(写真は食パンの耳を食べるセスジシミ。体長12~13mm。)

  • 紙魚ってどんな生き物?
    • 幼虫は産まれたときからほぼ成虫と同じ形をしていて、しっぽもちゃんと三本あります。幼虫が成虫と同じというより、成虫が幼虫と同じと言うべきなのかもしれません。
      さなぎになったり変態したりはせずに、脱皮して大きくなっていきます。
      産まれてからしばらくは鱗粉を持たず、透けたような白っぽい色をしています。

      •  (写真はクロマツシミの幼虫。左下は産まれて間もない幼虫、右は脱皮して鱗粉が現れた幼虫。大きさは右の幼虫で3mmほど。)
    • 脱皮について
      • 昆虫は通常成虫になると脱皮はしませんが、紙魚は生涯脱皮をし続けます。
      • 脱皮した後の殻は食べる習性があります。食べる様子を観察したところ、90~120分前後ですべて食べてしまいました(食べるのにかかる時間はその時によって多少違うようです)。
      • 脱皮することで付属肢(触角や脚など)、鱗粉は再生しますが、脚の再生には2回の脱皮が必要です(20)。
      • 付属肢、鱗粉が失われると脱皮の間隔が短くなります。脱皮の周期はマダラシミで通常半月あまり(35℃)。(20)
    • 夜行性で日没の頃から動きが活発になってきます。
    • ひっかかりのないツルツルしたものは登れません。レジ袋のようなものでもすべるので中に落ちると出られなくなります。
    • よく見ると意外とかわいい顔をしています。目が離れてついているのでやや間の抜けた顔に見えます。アリやシロアリの巣に住むメナシシミ科の紙魚にはその名の通り目がありません(7,10)。
    • 食べ物について
    • オス・メスの見分け方
        産卵管のあるのがメス。尾糸(中央のしっぽ)の下に見られますが幼虫では見えません。
        ヤマトシミのオスは第9腹板、メスは第8・9腹板に腹刺がある(6)。
    • 身の危険を感じたときの動きはすばやいですが、普段は触角をゆらゆらさせて進む方向に何があるか確認しながら歩きます。
    • 体は柔らかく、狭い場所でも腹部をU字型に曲げて方向を変えられます。体をくねらせて進むと言われることがありますが、体が柔らかいのでそのように見えるのでしょう。
    • しっぽにそっと触れるとおしりを激しく左右に振ります。この行動の意図はわかりませんが、威嚇行動なのかもしれません。連続してさわると疲れてくるのか、3回目ぐらいから振りが著しく弱くなります。
    • 脚の名残と言われている腹刺は動かせるようです。脱皮後に人で言う「伸び」のような動きをしますが、その時尾毛と共に動いているのが観察できます。普段の歩行時についてはよく見えないのでわかりません。
    • 1mmほどの楕円形の卵を産みます。産卵直後は白ですが徐々に薄い茶色~褐色に変わっていきます。発生が進むと幼虫の眼が卵の外から透けて見えるようになってきます。

      •  (写真はクロマツシミの卵)
    • 飼育方法
      • 正しい飼い方はわかりません。飼育方法を書いた本も見つかりません。
        現在の飼育環境はプラスチックの飼育箱、ティッシュペーパーの敷物、身を隠せる場所と加湿器(ペットボトルのふたに紙を立てたもの)、ジャングルジムです。ジャングルジムは単にのべ床面積を増やす目的で置いているだけです。
        屋内に住みつく種類の紙魚は比較的飼いやすいですが、アリと生活するような種類では飼育は難しいかも知れません。後者はアリと共生しているわけではなく、一方的に餌をもらう(奪う)生活をしているらしいからです(10)。
      • 飼育のヒント
        • 飼育にあたっては極端な乾燥は避けた方が良いでしょう。特に加温する場合は相対湿度(以下湿度)が低下するので注意が必要です。たとえば25℃70%の空気を35℃に加熱すると湿度は約40%に下がります。
        • 紙魚は5mm前後の隙間を好む性質があります(M.N.Tremblay and G.Gries, 2006)。狭い場所で多数飼育する場合は厚紙などを5mm前後の間隔で重ねたものを入れるなどしてのべ床面積を増やす工夫をしましょう。なおヤマトシミの場合は5mmだと広すぎるので隙間を狭くする必要があります。
        • 段ボール(ダンボール)は紙魚の卵や幼虫を誤って一緒に捨ててしまう可能性が高いので避けた方がよいかもしれません。
      • 飼育例
    • 天敵
      • 紙魚の天敵としてユカタヤマシログモ(Scytodes thoracica)があげられているようです。このクモは屋内の暗いところにいて、網を投げるように獲物に粘液を吹きかけて捕まえる変わった習性を持っています。

      参考文献

        1) 安富和男、梅谷献二.1995.シミ類.原色図鑑 衛生害虫と衣食住の害虫(改訂版).138-140.全国農村教育協会
        2) 松崎沙和子、武衛和雄.1993.シミ類.都市害虫百科.15-17.朝倉書店
        3) 町田龍一郎.1995.シミ.家屋害虫事典(日本家屋害虫学会編).102-104.井上書院
        4) 青木睦.2003.シミ類.生活害虫の事典(佐藤仁彦編).11-15.朝倉書店
        5) 文化財研究所東京文化財研究所編.2004.シミ目.文化財害虫事典 2004年 改訂版.19-23.クバプロ
        6) 加納六郎、篠永哲.1997.日本の有害節足動物.25pp.東海大学出版会
        7) 三橋淳総編集.2003.シミ目(総尾目).昆虫学大事典.68-69.朝倉書店
        8) 川上洋一.2001.シミ.世界珍虫図鑑(上田恭一郎監修).184pp.人類文化社
        9) 町田龍一郎、増本三香.2006.日本産家屋性シミ目の同定法.家屋害虫.27(2), 73-76 → CiNii論文詳細情報
        10) 町田龍一郎.1996.シミ類.日本動物大百科(日高敏隆監修)、第8巻, 58-61.平凡社
        11) 伊藤修四郎、町田龍一郎.2001.シミ(総尾)目.原色ペストコントロール図説(日本ペストコントロール協会編)、第V集、103-120.井上書院
        12) 町田龍一郎.1999.シミ目(総尾目)Thysanura.日本産土壌動物(青木淳一編).792-800.東海大学出版会
        13) MACHIDA,Ryuichiro、OHBAYASHI,Takashi.1996.Thysanurans from the Ogasawara Islands (Zygentoma, Lepismatidae), Ctenolepisma longicaudata and Acrotelsa collaris, New to the Japanese Fauna.昆蟲.64(2), 365-366 → CiNii論文詳細情報
        14) 澤田高平.1995.シミ目.原色検索 日本海岸動物図鑑(西村三郎編著)、第2巻、444-448.保育社
        15) 佐々治寛之.1987.マダラシミの福井県からの記録.福井虫報、(1)、51
        16) Beament,J.W.L., Noble-Nesbitt,J. and Watson,J.A.L..1964.The Waterproofing Mechanism of Arthropods : III. Cuticular Permeability in the Firebrat, Thermobia domestica (Packard).Journal of Experimental Biology.41, 323-330 → The Biological Bulletin
        17) Noble-Nesbitt,J..1969.Water balance in the firebrat, Thermobia domestica (Packard):Exchanges of water with the atmosphere.Journal of Experimental Biology.50, 745-769 → The Biological Bulletin
        18) Noble-Nesbitt,J..1970.Water balance in the firebrat, Thermobia domestica (Packard):The site of uptake of water from the atmosphere.Journal of Experimental Biology.52, 193-200 → The Biological Bulletin
        19) 小池啓一、町田龍一郎、森上信夫、小野展嗣、田辺力、筒井学.2002.イシノミ、シミのなかま.小学館の図鑑NEO 3 昆虫.18pp.小学館
        20) Buck,C. and Edwards,J.S..1990.The effect of appendage and scale loss on instar duration in adult firebrats, Thermobia domestica (Thysanura).Journal of Experimental Biology.151, 341-347 → The Biological Bulletin
        21) Lindsay,E.. 1940.The biology of the silverfish, Ctenolepisma longicaudata Esch. with particular reference to its feeding habits.Proceedings of the Royal Society of Victoria.52, 35-83
        22) Wygodzinsky,P.1972.A review of the silverfish (Lepismatidae, Thysanura) of the United States and Caribbean area.American Museum Novitates.(2481), 1-26 → American Museum of Natural History

        参考) 町田龍一郎.1991.シミ目(総尾目)Thysanura.日本産土壌動物検索図説(青木淳一編).88-89, 266-272(fig.).東海大学出版会

      • 1~6は主として紙魚を害虫として、7~21は紙魚そのものについて書かれています。
      • 駆除については2が一般家庭を想定して書かれています。
      • 屋内で見つかる紙魚の見分け方は9がわかりやすいと思います。
      • 11では紙魚の生育段階、種類別の詳細が述べられています。
      • 8は柏書房から改訂版(2007)が出ています。
      • 13にはオナガシミとエリマキシミを比較した写真があります。PDFで無料公開されています。
      • 19には家屋性の紙魚5種とシロウズアリシミのカラー写真が掲載されています。
      • 参考に挙げた日本産土壌動物検索図説は12と同じ内容ですが、これの解説の一部が改定されたものが12となっています(検索図は同じです)。
      • 2にはヤマトシミは絶食状態でも1年生存できると書かれていて、その出典として梅谷献二氏の「本の虫雑考」(環境衛生 31卷6号(1984))があげられていますが、社団法人 農林水産技術情報協会のサイトにある質問コーナー「シミの飢餓耐性」(2004年4月14日)の回答として次のように書かれています。
        お申し越しのシミの飢餓耐性については、確かに私が「環境衛生」31卷6号(1984)に書いた「本の虫雑考」というエッセイで次のように述べています。
        「(ヤマトシミは)1年に3~4回発生を繰り返すが、絶食条件下でも成虫ならば繁殖せずに1年間も生存する」。しかしこれは私自身の実験にもとづくものではなく、何らかの文献からの引用です。残念ながら古いエッセイで、論文でもないため引用文献の記述もなく、その出典を思い出せません。したがって、くわしい実験条件も不明です。記述の元となった文献を探してはみますが、見つからなかった場合はご容赦下さい。
        (K.Umeya)
        絶食状態でも1年生きられるという実験が行われたことは確かなようですが、残念ながら詳細についてはわからない状況のようです。
        web上でも絶食状態で1年生きられると書いているページが見られますが元になっているのはすべてこの記事なのかもしれません。オナガシミ成虫については約10か月生存したとの報告があります。ただ飢餓に対する耐性は個体差が大きいようで、この実験では最初に死んだ個体は実験開始後21日目だったとのことです(21)。

      その他

      日本のシミリスト

         (屋内種の 8種 を除く)

      シミ科 Lepismatidae

        セイヨウシミ属 Lepisma Linnaeus, 1758
          キボシアリシミ Lepisma albomaculata (Uchida)
            好蟻性の紙魚。現在はセイヨウシミ属となっているが研究が進めば変更される可能性があるらしい。
        セトシミ属 Heterolepisma Escherich, 1905
          セトシミ Heterolepisma dispar Uchida
            海辺にいる紙魚。
          Heterolepisma trisetosa (Escherich, 1905)
            詳細不明。日本では八丈島で記録。

      メナシシミ科 Nicoletiidae

        ヤマトメナシシミ属 Nipponatelura
          クボタアリシミ Nipponatelura kubotai (Uchida, 1949)
            好蟻性の紙魚。
          シロウズアリシミ Nipponatelura shirozui (H.Uchida, 1960)
            好蟻性の紙魚。 当初は奄美大島でしか見つかっていなかったため、奄美大島固有種との見方もあったよう。参考文献19にカラー写真あり。
        ヤマトメナシシミモドキ属 Nipponatelurina
          クロサアリシミ Nipponatelurina kurosai
            好蟻性の紙魚。

      別名・異名・旧名リスト

        Lepismodes iniquilinus (inquilinus) Newman → Thermobia domestica
        Lepisma domestica → Thermobia domestica
        Lepisma villosa Fabricius → Ctenolepisma villosa (Fabricius)
        Isolepisma trisetosa → Heterolepisma trisetosa (Escherich, 1905)
        Atelurodes shirozui → Nipponatelura shirozui (H.Uchida, 1960)
        Atelura kubotai → Nipponatelura kubotai (Uchida, 1949)
        クシゲシミ属 → ヤマトシミ属
        クロシオミナミシミ → ヤマトミナミシミ
        ハリマアリシミ → クボタアリシミ
        オナガヤマトシミ → オナガシミ
        カマドシミ → マダラシミ
        セスジシミ Ctenolepisma lineata → セスジシミ Ctenolepisma lineata pilifera

      シミの命名者たち

        学名の後に書かれている名前はその学名を付けた人の名前です。調べてはみましたが、リンネ以外は間違っているかもしれません。
        (アルファベット順)
          Ernst Evald(Ewald) Bergroth 1857年(安政4年)4月1日 - 1925年(大正14年)11月22日
          フィンランド。昆虫学者。
          Johan Christian Fabricius 1745年(延享2年)1月7日 - 1808年(文化5年)3月3日
          デンマーク。シュレースヴィヒ公国(現在はドイツの一部)生まれ。昆虫学、経済学者。
          Carl Linnaeus 1707年(宝永4年)5月23日 - 1778年(安永7年)1月10日
          スウェーデン。植物学、動物学者。
          二名法による分類を体系化・確立した人。
          Alpheus Spring Packard 1839年(天保10年)2月19日 - 1905年(明治38年)2月14日
          アメリカ。昆虫学、古生物学者。
      • Uchida
        • 内田一博士ではないかと思われます。Uchida と付いている名前はたくさん出てきますがはっきりしたことがわからず残念です。

      シミの駆除

          紙魚を飼育していて紙魚退治の方法を考えるのは変に思われるかもしれませんが、うちでも大量発生すればやはり対策を考えざるをえません。虫が嫌いな人はなおさらでしょう。

          まず最初に紙魚ではない虫を紙魚と間違えている例もあるようですので本当にそれが紙魚なのかよく確認しましょう。「本につく虫=シミ」ではありません。

          紙魚は普通の殺虫剤で死にます。殺虫剤を使えないような場所では粘着トラップなどが使われているようです。予防的な方法としては湿度を下げる(乾燥させる)ことがネット上では言われていますが、紙魚はさほど湿度が高いとは思えないような場所でも見られ、必ずしも乾燥させれば予防できるというようなものではないようです。乾燥について言うならセイヨウシミは他種に比べて高湿度環境を好む傾向があるとされているようなので効果があるのかもしれませんが、紙魚はゴキブリなどと違って外から侵入してくると言うより人が荷物と一緒に運んで分布が広がっていると見られますので予防自体にあまり意味はないようにも思えます。本をたくさん置いていると紙魚が発生すると考える人がいるようですがそのような事はありませんし、予防の為に本を捨てるなどというのは全く無意味な事です。

          紙魚駆除の体験談を募集しています。紙魚を駆除したいという方は少なからずいらっしゃるようなので、ここで紹介できればと考えています。よろしくお願いします。
          あわせて紙魚を譲ってくださる方も募集しております。種類や数は問いませんのでこちらもよろしくお願いします(送料は当方で負担します)。

        • 殺虫剤
          • 一般家庭用のエアゾール殺虫剤(スプレー式殺虫剤)など。住処(すみか)になっているような所には残効性のある殺虫剤が効果的。特定の部屋にしか出て来ない場合や、出入りしている隙間がわかっている場合には有力な選択肢になります。屋内で使いやすそうなスプレー式の残効性殺虫剤としてはバルサンまちぶせスプレー、ゴキブリがいなくなるスプレーなど。ほかに粉末のものとしては虫コロリアース(粉剤、パウダースプレー、虫よけチョーク)、キンチョウ虫パウダーなどがあります。ホームセンターなどでは園芸関連品として残効性殺虫剤を扱っているようです。
            文化財分野では中国製冷凍餃子中毒事件で一時話題になったジクロルボスも使われているとのこと(5)。これは臭化メチルが環境問題から使えなくなったための代替策(だいたいさく)のひとつ。
        • くん煙剤・くん蒸剤
        • 防虫剤
          • 一般家庭用のもの。樟脳(しょうのう)、ナフタレン、パラジクロロベンゼンやピレスロイド製剤。これら防虫剤はある程度閉じた空間でないと効果は薄くなります。(樟脳、ナフタレン、パラジクロロベンゼンは一緒に使わないようにしましょう)
            倉庫に置いていた段ボール箱に紙魚がいたので防虫剤を入れたところ紙魚はいなくなりました。条件によるかもしれませんが防虫剤でも充分な効果が得られるものと思います。
        • 捕獲トラップ
          • 粘着シートなど。
            ツルツルしたものは登れないのでトラップは作りやすいかもしれません。テストはしてみましたが紙魚がいないようなので結果は出ていません。
        • 毒餌
          • クエン酸の実験結果から毒餌も有効ではないかと思われます。ゴキブリ対策として用いられるホウ酸団子が利用できるかもしれません。ただしゴキブリ用のものがそのままで利用できるかどうかについてはわかりません。実験すればいいのですが毒を食べさせる実験には抵抗があって出来ていません。
            ホウ酸は即効性ではないので効果が出るまでに少し時間がかかります。薬理作用についてははっきりしていないようですが、消化器系に障害を与えると言われています。
        • 乾燥
          • 紙魚は水を飲まずに空気中の水分や食べ物に含まれている水分だけで生きているので極端に乾燥した環境は苦手です。しかし日本の気候を考えると24時間乾燥状態を維持するのは簡単ではないので乾燥だけで紙魚を排除するのは難しいと思います。食べ物からの水分供給がない場合では湿度が常に40%より低くなると体の水分が徐々に失われて死に至るようです。ただし途中に湿度の高い期間があるとその間に水分補給をして生き延びます。人に適した湿度は40~60%と言われていますので、長時間人に適さない低い湿度に保つことが出来れば乾燥で駆除できるでしょう。
        • 業者に依頼

        紙魚による食害
          紙魚は本や衣類を食害すると言われていますが、古い貴重な資料などは別にして実際にはその被害は深刻なものではないと思われます。食べるのは紙というより紙に付いている糊(のり)のほうで、特別に紙(和紙を除く)が好きというわけではないようです。大量に流通しているような安い紙は好みません。実際飼育下では別途餌を与えているとまったく食べないわけではないですが、少なくとも紙を積極的に食べる様子は見られません。何も付いていないきれいな紙は紙魚にとってあまりおいしいものではないのでしょう。おそらく布地も同様で糊付けしたものは糊を食べるためにかじる可能性は高くなると思いますが、現在では本も衣類も天然糊を使う事は少なくなっているので目だった被害が出る事は考えにくいと思います。

          ちなみに本に穴を開けるのは紙魚ではなくシバンムシ(死番虫)という種類の甲虫です。そのほかゴキブリによる食害も見落とされがちなので注意が必要です。本については紙魚よりもこれらの虫による被害の方が大きいようです。
          また、本についていることがある虫としては、肉眼で確認できる1mm以下の白い小さい虫はコナダニ類、~2mmぐらいまでの薄茶~褐色の虫はコチャタテ、ヒラタチャタテなどのチャタテムシ(茶立虫)類であることが多いようです。

      Last Modified: 18 November 2012

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