手術しましたが汗をかくとニオイます |
| 投稿者名: せつ タイトル:手術はしたけれど・・
こんにちは。 25歳の女性です。 3年ほど前に、皮膚を切開して器具で皮下の組織をこそげ落とすような手術をしました(組織削除法?)。 汗の量はだいぶ減りましたが、少しでも汗をかくと、デオドラント剤をつけていない時には鼻を腋に近づけると臭いがします。
臭いは他の人とは比べられないので、一般的に制汗剤のCMなどで言われる「気になる汗の臭い」というのはどのくらいのものなのだろうと不安になります。 アポクリン腺が少ない人でも、汗をかけば少しは臭いがするものなのでしょうか(その臭いは動物的な臭いです)。
もしわたしにまだアポクリン腺が残っていたり、再発しているのであれば再手術を受けたいのですが、その刺激で脇毛の範囲が広がったり(主に腋の中心部のまわりから毛が生えてきていて、手術前よりも広がっている気がするのです)することはないでしょうか。 以前の手術の時には、汗腺は少しは残しておかないと、身体機能に支障が出るということで、手術後には汗の量、臭いとともに9割程度減るとのことでした。 固定の煩わしさや、しばらく皮膚の色が戻らないことを考えると気が重いのですが、一生悩み続けるよりはましなのかなと思います。 気になることをずらずらと並べてしまいましたが、ご回答願います。 |
| 投稿者名:五味院長 タイトル::お答えします
せつさん
今、わたしのクリニックに来院される患者さんで一番多いのがあなたのように過去に他院で手術をしたけれど「悩み」が治っていない人なのです。
他の病院での手術法についてのコメントは控えさせていただきたいと思いますが、基本的に美容外科等での診療方針で欠けていることは、「臭いの治療は悩みの治療と同義である」という基本理念です。 極端に言えば、正しい診断と患者さんの内面のフォローが足りないと、ワキガ臭を完全に治しても悩みが治るとは限らないということです。
あなたのケースでは、「手術でアポクリン腺が取り残された」「アポクリン腺が再発した」という手術法の問題以前に問題があります。 どのような手術でも事前に診断をしてから手術をするでしょう。ガン細胞を同定しないで突然手術に移行することはありません。 ワキガの手術でも同様です。事前に正確に把握しなければならないことがいくつかあります。 それは、患者さんが本当に「ワキガ体質」であり、しかもその臭いを自覚出来(エクリン腺の臭い区別出来)、さらに他人との関係の中で臭いを気にしているのではない(自己臭的なところがない)ということです。
多分、あなたのケースではそのような診断(具体的には試験切開)が無いままに手術になってしまったのではないでしょうか。 しかし残念ながら、一度手術を受けてしまった場合には、元々あなたがどのような臭いで悩んでいたのかという大切な事実を知ることはもう出来ません。 もしかして、あなたはアポクリン腺の臭いでなくエクリン腺の臭いを気にしていたのかもしれないのです。(その場合には手術の必要さえなかったのです) イヤそんなことはない。確かにワキガの臭いだと言われるかもしれません。でも「ワキガ」という言葉は俗称なのです。いろいろな人がさまざまな臭いのことを「ワキガ」という言葉で表現しているのです。
でも、過去のことはいまさらどうしようもありませんね。 今大切なことは、「今ここ」のあなたの悩みをどのように解決するかその手立てです。このままではあなたは、これからの未来を一生「臭い」に捕らわれつづける可能性もあります。 そこで、わたしがあなたにお聞きしたいことは、もし手術によって「人に迷惑がかかるようなワキガのニオイ自体がなくなるなら、たとえエクリン腺等のニオイは残っても、あなた自身の力で悩みを克服出来る」かどうかということです。 仮にそのような自信が持てるようならわたしのところへ来てください。それを契機に「もうニオイで悩まない」確信があるなら、喜んで手術を引き受けましょう。 だだしわたしがあなたに「保証」できることは、再手術(今度は器械でなく直視下で残存している皮下のアポクリン腺を一粒づつ確認して100%摘出します)であなたの「ワキガ臭」を完全に治すことのみです。
わたしは神様ではありません。無いものまで作ってとれませんし、あなたの嗅覚の感覚まで変えることはできないし、手術をしたからといって他人の偶発的な「しぐさ」や「態度」をなくすことも出来ません。 このことはしっかりと理解してください。 また、腋の毛が広がるようなことはありませんが、術後ある一定期間(6ヶ月くらい)は、腋の下が硬くなり、色も黒味がかかることは覚悟してください。
以上ですが、あなたの場合にはかなりの決心が必要でしょう。 十分考えて決められてください。また疑問点があればこの掲示板で質問を、また直接相談だけでも診察にいらしていだだいてもよいでしょう。 |
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