こんにちは

 

新潟市中央区の漢方専門 西山薬局・薬剤師ゆみこです。

 

胃もたれ・食欲がない・ムカムカする・胃が痛い・・・など

 

「胃」のトラブルのご相談にいらっしゃる方もたくさんいます。

 

 

胃下垂や胃アトニーなどの胃腸のトラブルの改善に

 

漢方薬がとっても良いってご存知でしたか?

 

 

今回は、胃下垂・胃アトニーについて書きますね。

 

 

胃下垂は、

 

胃の下端が正常な位置よりも異常に下まで垂れ下がっている状態のこと

 

ひどい場合は、へそのあたりや骨盤の位置まで落ち込むことがあります。

 

胃そのものの位置が変わるわけではなく、胃の上部は正常な位置にあります。
 

胃下垂かどうかは、胃のバリウム検査(X線検査)によってすぐに診断がつきます。

 

「胃下垂ですね」と医師から言われて驚く方もいらっしゃいますが、

 

検査をうける人の1割程の方に胃下垂がみられるというデータもあります。

 

胃下垂は病気ではないので、基本的に治療などは行われません

 

胃下垂ときくと「食べても太らない」「やせの大食い」といった

 

羨ましいようなイメージもありますが、

 

胃下垂の方は胃の運動力が弱く、胃痛や胃もたれなどを引き起こしやすかったり、

 

胃が下がっていることで腸が圧迫されてい、胃だけでなく腸も働きが鈍って

 

消化活動に支障をきたしてしまうこともあります。

 

強い症状ではないけれど、

 

「胃の不快な症状」で悩まれている方も多いものです。

 

胃下垂になる原因を大きく3つにわけると、

 

暴飲暴食心理的要因身体的要因とがあります。

 

胃下垂は、胃の中で消化されずに残った残留物がたまって、

 

その重みで胃が引き伸ばされることによっておこります。

 

つまり、食べ物を一度に大量に食べて消化が追い付かないという時(暴飲暴食)や、

 

ストレスなどで胃の働きが鈍くなり、消化がうまく進んでいない時や、

 

また、胃を支える筋肉が弱い・姿勢が悪いと起こりやすいと言えます。


 

 

 

胃アトニーの正式名称は、「機能性胃腸症(もしくは機能性ディスペプシア)」。

 

その名の通り、胃の蠕動運動の機能が低下してしまう病気のこと

 

食物を腸に送り出せなくなり、

 

胃の中に食物が長い間残ってしまい消化がすすまない状態になります。

 

症状としては、食後に胃がもたれる、あまり食べていないのに胃が苦しくなる、

 

たくさん食べられない、消化が悪く栄養が足りていない、

 

食事以外でも何もしていないのに胃が痛い、胃がひきつるように感じる、

 

みぞおちの辺りに痛みや膨満感があるなどがあります。

 

胃アトニーの原因には、ストレスやピロリ菌の感染暴飲暴食

 

などが挙げられます。

 

 

 

漢方では、胃下垂も胃アトニーも

 

「脾(ひ)」の働きが弱くなったために起きた疾患だと考えます。

 

私たちの体は、食べ物・飲み物を消化吸収することで、

 

エネルギーや血をつくりだして生命を維持しています。

 

漢方では、「脾(ひ)」は西洋医学の脾臓ではなく、

 

胃腸の機能のことを指し、エネルギーを作り出す源と考えています。

 

脾の働きが低下すると、生命力を維持するエネルギーが不足して、

 

心身ともにに疲れやすくなったり、免疫力が低下したりします。

 

 

 

脾を補う漢方薬には

 

 

 

「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」「六君子湯(りっくんしとう)」

 

「香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)」「参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)」

 

「平胃散(へいいさん)」「茯苓隠(ぶくりょういん)」「人参湯(にんじんとう)」

 

「真武湯(しんぶとう)」「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」「安中散(あんちゅうさん)」

 

「乾姜人参半夏丸(かんきょうにんじんはんげがん)」

 

などたくさんの処方があります。

 

また、体質・タイプによっては消化分解を助けて、脾の負担を軽くする

 

オリエンタルハーブティーの「晶三仙(しょうさんせん)」を用いることもあります。

 

 

 

胃下垂・胃アトニーの改善には養生は欠かせません!

 

「腹八分目」で、とにかくよくかんで(一口30回)食べる。

 

生のもの、冷たいもの、冷凍のものは控える。

 

コーヒーやアルコール、たばこはやめる。

 

脂っこいものや肉類、洋食品や加工食品は消化吸収しにくいので控えめに。

 

甘いものも控えめに。

 

漢方では、高糖質、高たんぱく、油っこい、冷たいものは消化吸収しにくいので、

 

脾の機能を低下させると考えます。

 

 

野菜や穀物中心の食事にすると、胃腸の負担が軽くなります。

 

胃腸の負担が軽くなれば、消化吸収力が高まり胃腸が丈夫になるのです。

 

「脾(ひ)」はエネルギーを作り出す源。

 

脾が強くなれば内臓が強くなります。

 

内臓が強くなれば体全体が丈夫になります。

 

体の健康維持に最も重要な役割を果たしている「脾」。

 

 

 

大事にしてあげたいものですね。

 

 

今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

新潟市中央区の漢方専門 西山薬局・薬剤師ゆみこでした。

 

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