が最も多い手法といわれています。
しかし、血腫の場合は耳の血を抜くだけで済む治療や、耳介の良性腫瘍の場合は、腫瘍を薬で小さくする治療法など、必ずしも切除する必要もない場合もあるようです。
まとめ
猫の耳にできものができてしまった場合、その多くは耳の病気である可能性が高いため、放置せずに病院で検査を受けることが大切です。
また、耳の腫瘍についても、それが腫瘍と判断できても良性か悪性かを見極めるのは、非常に困難なので、最悪の事態を避ける手段として、やはり病院を頼ることをオススメします。
だから「最後まで諦めない心」が、結果的に最善の延命処置になることを忘れないでください。
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