しつこい襟黄ばみやニオイを撃退できる、驚きのお洗濯テクニック!
Date:2013.09.19
舞台衣装は洗えない上に汗の吸収量も凄いため、男性俳優の場合は香ばしいことになってきたり、再演の際には保管衣装に襟黄ばみが出たりもします。
でもさすが、衣装部さんは驚きの簡単テクでニオイや汗ジミを取ってしまうのです。
終演後の短い時間で、翌日の舞台に間に合うようにササッと品質をキープする、このテクニックは、日常のいろんな場面でも使える驚異の多機能アイテムでもあるのです。
パッとニオイを消す魔法の水、ミョウバン水
衣装さんたちの強い味方は、ミョウバン水でした。原液を作って薄めたものを、終演後の衣装にシュシュッと吹きかけてニオイを取っていたのですね。
客演先で、とある男性のコスチュームがラヴシーンの相手役を悩ませていたので、うちの衣装部に相談したら、この水のスプレーボトルを持ってきてくれたのです。
で、さっそくやってみたら、摩訶不思議、翌日からまったくニオイがしなくなったのです。洗ってないのにですよ?
体が資本の役者の中には、化学消臭剤の使用を嫌がる人も多いのですが、ミョウバンはお漬物にも使う添加物ですから安心です。
しかも、衣類のニオイを消すだけではありません、他にも使いみちはいっぱい!私もすっかりこの魔法の水の虜になって、自宅でも作って使っています。
あまりにもお安く簡単すぎる、ミョウバン水の作り方
主役は、「焼きミョウバン」。ドラッグストアやスーパーのお漬物コーナーで、50g 100円ほどで買えます。このリーズナブルさも大きな魅力です。
生ミョウバンでも大丈夫ですが、ひとまず焼きミョウバンでの魔法水の作り方は、こちら。
- 用意するもの …焼きミョウバン/水道水/ 2リットルのペットボトル容器
- ペットボトルに焼きミョウバン50 g を入れる
- 水道水を1.5リットル投入 …量はだいたいで大丈夫。ボトルの肩の下あたりですね。
- 2~3日、このまま放置 …すぐには溶けないのです。
- 冷暗所で保存
- 使用期限はだいたい一ヶ月
これが、ミョウバン水の「原液」です。簡単でしょう?
生水を使っているので、私は冷蔵庫で保存し、ボトルの表面にいつ作ったかを書いています。
この原液を、10倍から30倍に薄めてスプレー容器に入れて使うのが便利です。
薄め方はこちら。
- 原液の量は、ペットボトルの蓋、なみなみ二つと半分の量。
- 小さい蓋に重い原液を注ぐのは難しいので、この量で線を引いたコップを使っています。
- 500mlのペットボトルにその原液を入れる。
- 水道水を投入。
- 振って混ぜたあと、スプレー容器に全部移す。
ミョウバン水スプレーの驚きの多機能効果
体に使う場合は、体感に応じてスプレー容器の中身を水でさらに薄めてください。強すぎるとピリピリすることがあります。
- 足のニオイを取る …直接足の裏に吹きかけても、靴や靴下にかけても消臭できます
- ワキガ/ワキ汗防止 …ワキのニオイと汗を抑えます
- 手の汗を防止 …制汗作用があります
- 化粧水 …収れん作用で肌がツルツルに。ただしクリームでの保湿を忘れずに。
- 頭皮のニオイ消し …夕方など匂いが気になった時にスプレー&マッサージで消臭。
- カーテンやカーペット、生ゴミのニオイ消し
- ペットのおしっこなどアンモニア臭全般 …アンモニアといえばミョウバン、だそうです。
直接投入で効果がある使い方
- 入浴 …肌がスベスベになります。(30~50ccの原液を湯船に入れます)
残り湯で洗濯すると、汗をかいても衣類が匂わず、部屋干しの生乾き臭も消してくれます。 - 洗濯のすすぎ …50~100ccの原液投入で、上記と同じ効果が出ます。
ただし、洗濯に使用する場合の洗剤は液体を。粉石けんでは粉末が残るそうです。 - ニキビ解消 …200mlの水にペットボトルの蓋なみなみ1杯の割合で洗顔します。
ブーツを脱いでお座敷に上がる季節など、ミョウバン水を含ませたハンドタオルでストッキングの上からひと拭きするだけで安心を得られるので、私の周囲にもこの水の信者はあっという間に増えました。ワキガで悩んでいた先輩女優からも、とても感謝されましたよ。
そして、頑固な汚れを落とす、高温漬けおき
お洗濯物はお湯で洗った方が白くなることはよく知られていると思いますが、衣装部ではさらにこれを進化させていて、高温漬けおきで昔の衣装の汗の黄ばみも落としてしまうのだそうです。
大胆にも、よくある普通のポリプロピレンの衣装ケースに、直接60度の石鹸水を注いで衣装を漬け込むのだそうですが、ケースの周りは発泡スチロールで囲むと言っていました。
要は、高温を保ったまま30分ほど漬けてやればよいそうで、汗黄ばみだけでなく泥ジミなどの頑固な汚れもたいがい落ちるそうです。
私も、バケツに熱湯6、水4の割合で薄めたお湯で石鹸水を作って、手持ちの発泡スチロールの上に置き、100均で売っている銀シートとバスタオルで上から周りをぐるぐるくるんだ状態で、古い襟汚れのついたシャツを漬けてみましたが、確かに落ちました。
この、温度を保つ漬けおきは応用が効く方法で、同じ容量で37度ぐらいの温度をキープした石鹸水に漬けると、血液のシミがよく落ちます。高温漬けおきは、粉石けんの方が効果がありました。
ミョウバン水と高温漬けおき。少しの工夫でコスチュームを長もちさせる、舞台衣装部さんのこの2つのワザを、ご家庭でもぜひ試してみてください。きっと驚きますヨ。
~舞台女優が教える美のレッスン
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